SIGGRAPH 2010
コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術,バーチャルリアリティ技術の学会,SIGGRAPH。その2010年版となる「SIGGRAPH 2010」は,北米時間7月25〜29日の会期で開催中だ。4Gamerでは,ゲームに関連した内容はもちろんのこと,将来のゲームに結びつくかもしれない技術などを,多角的にレポートしていく。
- 関連サイト:http://www.siggraph.org/s2010/
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[SIGGRAPH]複合現実やプロシージャル,3Dスキャナなど,最先端技術を使った「製品」を紹介する,一般展示セクションレポート(2)
SIGGRAPH 2010の一般展示セクションレポート後編をお届けしよう。ゲームに関係ありそうなところだと複合現実の応用デモやプロシージャル技術による都市生成エンジンなど興味深い展示が行われている。そのほかにも,デジカメを使った3Dスキャナや新興GPUメーカーの動向なども紹介する。
[SIGGRAPH]製品化前の次世代バーチャルリアリティ技術が盛りだくさん。「Emerging Technologies」展示セクションレポート(2)
何もない空中で指を動かすだけで入力できるキーボードや,シャボン玉を画素にしたディスプレイなど,SIGGRAPH会場で製品化される前の最先端技術を展示しているのが,「Emerging Technologies」セクション。そのレポート第2弾を掲載しよう。何に使えるのかよく分からないが,面白そうな技術が満載だ。
[SIGGRAPH]パッシブ型でフル解像度の3D立体視や“CG操り人形”システムに注目。一般展示セクションレポート(1)
SIGGRAPHの一般展示セクションには,4Gamer読者にもなじみ深い大手企業が大挙してブースを出展するのが慣例だ。今回はそのなかから,偏光グラスを使ったパッシブ型の3D立体視技術ながら“フル解像度”が得られるというシステムに,Pro仕様の3D Visionや,CGキャラクターをリアルタイムで操作できる“操り人形システム”を紹介してみたい。
[SIGGRAPH]製品化前の次世代技術が目白押し。魔法のクッキーからインタラクティブな裸眼立体視まで,「Emerging Technologies」展示セクションレポート(1)
SIGGRAPHでは,まだ研究段階にある最先端技術が,「Emerging Technologies」(エマージングテクノロジーズ)として出展される。「これはすごい」と思えるものから,「何に使えるだろう」と考え込んでしまうものまで,内容は実にさまざま,今回は,その中からいくつかを選んでレポートしたい。
[SIGGRAPH]CG映像の祭典「エレクトロニックシアター」公開〜見応えある入選作をムービー中心で紹介(後編)
7月31日に掲載した前編に引き続き,SIGGRAPH 2010の「エレクトロニックシアター」で上映された,「コンピュータアニメーションフェスティバル」の入選作を紹介していきたい。なかには学生最優秀作品や審査員特別賞を受賞した作品もあるので,お見逃しなく。
[SIGGRAPH]CG映像の祭典「エレクトロニックシアター」公開〜見応えある入選作をムービー中心で紹介(前編)
SIGGRAPH 2010では毎年,CGムービーのコンテスト&上映会が開催され,優秀作品は「エレクトロニックシアター」という看板イベントで上映される。今回はそんな入選作のなかから,とくに見応えのある作品について,実際のムービーを交えながら前後編で紹介してみたい。
[SIGGRAPH]Khronos,OpenGL 4.1を発表。カンファレンスからその詳細を確認する
OpenGLを統括するKhronos Groupは,SIGGRAPH 2010に合わせて「OpenGL 4.1」を発表した。進化の速度ではDirectXの後ろを追い続けてきたOpenGLだが,今回は「DirectX 11を抜いた」と,その先進性が力強くアピールされているのがトピックだ。では,何が新しくなったのか。発表会の内容から詳細をチェックしてみよう。
[SIGGRAPH]「4原色」の次は「5原色」。シャープがRGB+黄+シアンの5原色パネルを公開
吉永小百合さんが「すみません,今までのテレビでは……」と,申し訳なさそうに,かつ挑発的にアピールする“4原色”パネル「クアトロン」のTVCFを見たことがある読者は多いだろうが,SIGGRAPH 2010でシャープは“5原色”パネルを公開していた。自然界で知覚できる物体色のほぼすべてをカバーすると鼻息も荒い。
[SIGGRAPH]次世代PSPは360°全方位立体視に対応か。ソニー,SIGGRAPH 2010で「視差数360個&360°裸眼立体視対応」の小型LEDディスプレイを公開
ロサンゼルスで開催中のSIGGRAPH 2010において,ソニーは360°全方向からの立体視が可能な新しいディスプレイを公開した。現在は研究段階だが,将来的にはゲーム機を始めさまざまな用途に応用できると期待されるこの新技術。現段階で分かっていることをレポートしたい。
[SIGGRAPH 2010]これからの3Dグラフィックスは物理ベースのレンダリングへ。ところで,物理ベースのレンダリングとは何か
従来の3Dゲームグラフィックスは,見栄えと表示速度が優先され,物理的な正確性はあまり問われなかった。そのため,ライティングの条件などをちょっと変えるだけで見え方が不自然になり,そのつどデザイナーが微調整をしなくてはならなかったのだ。というわけで,提案されているのが,物理ベースのレンダリングだ。その詳細をレポートしよう。
[SIGGRAPH]CGとバーチャルリアリティ技術の学会「SIGGRAPH 2010」開幕
コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術,バーチャルリアリティ技術の学会としては世界最大級のSIGGRAPH。その2010年版となる「SIGGRAPH 2010」が北米時間7月25日に開幕した。4Gamerではその模様を西川善司氏によるレポートでお届けしていくが,第一報として,まずは現地の模様をお伝えしたい。