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「マビノギ」7周年オフラインイベント開催。「ジェネレーション16」の発表やコスプレイベント大盛り上がり
今回のイベントは招待制で,事前の抽選に当選した約420名が会場に集まった。「イソッチ」の愛称でお馴染み磯村知美さんが司会を務め,運用チームから平原亮太氏,マーケティングチームから朽木香菜子氏が登壇してイベントが進行していく。まずは会場でも流されたオープニングムービーを掲載しよう。
「マビノギ」公式サイト
「ジェネレーション16」は4月19日実装
「マクベス」をテーマに森の浄化が鍵に
物語はG15「ベルファストの商人」の完結直後からスタート。オーウェン提督の命により,フードを被った謎の男と共に「スカアハの洞窟」へと向かうことになる。鍵を握るのは謎めいた女性スカアハで,彼女は夜になると予知能力を持つ魔女に変身するという。物語の詳細はさすがに明かされなかったが,気になる人は本家「マクベス」で予習しておくのも面白いかもしれない。
「眩惑の森」では,森の浄化に挑むことができる。黒煙を上げる樹木を切ることで浄化が叶うのだが,それを阻止せんと次々とモンスターが登場。なかにはボス級の強敵も存在するというが,戦い抜けばエンチャントスクロールなどの報酬が手に入るという。
NPC「エレモン」は高飛車だが弱い一面もある姫君。「ルーラバダ」は今回のストーリーではマクベスに相当する存在で,光の騎士として知られているものの,裏ではひどい一面を持つとのこと |
NPC「スカアハ」は夜になると,予知能力を持った魔女になるという |
舞台となる「スカアハの海岸」は昼なお暗い,不気味な景観の土地。強敵が待つほか,プレイヤーにとってやりがいがあるさまざまなコンテンツが用意されている。
「クリスタルゴーレム」「アメジストゴーレム」はかなりの強敵だが,倒せば周囲で鉱物採取などが可能になるという。平原氏は「そのほかのモンスターもかなり強いものが出現しますが,倒せば交易に使える珍しいアイテムが入手できます。今からスキルとレベルを上げておき,森の浄化などとあわせて楽しんでください」とコメントし,G16の楽しさをアピールした。
アップデート「Genesis」は,「マビノギ」の変革の一歩
初心者に焦点を当て,戦闘システムやChapter1 G1「女神降臨」をリニューアル,新たな将来希望として「吟遊詩人」が導入されることが明かされた。
平原氏は現行の戦闘システムを「初心者が最初に接するコンテンツですが,壁になることもありました」と分析,「マビノギの良さを保持しつつ,今遊んでいるプレイヤーさんの確立した戦闘パターンに変化をもたらし,多彩な戦闘ができるようにする」ことを目標に,新しい要素の導入やユーザーインタフェースの変更などを行っていくと語った。同時に朽木氏は「これまでに親しんできた人たちに楽しんでいただきつつ,新しい人にも面白いと思ってもらえるようにしたい」と,現役プレイヤーを意識したアップデートであることを強調した。
これまでの「女神降臨」は人間以外のキャラクターではプレイできなかったが,「Genesis」によるリニューアル後はエルフやジャイアントでも進行可能になる。また,キーワードシステムが廃止されるほか,クエスト待機時間が大幅に減り,報酬は増加。パーティ専用だったダンジョンもソロで入場できるようになるなど,遊びやすさを重視した変更が加えられるという。
「吟遊詩人」は,「Genesis」で実装される予定の新たな将来希望だ。楽器を演奏してパーティを補助できるほか,楽器を使った戦闘のスキルを持つ。平原氏によれば,「これまでの将来希望の中でも,マビノギが持つ雰囲気に非常にマッチした」将来希望になるとのこと。会場では,「街に攻め寄せたモンスター軍に苦戦するパーティを,吟遊詩人の演奏が力づける」という内容のトレイラーも公開され,プレイヤーの気持ちを大きく盛り上げていた。
質疑応答
プレイヤーから集められた質問に平原氏と朽木氏が答える,質疑応答のコーナーも用意された。
Q.
「HackShieldを導入してからのフリーズなどを解決してほしい」
A.
「HackShieldは皆さんの財産を守るために導入しました。フリーズに関しては対応させていただきますので,サポートに連絡をください」
Q.
「交易の運輸手段として,象以外の動物はこないのか」
A.
「ラクダなど,個性豊かな動物を入れられないか検討中です」
Q.
「タラなど一部のフィールドが重いのですが,もう少し軽くならないか」
A.
「一部のフィールドが重くなる問題は開発チームも認識しています。修正予定ではありますが,日時は確定していません」
Q.
「オフラインイベントを東京以外の都市で開催したり,ネット配信したりなどはできないか」
A.
「こちらとしてもいろいろな場所で開催したいと思っていて,ネット配信なども検討はしています」
コスプレ大会を制したのは,なんと……?
コスプレ大会では各サーバー代表者2名の計12名が参加する予定だったが,諸事情により1名の欠員が出てしまった。そこで会場からコスプレイヤーを募ることになったのだが,急な話にも関わらず希望者が出るのが「マビノギ」プレイヤーの凄いところだ。昨年11月に行われた「ファン大感謝祭」のコスプレコンテストでも,参加者が多く集まったため枠が急遽倍以上に増やされたのは記憶に新しいところ。
大会のルールは,自分が所属するサーバー以外の代表者に投票するというもの。どのコスチュームも労作揃いで,なかにはイベント当日の午前6時まで衣装を作っていたという参加者もいるのだから,コスプレにかける熱意の強さが窺える。
そんななか見事優勝をつかんだのは,全身甲冑のコスプレをした「タルラーク」サーバーの「よづ」さん。圧倒的な質感と高度な制作技術が受賞の決め手となったようだ。
なお,優勝となった「モリアン」サーバーには「フェニックスの羽根剣(黒)」が,2位以下のサーバーにも「ミニサンダーバード」などが配布されることになったので,プレイヤーは公式サイトなどをチェックしてみよう。
最後に平原氏と朽木氏は「今年も盛り上がっていいイベントになったと思います」(平原氏),「ここまで盛り上がるとは思わなかったので,準備を頑張ってよかった。発展の年として,いろいろと変えていきたいです」(朽木氏)とコメントし,7周年イベントを締めくくった。
「マビノギ」公式サイト
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