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SIGUMA氏がCPLワールドツアーに参戦! 日本初のプロゲーマーに
SIGUMA氏といえば,過去,当サイトでも幾度となくその活躍ぶりを報じてきた名うてのFPSプレイヤーだ。しばしば開催される週末のゲーム大会では常に高い成績(というかほとんど優勝)を残しているため,オン/オフラインを問わず彼の名を耳にしている人は多いはず。
また彼は,国をまたいだワールドワイドな大会でもメキメキ頭角を現しており,「ヘイロー ワールドワイド チャンピオンシップ 日本予選優勝」「同チャンピオンシップ 本戦5位」「アジア上位者大会 優勝」といった成績は,賞賛をもって各メディアで報じられた。こういった世界規模の大会での業績もあり,今ではメーカー主催のプロモーションイベントで目にすることも多いSIGUMA氏。個人のFPSプレイヤーとしては,名実共に日本で最も職業ゲーマーに近かった人物といっても過言ではないだろう。
<SIGUMA氏のプロフィール>
ハンドルネーム:SIGUMA
本名:寺部鉄兵(24歳)
出身地:愛知県
<主な成績>
ヘイロー ワールドワイド チャンピオンシップ 日本予選優勝
→当サイトの記事は「こちら」
ヘイロー ワールドワイド チャンピオンシップ 本戦5位
→当サイトの記事は「こちら」
ヘイロー アジア上位者大会 優勝
<そのほかの活動>
J-WAVE CREATIVE & COOL SESSION powered by Microsoft Office for Macintosh
Mac版 ヘイロー発売記念 スペシャル対戦イベント ナイト featuring SIGUMA
→当サイトの記事は「こちら」
その彼が,今回アスクのスポンサードにより,晴れて"日本人初のプロフェッショナルゲーマー"となった。SIGUMA氏とアスクの接点,またスポンサードに至った経緯は不明だが,筆者は2005年に入ってSIGUMA氏が,「今年は勝負かけますよ」と言っていたのを思い出した。「e-Sports」を推進していたテクノブラッドが,「CPL 2004 Winter」の日本予選開催を断念するというネガティブなニュースもあったこの時期,微妙な業界の空気をものともせず,氏は孤軍奮闘してスポンサーを勝ち取った。
一方,今回「e-Sportsを応援します」というスローガンを掲げて登場したアスクは,前述の通り,コンピュータの周辺機器メーカーとして,ビデオカードなどを中心に,国内外の多くのハードウェアメーカーと取り引きしている企業である。ちなみに当サイトでも,以前同社のゲーマー専用キーボード「Zboard」の発売ニュース(記事は「こちら」)を報じたことがあるので,社名を覚えている人もいるだろう(Zboardの発表会が,「CPL2004冬季大会日本最終予選」向けに設置されたLANパーティ会場のすぐ隣で開催されたのも,今にして思えば暗示的だ)。
さて「CPL2005 ワールドツアー」は,ご存知世界最大規模のコンピュータゲーム大会「Cyberathlete Professional League」の2005年大会。例年と違うのは,"ワールドツアー"として選手が世界各地を転戦する点だ。参加選手達は,1年弱をかけて初戦のトルコ大会(2005年2月)から最終戦のチリ大会(2005年11月)まで,まるでF1のように転戦することになる。
開催種目は,「Counter-Strike」「Warcraft 3」「Need for Speed Underground 2」「Painkiller」という,王道的タイトル2本,そして近年のトレンドといえるタイトル2本が選ばれている。我らがSIGUMA氏は「Painkiller」部門で参戦する予定だ。
参戦に先立ち,SIGUMA氏の個人サイト「SIGUMA.net」には,氏の意気込みと共に,参加スケジュールや海外の練習場所といった情報が掲載されている。今後もこのサイトには,各大会のレポートなども掲載されていくようなので,SIGUMA氏の後に続こうとするプロゲーマー志望者は必見だ。
今回の出来事は,今後こういったゲーム大会で,個人/チームのゲーマーをスポンサードしようと考えている企業にとっての試金石となる。決してプレッシャーをかけるわけではないが,結果によって,日本のPCゲーム業界,とくにe-Sportsの今後が大きく変わってくるのは間違いないだろう。SIGUMA氏の活躍に大いに期待したい。(Gueed)
「Painkiller」
→公式サイトは「こちら」
→紹介ページは「こちら」
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Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版
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マイクロソフト ヘイロー コンバット エボルヴ
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