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[G★2009]あの顔が東洋向けに変更に? 韓国向けにチューンされた「Warhammer Online」をG★2009会場でチェック
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印刷2009/12/04 16:20

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[G★2009]あの顔が東洋向けに変更に? 韓国向けにチューンされた「Warhammer Online」をG★2009会場でチェック

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 G★2009(G-Star 2009)のNHNブースにて,Mythic Entertainmentが開発するMMORPG「Warhammer Online: Age of Reckoning」がプレイアブル出展されていた。韓国ではNHNによるパブリッシングで,現在ローカライズ作業が進められているタイトルだ。

 実はこの韓国版Warhammer,単にメッセージ部分を翻訳しただけではない。韓国ユーザーの趣向に合わせる形で,ゲーム仕様を一部調整しているのだ。簡単にいうと,ちょっと濃すぎて東洋受けしそうになかったWarhammerのキャラクターの顔などがアジア向けに描き直されたのだ。似たようなプロジェクトとしては,過去に「EverQuest II」をアジア向けにチューンした“EAST”バージョンなどがあるが,はたしてWarhammerがどのような変貌を遂げているのか,日本ファンにとっても気になるところだろう。

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 肝心の具体的な変更箇所についてだが,現在は主にこれらの項目が実装されている。

  • フェイスパターンが追加
  • キャラクター選択画面のポーズが変更
  • BGMとSEが一部追加
  • 攻撃やスキル発動の際の画面エフェクトが派手に

 Warhammerファンにとって最も気になるのは,やはりフェイスパターンの追加だろう。MMORPGにおけるフェイスパターンとは,文字どおりそのタイトルの“顔”になる部分で,極端な変更はゲーム全体としての印象すら変えかねないからである。しかも,ただでさえ骨太なMMOとして知られるWarhammerの,“あの”グラフィックス。個人的にはどちらかというと,期待しつつも若干不安も覚えた第一印象であった。

 それでは心の準備を整えたうえで,変更後のフェイスパターンを見てみよう。

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 意外と変わってないと思うか,かなり変わっていると思うかは人それぞれだろう。個人的にはもう一息変更してもよかったのではないかと思ったので,担当者に聞いてみると,今回のお披露目はあくまでもカルチャライズの“様子見”なのだそうだ。グラフィックスデザインの変更が,非常に繊細な作業であることを知っているMythicとNHNは,ユーザーからのフィードバックを吸収しつつ,少しずつ修正作業を進めているのだ。なので本当の意味でのカルチャライズが施されるのは先の話になりそうだが,長期的に見るとユーザー主体のよい方法だと思える。
 また,その開発スタンスをバックアップしてくれるNHNに対しても,TERAの開発報告進捗会と同様,個人的によい印象を受けた。

更新されたエフェクトの例
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 G★2009のWarhammerブースでは,レベル40のキャラクターがオーダー/デストラクション別に8台ずつのPCで用意されていて,席に着くやいなやRvRが楽しめるようになっていた。

 ブース内をじっくり観察してみたのだが,初めてWarhammerに触れる来場客にとって,カルチャライズが施されたかどうかなど,そもそも意識すらしていないようである。このバージョンこそ,彼らにとってのWarhammerなのだ。わざわざマウスの左ドラックでキャラクターの正面を映し,さらにヘルメットを脱いでフェイスパターンを確認するような人も,一人も見かけなかった。でも,それでよいのだと思う。

 来場客の大半は,スタッフに自ら質問したり,インストラクションカードを繰り返し確認したりするまでもなく,RvRのプレイをスムースに受け入れ楽しんでいた。コアなプレイヤーが多いというより,3DタイプのMMORPGの操作方法など,もはや知識として常識レベルなのだろう。

 一時期,Warhammer日本版のローカライズ作業が進んでいたようだが,最近はさっぱり聞かなくなってしまった。このようなゲームショウの盛り上がりと国内の反応をこうして見比べると,悔しいが納得せざるを得ない。ユーザー本位の運営元で存分に遊べる韓国のユーザーが,とても羨ましく思えた。

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