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2015年は激動の年――「Soul of the Ultimate Nation」2015年上半期のロードマップについて,日本運営プロデューサーに聞いてみた
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印刷2015/01/27 00:00

インタビュー

2015年は激動の年――「Soul of the Ultimate Nation」2015年上半期のロードマップについて,日本運営プロデューサーに聞いてみた

4Gamer:
 次の「新コンテンツ追加」ですが,これはどういったものでしょうか。かなりザックリとした表現ですけど。

画像集 No.008のサムネイル画像 / 2015年は激動の年――「Soul of the Ultimate Nation」2015年上半期のロードマップについて,日本運営プロデューサーに聞いてみた
箕川氏:
 現在,プレイヤーの皆さんには,ゲーム内イベントやバトルゾーン内の各種コンテンツ,週末のGvGコンテンツを楽しんでいただいていますが,プレイヤーさんからエンドコンテンツ追加などの要望をいただくことがあります。そのテコ入れということで,ギルド単位のコンテンツや,ギルドに入っていなくても遊べるコンテンツを導入するというものです。

4Gamer:
 それは定期的に開催されるコンテンツを実装する,ということですか?

箕川氏:
 いえ,常時参加できるコンテンツとして導入します。もちろん,1日何回までとか,何時からスタートとか,多少の制限が付くかもしれません。たとえば,まだ企画段階ですが「モントシャイン城を守るイベント」というものがあります。これが採用されるかどうかは分かりませんが,押し寄せてくるモンスターからモントシャイン城を守るといったものになると思います。

4Gamer:
 日々の遊びの幅を広げることが目的になるわけですね。どんなコンテンツが追加されるのか期待しています。最後の「個人商店改善」ですが,これは先行体験会で発表されたとき,プレイヤーの反応が良かったですね。

箕川氏:
 はい。現在は個人商店を開くと,そこからキャラクターを動かせず何もできませんでしたが,委託システムの実装でそれが解消されるということで喜んでいただけました。以前から個人商店を開いているときも普通にプレイしたい,という声をいただいていましたから。

4Gamer:
 ちなみに委託システムは,委託の窓口からプレイヤーが委託しているアイテムを全部見られるというものですか? それとも,NPCを雇って露店を開かせ,自分が売りたいアイテムを見せるというものなのでしょうか。

箕川氏:
 また確定はしていませんが,おそらくプレイヤーの皆さんが出品されているアイテムのリストから選択する形になると思います。

4Gamer:
 なるほど。それであれば,ログインしていなくても委託したものが売れるという形式のものだと嬉しいように思うのですが。

箕川氏:
 そこまで詰め切れていませんが,確かにログインしていなくても販売できたほうが嬉しいですね。これについても仕様が確定したらお知らせします。

4Gamer:
 使いやすいものになってほしいですね。あと,細かなところと話していたものですが……「温泉」ですか。どんな効果あるのでしょう(笑)。

箕川氏:
 入っていただくと,その間に経験値が得られるというものです。

4Gamer:
 どれくらいの経験値がもらえるのでしょう?

箕川氏:
 レベル1のキャラクターとレベル150のキャラクターで獲得できる経験値が同じだと問題があります。ですから,温泉は一つではなくて,いろいろなところにできる予定で,たとえば,高レベル帯のエリアにある温泉に入ると獲得経験値が高くなるといった調整になると思います。

4Gamer:
 個人商店でアイテムを売りながら,温泉に入って経験値を少しずつ得るみたいな,悠々自適なSUNライフが目に浮かぶのですが(笑)。

箕川氏:
 ありえ……ますね。もちろん,そればかりになると困りますけど(苦笑)。とはいえ,温泉に入っていられる時間はそんなに長くならないと思います。経験値が得られるといっても,その効率がデイリークエストを超えることはないはずですから。

画像集 No.004のサムネイル画像 / 2015年は激動の年――「Soul of the Ultimate Nation」2015年上半期のロードマップについて,日本運営プロデューサーに聞いてみた

