4Gamer 女子部（仮）
プレイレポート
［プレイレポ］“ときめくと死ぬ病”を恋で克服!? Switch版「Glass Heart Princess」で味わう，あのドキドキの恋
オトメイトの名作をNintendo Switch向けに展開する“オトメイト グラフィティ”のラインナップの1つとして，「Glass Heart Princess for Nintendo Switch」が2026年1月29日に発売される。 |
本作は，2012年12月発売の「Glass Heart Princess」と，その後日談や追加イベントを描いた2013年11月発売のファンディスク「Glass Heart Princess:PLATINUM」をまとめて楽しめるパッケージだ。
ときめくと死んでしまう【硝子の心臓症候群（グラスハートシンドローム）】を患う主人公が，リハビリを兼ねて“初めての恋”に挑む物語を余すところなく体験できる。
本稿では，「Glass Heart Princess」および「Glass Heart Princess:PLATINUM」南国リゾート編の序盤プレイレポートをお届けする。恋の行方など直接的なネタバレは避けているものの，物語に関する記述や画面写真が含まれるため，予備知識なしで楽しみたい人は注意してほしい。
「Glass Heart Princess」
心臓を鍛える方法は，ステキな殿方とのデート！
「Glass Heart Princess」の主人公は，名門エリート校に通う完全無欠のお嬢様。しかし学業を優先するあまり恋愛経験がなく，「恋はまだ無理」と思っていた。そんな彼女は，高校生活最後の夏休みを執事の柾木真之介，メイドの千賀皐月とともに避暑地で満喫していた。
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しかし休暇中，主人公は突然謎の心臓発作で倒れてしまう。かろうじて一命を取りとめたものの，医者から告げられた病名は【硝子の心臓症候群】──心拍数が一定を超える＝ときめくと死んでしまう奇病だった。
症例が少なく，このまま進行すれば余命は4か月ほど。唯一の治療法は“心臓を鍛えること”，つまり恋をしてときめきに耐える力をつけること……。主人公は病を克服するため，生まれて初めて命がけの恋に挑むことになる。
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不治の病に見舞われながらも，前向きに治療へ向き合うお嬢様は気丈そのもの。応援したくなる魅力にあふれている。
さらに，漫画やアニメが大好きなオタク気質の皐月など，個性的なキャラクターたちとのテンポよく明るい掛け合いが続き，全体としてコミカルで心温まるストーリーが楽しめるのも本作の魅力だ。
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恋のお相手となるのは，一筋縄ではいかない個性派ぞろい。彼らとデートを重ねて心臓を鍛えつつ距離を縮めていくことで，ときにコミカルに，ときに胸が苦しくなるようなドラマチックな恋が体験できる。
柾木真之介（CV：KENN）
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烏丸幸斗（CV：鈴木達央）
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朝比奈天馬（CV：羽多野 渉）
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星野彼方（CV：宮田幸季）
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なお主人公には，父が決めた“年下の婚約者”が存在する。物語では彼と出掛けたり，交流を深めたりできる。
道明寺 凱（CV：松岡禎丞）
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本作ならではの特徴が，主人公の心拍数を可視化するハートビートメーター（HBM）だ。主人公の「ときめき」「照れ」「驚き」で数値が上昇し，限界を超えるとゲームオーバーになるというスリル満点の仕様になっている。心拍数は週のはじめにリセットされ，70まで回復する。
メニュー画面では，この生命にも関わる重要パラメータを確認可能。各種パラメータは，使用人たちとの“訓練”パートで強化できる。
お嬢様の1週間は「3回の訓練」と「1回のデート」というサイクルで進行。訓練でしっかり能力を育てていくことで，デートをより安全に，そして魅力的に楽しめるという“自分磨き”の要素が非常に熱い。
序盤はチュートリアルとして進むため，1週間の流れを実際に体験しながら理解できるのも嬉しいポイントだ。
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限界心拍数【HB-Limit】は，HBMで示される“心臓が耐えられる上限値”のこと。真之介との【トレーニング系】では心拍経験値【HB-Exp】が獲得でき，一定量たまるごとに【HB-Limit】が＋10されていく。
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恋愛知識【L-int】は，皐月との【講座系】で上昇するパラメータ。高いほど“ときめきイベント”の予測精度が上がり，心拍ダメージを抑えられるほか，ランク次第では選択肢が変化することもある。
