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[E3 2004#120]発売が延期されていた「Shade:WoA」新バージョンお披露目 | - 2004/05/16 20:07 |
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Cenega社もこのKentiaにブースを構えており,そのブース内で最も目立つように宣伝されていたのが,この「Shade:Wrath of Angels」だ。 本作はかなり前から数々のニュースで紹介されていたものの,グラフィックスをDirectX 9.0に対応させたり,それに伴いゲームデザインの変更にも踏み切ったりしたことを理由に,発売を2004年第3四半期まで延期していた。 しかし今回担当者に話を聞いたところ,2004年10月の発売はほぼ間違いないという返事をもらえた。本稿では,そんな本作を紹介しよう。 Shade:Wrath of Angelsは,デーモンの力を宿す主人公シェイドが四つの世界を舞台に冒険を繰り広げるアクションアドベンチャーゲームだ。ECTSのNews「こちら」の頃とはストーリーが大幅に変更されているので,あらためて紹介しておこう。 物語は,主人公に,弟から謎めいた不吉な手紙が届くというところから始まる。その手紙には小さな山間の町に来るようにと書かれており,封筒には謎の鍵が同梱されていた。これを読んだ主人公は,窮地に立たされた弟が恥も外聞もなく助けを求めてきたものだと思い込み,早急に旅立つのだ。 さてゲームが始まると,案の定謎めいた展開が主人公を待ち受けている。主人公は,"天使"と,砕け散ったいくつかの"魂"を求めて,現代,中世,古代エジプト,闇の国の四つの世界を順番に旅することとなるようだ。なおこれらの世界は場所も時代も異なり,最後の闇の世界では悪魔,天使,ミイラ,影などがひしめき合っているという。 ごくごく簡単にいえば,生きている弟に会うため,失敗は許されない旅を続けるという,今どき珍しい兄弟愛をテーマにした物語のようだ。 主人公が使用する武器は,剣や銃など約30種類が用意されている。なおこれらのアイテムは,モンスターを倒すことでも一定の確率で入手できるようだ。 ところで,実はこの主人公,なんとデーモンに変身する能力を持っている(昨年公開されたストーリーはデーモンに変身するのも納得の内容だったが,今回のストーリーラインではなぜ変身できるのか,あまり詳しいことは発表されていない)。 デーモンに変身すると,ルックスが変わるのは当然として,遠距離から攻撃可能な魔法を操れるようになる。ただし永遠に変身していられるわけではなく,変身中は青いゲージ(マジックポイントのようなもの)が減っていき,ゲージが切れると人間に戻るというシステムになっている。 とまぁ,アクションゲームとしても魅力的な本作だが,謎解きの要素も十分楽しめ,次の場所へ進むために,頭を捻らなければならない場面もしばしばあるようだ。 爽快なアクションとコンシューマライクな雰囲気,そして謎解きと,どこか我々日本人にマッチしていそうな印象の本作。最初の発表からはずいぶんと時間が経ってしまったものの,グラフィックスもDirectX 9.0に対応して一段と美しくなり,古臭さは少しも感じない。 なお本作はシングルプレイ専用だが,普通に遊んで優に30時間は遊べるとのことなので,そのボリュームもなかなかのもの。日本での知名度は「まだまだ」の本作だが,チェックしておいて損はないだろう。(halen) Shade:Wrath of Angels 発売日:2004年10月 メーカー:Cenega 動作環境:Windows 98/2000/Me/XP,PentiumIII/700MHz以上(Pentium4/2GHz以上推奨),メモリ 128MB以上(256MB以上推奨),GeForce2 MX 32MB以上(GeForce4 FX 256MB以上推奨),空きHDD容量 2GB以上 →「Shade:Wrath of Angels」の記事一覧は「こちら」 © 2004 Black Element Software s r.o. and CENEGA PUBLISHING s r.o. |
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Shade:Wrath of Angels
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