イベント
[G★2009]あの顔が東洋向けに変更に? 韓国向けにチューンされた「Warhammer Online」をG★2009会場でチェック
実はこの韓国版Warhammer,単にメッセージ部分を翻訳しただけではない。韓国ユーザーの趣向に合わせる形で,ゲーム仕様を一部調整しているのだ。簡単にいうと,ちょっと濃すぎて東洋受けしそうになかったWarhammerのキャラクターの顔などがアジア向けに描き直されたのだ。似たようなプロジェクトとしては,過去に「EverQuest II」をアジア向けにチューンした“EAST”バージョンなどがあるが,はたしてWarhammerがどのような変貌を遂げているのか,日本ファンにとっても気になるところだろう。
肝心の具体的な変更箇所についてだが,現在は主にこれらの項目が実装されている。
- フェイスパターンが追加
- キャラクター選択画面のポーズが変更
- BGMとSEが一部追加
- 攻撃やスキル発動の際の画面エフェクトが派手に
Warhammerファンにとって最も気になるのは,やはりフェイスパターンの追加だろう。MMORPGにおけるフェイスパターンとは,文字どおりそのタイトルの“顔”になる部分で,極端な変更はゲーム全体としての印象すら変えかねないからである。しかも,ただでさえ骨太なMMOとして知られるWarhammerの,“あの”グラフィックス。個人的にはどちらかというと,期待しつつも若干不安も覚えた第一印象であった。
それでは心の準備を整えたうえで,変更後のフェイスパターンを見てみよう。
また,その開発スタンスをバックアップしてくれるNHNに対しても,TERAの開発報告進捗会と同様,個人的によい印象を受けた。
ブース内をじっくり観察してみたのだが,初めてWarhammerに触れる来場客にとって,カルチャライズが施されたかどうかなど,そもそも意識すらしていないようである。このバージョンこそ,彼らにとってのWarhammerなのだ。わざわざマウスの左ドラックでキャラクターの正面を映し,さらにヘルメットを脱いでフェイスパターンを確認するような人も,一人も見かけなかった。でも,それでよいのだと思う。
来場客の大半は,スタッフに自ら質問したり,インストラクションカードを繰り返し確認したりするまでもなく,RvRのプレイをスムースに受け入れ楽しんでいた。コアなプレイヤーが多いというより,3DタイプのMMORPGの操作方法など,もはや知識として常識レベルなのだろう。
一時期,Warhammer日本版のローカライズ作業が進んでいたようだが,最近はさっぱり聞かなくなってしまった。このようなゲームショウの盛り上がりと国内の反応をこうして見比べると,悔しいが納得せざるを得ない。ユーザー本位の運営元で存分に遊べる韓国のユーザーが,とても羨ましく思えた。
- 関連タイトル:
Warhammer Online: Age of Reckoning
- この記事のURL:
キーワード
Electronic Arts, EA, EA SPORTS, EA SPORTS BIG, POGO, Dark Age of Camelot, and Realm vs. Realm are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. Games Workshop, Warhammer, Age of Reckoning and all images, races and characters from the Warhammer universe are either TM and/or (c) Games Workshop Ltd 2000-2007, variably registered in the UK and other countries around the world. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.