イベント
「リネージュII」次期大型アップデートは4月! 2009年の2大ニュースが早くも発表された「エヌ・シー・ジャパンが行く! in 東京」レポート
7月に行われた福岡大会を皮切りに,2008年下半期の間,全国各地で開催された本イベントも,今回で終わり。東京大会では,一連の流れを締めくくるかのように,リネージュII次期アップデートの概要,および注目が集まっている新作MMORPG「Aion: The Tower of Eternity」の日本展開予定などが,来場した620人のリネージュファンの前で公開された。
飛空艇と新インスタンスダンジョンが核となる「グレシア大陸」とは? 「セカンドスローン アルティメット 天空の覇者」アップデート
・開発当初から企画されていた飛空艇の実装
・プレイヤーが羽根を持つ姿に変身し,空中戦が可能になる
・第3のドラゴン「風竜リンドビオル」の登場
・従来の攻城戦と異なる「領地戦」の実装
また,グレシア大陸には二つのインスタンスダンジョンが登場する。その一つ「不滅の種」は,まずプレイヤーがモンスターを駆逐することで占拠可能。占拠後は,逆に攻めてくるモンスターからダンジョンを防衛することになるという。もう一方の「破滅の種」は,竜族によって支配されているダンジョンで,周期により攻撃と防御が入れ替わるシステムを採用しているとのことである。
日本からの熱い要望が企画に結実! 「クリエイティブ コミュニケーション」総集編
集計された意見で,全体の70%を占めたのは「コンテンツ開発関連」で,システム仕様やスキルバランス,狩り場など,ゲームの根幹部分に対する関心が高いことが窺えた。また22%を占める「サービス関連」では,付加サービスに対する関心が最も高い。そのほかの意見としては,「アデナください」「私はザケンです」といったネタ的な内容が順次紹介されたが,極めつけとなったのはミンス氏に対する「あんた誰だ?」というもの。ミンス氏も,これを見たときには絶句したことだろう。
また,こうした意見が実際に開発陣に伝えられた結果,どうなっているかの経過報告も行われた。インスタンスダンジョンについての意見に対しては,データ的に見ても非常に人気の高いコンテンツであることを踏まえ,各レベル帯に合わせてクリアするまで楽しめるようなものを用意したいとのこと。
イベントについては,現在行われている「捕らわれのクリスマス?!」を皮切りに,日本が世界初出となるようなものを増やしていくことが宣言され,開発中のキャラクターも公開された。なお,次回はバレンタインイベントあたりを予定しているそうだ。
人気の高い戦争については,従来の攻城戦と次回アップデートで実装される領地戦の,さらに上位段階としてサーバー間戦争の企画が進行中であることが明らかになった。なお領地戦は,城をベースにした領地全体のプレイヤーが名前やレベルなどを隠して戦うというコンテンツ。攻城戦とは異なり,レベル40以上のキャラクターなら参加可能で,先行して実装した韓国でも大変盛り上がっているとのことだ。サーバ間戦争は,領地戦を拡大したような内容を予定しているという。
加えて,すべてのキャラクターモデルを,あとから実装されたカマエル並みのクオリティにすることをはじめ,メガネの追加,新しい髪型/スタイル,可愛いアガシオン/ペット,オークション機能,酒場などのコミュニティスペース,結婚システムなどの企画/開発が進行しているとも発表された。最後にミンス氏は,プレイヤーそれぞれが歴史の主人公であるかのような,体が震えるような感動を与える物語としてリネージュIIを提供していきたいとコメントした。
12英雄が参戦! 「エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状」拡大版ほか来場者参加イベントも盛りだくさん
それでは来場者が実際に参加したイベントをレポートしていこう。まずは来場者が全員参加できた「アデン大陸リプレイクイズ」。これまでは,リネージュIIのスクリーンショットをもとに問題が出題されていたのだが,今回は動画である。上映された動画の中から内容の一部を問う形式で,各イベントの合間に全3問が出題された。文章では表現が難しいのだが,いずれも思わせぶりな引っ掛けが多く,1問目はスキルのエフェクトとモーションからキャラクターのクラスを判別するもの,2問目は特定のオブジェクトの数を,3問目は特定のキャラクターが最初に取った行動を四つの選択肢の中から答えるものだった。
意地悪ではあったものの,問題数が少なかったため,当てずっぽうで答えて全問正解できた運のいい人もいたかもしれない。
どこかのチームに攻撃を仕掛けると,別のチームに攻撃されるといった展開で,序盤は慎重な動きが見られた。しかしフィールドが狭くなるにしたがい,有利となったのは背後を取られないよう正方形の角に上手く陣取ったチーム。開始20分後,行動範囲が最も狭くなると攻撃/回復スキルの応酬で画面はエフェクトだらけ,何がなんだか分からなくなったものの,最終的に兎チームのエアーズカフェ大宮店が勝負を制した。
最後のイベントとなる「エヌ・シー・ジャパンからの挑戦状」は,これまでに開催されたものより規模の大きな拡大版。「黄昏」「黎明」の2軍とNCJ軍の戦いだった従来の対戦から,今回は1軍増え,全4軍での攻防となる。
迎え討つエヌ・シー・ジャパン(NCJ)軍は,これまでの連敗を踏まえ,リネージュIIのサーバー名ともなっている12人の英雄キャラクターを用意して迎え撃った。
来場者側はアデン軍/エルモア軍/グレシア軍となり,1軍あたり27名の計81名でアデン城に攻め入る。3軍は一時的に共闘状態となっているが,いずれかの軍が城を支配した時点で解除され,互いに敵同士となる。
さて,攻城戦のあとはいよいよフィナーレとなるかと思いきや,冒頭で書いたとおり,新作MMORPG「AION」に関する発表があった。とはいえ,日本語のキャッチコピーが入ったムービーの初公開と,その最後に「2009年夏 日本上陸」とあっただけで,それ以上の情報は,今後の発表を待たなければならない。周知のとおり,AIONは2008年秋のサービス開始以降,韓国では同時接続者数20万人以上を記録した大ヒット作である。当然,日本のMMORPGプレイヤーからの注目が集まり,また期待も高まっているのだが,それだけにエヌ・シー・ジャパンも慎重になり,余裕をもって展開しようという意向があるようだ。なにはともあれ,まずは具体的なスケジュールが決定している4月のリネージュII大型アップデートを待ちながら,今後のAIONの展開と2009年のオフラインイベントに期待したい。
- 関連タイトル:
リネージュ2
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