シリーズ第3作にあたる前々作「Need for Speed：Hot Pursuit」は，レーシングゲームの途中でパトカーに追いかけられるというアイデアがウケて，全世界で50万本をセールスした作品だ。「SHOX」と同じく「グランツーリスモ」に影響を受けたと思われる本作では，Lamborghini MurcielagoやFerrari 360を含める20種のスーパーカーを始め，日米欧の各メーカーとの契約により35種の一般車も登場する。

　"Need for Speedシリーズ"の特徴は，タイトルの通り"スピード感"にほかならないが，本作ではマルチプレイヤーモードで警官としてほかのプレイヤーを追跡できるうえ，馬力でも引けを取らないランボルギーニ仕様のパトカーまで登場するのが面白い。警官としてプレイすれば，バックアップを要請したりスピード違反車を食い止めるための柵やスパイクトラックを設置することも可能だ。もちろん警察同士の無線連絡は"敵"も傍受しているので，一筋縄ではいかない追いかけっこが楽しめるだろう。
　トラックは，長めに設計されたものが15種類あり，敵を欺くためのショートカット（近道）もフンダンに用意されている。さらにツリー形式で枝分かれしていくイベントが64種類あって，プレイヤーの選択によってボーナスで登場する車種なども変わってくる。また，PC版では報酬金でパーツを買うこともできるとのことだ。（Okutani）