ニュース
[E3 2004#093]シム人たちの人生をこっそりコントロール。「The Sims2」 | - 2004/05/16 09:42 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
これまで何度かお伝えしているように(「こちら」など参照),そんなシムピープルの続編が,この「The Sims2」だ。事実上のメイン会場ともいえるSouthホールのエントランスをくぐってすぐの場所に,毎年お約束で巨大なEAのブースがあるのだが,そのブースの壁面の一つを使って,これまた巨大なThe Sims2のイラストが描かれている。通路に面しているので,よほど気もそぞろでない限り,まず見落とすことはないという好位置だ。世界最大のゲーム会社EAの意気込みが感じられる場所だ。 大きな違いはまずグラフィックスで,3Dで描かれたシム人や,さまざまな角度から見ることのできる室内の様子,家具の描き込みなど,前作と比べて圧倒的にリアルになっている。必要以上に小さい水着を着たギャルたちなど,数名が思わず前の人を押し退けてモニターに接近してしまい,説明係のスタッフにたしなめられるほど。 また,前作では歳をとらなかったシム人たちだが,今度の彼らは,赤ん坊として生まれ,成長し,成人して結婚し,子供を生んで育て,年老いて死ぬ,というまるで我々と同じ経過をたどることになった。そのため,プロポーズや出産,入進学や就職など,前作以上にさまざまなイベントを発生させることができ,飽きることがなさそうだ。さらにデモムービーでは,両親のDNAが子供に引き継がれ,性格が似てくるところや,子供の頃,ぬいぐるみを解体して遊んでいた女の子が医学校に進学したりといった,本作の特徴がアピールされていた。 これらのアップグレードによって,プレイヤーはさらに深くシム人たちに感情移入することができるはずだ。 世界では大人気のシムシリーズなのだが,実のところ,日本市場では苦戦中(とはいえ世界規模で見て"苦戦中"というだけで,日本市場を考えると十分な数だが)。2004年9月発売予定のThe Sims2がこの状況を改善できるかどうか,今後の展開が気になるところだ。(松本隆一) →「The Sims2」の記事一覧は「こちら」 C 2004 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owners. All rights reserved. |
- 関連タイトル:
ザ・シムズ2
- この記事のURL:
(C)2004 Electronic Arts Inc. Electronic Arts, EA, EA GAMES, the EA GAMES logo and The Sims are trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in the U.S. and/or other countries. All Rights Reserved. All other trademarks are the property of their respective owners.