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[ECTS総力レポート#21]「UT 2004」は,さらにスポーツ感覚がアップ | - 2003/09/01 18:56 |
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E3 2003で初公開された「Unreal Tournament 2004」は,毎年恒例でバージョンアップされていく"Unreal Tournamentシリーズ"最新作である。 ECTS会場では,実際にさまざまなシナリオにトライできるようになっており,筆者が実際に遊んでみたのは,広大な砂漠を突っ走る何台ものトラックの屋根を伝って,敵の陣地にあるミサイルを奪い取るというものだ。ゲームモードは"アサルト"。これは,参加プレイヤー達が二つのチームに分かれ,一方がアタック側に,もう一方がディフェンス側になるというもの。Unreal Tournament初期作品に含まれていたモードが,久々にカムバックするわけだ。 ゲームが開始してまず気づいたのが,落ち着いたトーンの英国風アクセントによるコメント音声が使用されているということ。前作「Unreal Tournament 2003」では底抜けに明るい声の評判が悪く,これはファンの意見を汲み取った変更点といえそうだ。 トラックを1台1台乗り越えていくのは,それなりに注意が必要で,落ちると当然死んでしまう。Unrealエンジンらしく,自分の肉体が千切れ飛ぶのを見ながらリスタートボタンを押すというシュールな光景は今作も健在だ。リスポーンポイントも変更できるので,敵陣に近い場所に移動させておくのが得策だろう。 このほかのマップには,ギリシャ風のものや中国風のものなど世界をテーマにしたものが多く,前作のマップすべてと合わせて相当数のマップが取り揃えられることになる。 全体的に大きいものが多いのは,今回から操縦可能になったバギー,スコーピオン,ヘルベンダー,マンタといった乗り物を使ったマルチプレイヤーモードを想定しているからだろう。 武器にもいくつかの変更点が見られ,強力過ぎたスナイパーライフルは,発射後の噴煙でしばらく視界が遮られるようになった。これで連射しにくくなったのはもちろん,この煙によってスナイパーの居場所が確認しやすくなっているかもしれない。 また,デュアルピストルに変わってデュアルアサルトライフルが登場し,さらにスパイダーマインという爆弾を搭載したクモ型ロボットが新しく登場した。スパイダーマインは,一定範囲内に物体が近寄るまで動かないので,敵の車両が通過するまで待ち伏せさせておくという戦法が採れるようになっている。 今回は確認できなかったが,ターレット(砲台)の使用も,ディフェンス用兵器としては大きな改良点である。 屋外マップの山の険しさ,乗り物の使用などが「Tribes 2」や「Halo」を連想させるが,独自の世界を築いているUnreal Toournamentは,ゲーム競技大会などでも大きく取り上げられていくことになるのではないだろうか。発売は,2003年11月頃の予定となっている。(奥谷海人) →E3 2003での「Unreal Tournament 2004」に関するNewsは,「こちら」 →「Unreal Tournament 2004」の当サイト内の記事一覧は,「こちら」 |
- 関連タイトル:
アンリアルトーナメント 2004 日本語マニュアル付英語版
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Unreal(R) Tournament 2004 (C) 2004 Epic Games Inc. Unreal and the Unreal logo are registered trademarks of Epic Games Inc. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners. Unreal Tournament 2004 was created by Epic Games Inc., and Digital Extremes. Manufactured and marketed by Atari Japan K.K.