RTSブームの先駆けとして,今なお高い人気を誇る「Command&Conquer」シリーズ。その最新作となる
「Command&Conquer Generals」(以下,Generals)は,最新の技術を結集した「SAGE Engine」を使用しており,シリーズ発のフル3D化を達成。映像面での演出が格段にパワーアップしている期待のRTSである。
Electronic Artsのブースの端のプレゼン用ルームにて公開されていたのは,デモンストレーション用のプレイアブルな簡易バージョン。来場者が自由に触れるのではなく,プレゼンターが用意されたユニットなどを動かしながら,その映像を部屋の正面に設置した大きなプロジェクターに映し出し,各要素の説明を行っていくという形でゲームの紹介が行われた。戦車や歩兵の戦闘から始まり,空軍の支援や核ミサイルの発射の描写まで,あらゆるシチュエーションを織り交ぜたプレゼンテーションに,集まったプレスや一般客の多くは作品の映像的な演出の素晴らしさに感嘆の声を漏らしている様子だった。
戦車や歩兵など,地上ユニットのアクションの細やかさもさることながら,空軍の支援を要請したときに,戦闘機がジェット雲を帯びながら駆けつけてきたりと,挙動や特殊効果の細部に至るまで,あらゆる演出がとにかく格好良く,ミリオンセラーを記録してきたブランドとしてのこだわりを感じることができた。
Generalsのプレゼンテーションは非常にサービス精神の旺盛なしっかりした内容で,「ちょっとこの歩兵をひき殺してみましょう!」と歩兵の集団にバギーを特攻させて軒並みひき殺したり,「この一帯をナパーム弾で爆撃してみましょう!」と,敵の陣地を爆撃機で焼き払ったり,果ては「核ミサイルもイイ感じなんです!」と核ミサイルを発射してみたりと,集まったプレスを爆笑の渦に巻き込んでいた。
システム面での話も少ししておこう。Generalsでは,
用意された9種類の将軍の中から一人を選ぶことができ,それぞれに特殊な能力が用意されているらしい。例えば,"Chinese Secret Police General"は,隠れた敵のユニットを捕まえてしまう能力を持つなど,ゲームを面白さを広げるアクセントとして位置付けられるようだ。Age of Empiresにおける文明特性などと近い扱いなのかもしれない。
発売日は2002年の12月を予定しているようだ。開発が順調に進めば今年のクリスマスには遊べるようになるというわけだ。さらなる作り込みを期待しながら,今後,詳しい内容についての続報を待ちたい。(TAITAI)
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