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ただし，無理は禁物。【休憩系】コマンドで心拍数を下げられる。経験値は入らないが，“イメージ”を変化させられ，相手の好みに合えばデート評価が上がる点は魅力だ。
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「デートイベント」では選択肢が発生し，内容次第ではHBMが上昇する。心臓が耐えられるかを考えながら選ぶこともポイントだ。
なお，初デート（仮）のお相手は，主人公を支え続けてきた真之介。お嬢様にとって馴染みの相手でありながら，“ときめき”による心臓へのダメージが随所に仕込まれており，思わずキュンとさせられる。
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学園生活が始まる9月には，主人公の恋人候補たちとの出会いが待っている。真之介を除く攻略対象キャラクターの初回CGが表示されると画面上にキューピッドが登場し，アナログスティックで矢を放つことで恋のお相手を決められる。
恋に落ちる瞬間は，相手の意外な一面に触れたり，どこか運命めいた展開が用意されていたりと，憧れの王道シチュエーションが満載だ。
なお，誰にも矢を当てられなかった場合でも，幸斗，天馬，彼方の3人のなかから選べる選択肢が表示されるので安心してほしい。
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本作のデートはバリエーション豊富で，さまざまな場所に出掛けられる。服装も多彩で，執事服や制服から一転した私服姿にドキッとする場面も。
会話するなかで縮まる距離，じわじわ上がる心拍数，そして“ときめいたら死ぬ”というスリル……あらゆる意味でドキドキを味わえるのが魅力だ。
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また，デート以外にも学園生活ならではのイベントが盛りだくさん。学園祭では，真之介，幸斗，天馬，彼方の4人によるアイドルグループ【Glass Heart Prince】が結成され，主人公はそのプロデューサーを務めることに！ どのようなステージが見られるのか，ぜひプレイして確かめてほしい。
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余談だが，真之介，幸斗，天馬，彼方のキャストが歌う主題歌「Steel Your Heart」など，本作の楽曲は今聞いてもキャッチーで色あせない名曲揃いだとあらためて感じた。
「Glass Heart Princess:PLATINUM」
追加エピソードがとにかく充実！
ファンディスク「Glass Heart Princess:PLATINUM」には，4泊5日のリゾート島で過ごす「南国リゾート編」や，本編ハッピーエンド後を描く「アフターストーリー」を収録。さらに，2人の男性とのデートを同時に体験できる「トライアングルデート」，キャラクターたちの裏側に迫るフルボイスの「サイドストーリー」，メイド・皐月の視点で描かれる「皐月編」など，作品世界を深く楽しめる多彩なコンテンツがそろっている。
「PLATINUM」からプレイを始めるのも可能だが，本編をとおしてキャラクターの関係性や心情の流れを知っていると，物語の魅力をより深く味わえるはずだ。
※「アフターストーリー」は本編のネタバレを含むため注意してほしい。本編をクリアしてからのプレイがおすすめだ
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南国リゾート編は，本編の文化祭後に続くエピソードだ。アイドルグループ【Glass Heart Prince】としてライブを成功させ，学園祭人気投票で1位を獲得したお嬢様たちは，理事長からの【特別賞】として，学園所有のリゾート島で4泊5日のバカンスに招待される。
お嬢様は“【一夏の経験】”を胸に，リゾート島へ向かうことに。
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リゾート島で物語が展開していくため，豪華なホテルや美しいビーチなど，非日常感あふれる空間でのひとときを味わえるのも魅力だ。甘い時間はもちろん，本編同様にキャラクターたちのコミカルな掛け合いも楽しめるのでお楽しみに。
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本作は現在，全国の店舗や各種通販サイトで予約を受け付けている。予約すると，2012年発売の「Glass Heart Princess」と2013年発売の「Glass Heart Princess:PLATINUM」の限定版パッケージイラストを使用した，通常版ソフトサイズのスリーブケースがもらえる（数量限定）。
さらに，オリジナル版の限定版特典ドラマCD「ロスト:緊急時対応能力テスト」「街を救え、ヒーロー集合大作戦！」の復刻盤が付く“特装版”も用意。店舗ごとの特典もいろいろ揃っているので，気になる人は公式サイトもチェックしてみてほしい。
（C）IDEA FACTORY/DESIGN FACTORY
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