4Gamer:
 それはそうですね(笑)。ただ,一時的に離席するときには,積極的に利用したくなります。

箕川氏:
 そういった使い方をしていただけると嬉しいですね。このほか,中レベル帯のプレイヤーに関わる調整になりますが,昔からあるミッションには,手順が複雑で長い割にはメリットが少ないものがありますよね。そういったミッションを,もう少し遊びやすく調整する予定です。

4Gamer:
 分かりました。それにしても,夏のアップデートはかなり盛りだくさんですが,これらすべてが同時に導入されるわけですか。

箕川氏:
 できれば一度にまとめて導入したいですね。もちろん,夏以後もアップデートを控えていますが,いまはここに集中して開発元も我々運営も動いています。春と夏の間の数か月間は,7周年イベントで大きなことをやりたいですし,それとは別に大きな施策も考えているので,そちらにも期待していただければと思います。
 
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ユーザーとの距離を縮め,信頼を築いてきた2014年

2015年のSUNは,さらにチャレンジし続ける


4Gamer:
 今年の3月で箕川氏がSUNのプロデューサーに就任して1年になりますが,サービスを通して,大きく変わったことや感じた手ごたえはありますか。

画像集 No.007のサムネイル画像 / 2015年は激動の年――「Soul of the Ultimate Nation」2015年上半期のロードマップについて,日本運営プロデューサーに聞いてみた
箕川氏:
 以前のインタビューでもお話ししましたが,先日のウィッチブレイド先行体験会もそうで,プレイヤーさんと近くなれたと思っています。普段はお問い合わせだったり,バグの報告だったりがメインの「連絡帳」という問い合わせの窓口に,「運営さん変わったよね」というコメントが来るようにもなりましたね。

4Gamer:
 そういった反応もあるんですね。

箕川氏:
 ええ。ですから,僕がプロデューサーに就任したことでSUNが変わってきているんだと認識してもらえているようで,良い方向に回っていると思います。今後は,昨年と同じことをやっても仕方がないので,昨年の失敗を踏まえて,もっと踏み込んだチャレンジをしていきたいと考えています。

4Gamer:
 それが,7周年イベントに活かされるわけですね?

箕川氏:
 そうですね。7周年イベントもそうですが,夏のアップデートまでにもう一つイベントをやろうと思っているんですよ。

4Gamer:
 どんな内容になるのか楽しみです。ところで,先行体験会が終わったあとに,またオフラインイベントをやりたいとおっしゃってましたが,7周年の一環として行う予定はないのでしょうか?

箕川氏:
 7周年のイベントに限らずですが,オフラインイベントだけでなく,ニコニコ生放送も含め,ゲーム内以外でプレイヤーさんと交流していきたいと思います。今回の体験会でも自分としては初めてのオフラインイベントだったのですが,プレイヤーさんから気軽に話しかけてくれたので,やりやすかったんですよね。

4Gamer:
 機会があればまたいろいろなことをという感じですね。そのときには新しい情報もまた出るのではないかと期待したくなります(笑)。

箕川氏:
 夏以降ならば,その後のアップデートについても公開できると思いますよ。面白いコンテンツも控えているので,ぜひまたオフラインイベントを実現させたいです。

4Gamer:
 期待しています。これは少し先走った話かもしれませんが,夏以降にまたキャラクターが増えたりするのでしょうか。ここ2年続けて新クラスが登場していますし。

箕川氏:
 ここ最近は1年に1キャラ追加されていますからね。そうすると,入れないとマズイのかなと思ってしまいます(笑)。

4Gamer:
 プレイヤーは期待しますよね(笑)。ちなみに韓国では,まだウィッチブレイドまでなんですか?

箕川氏:
 そうです。ですから,今後の開発状況にもよるのですが……できれば新キャラクターは入れたいですね。ただ,そろそろキャラスロットがいっぱいなので,それをどうにかするのが先になるかもしれません。

4Gamer:
 ああ,そもそもプレイヤーが新キャラを作る余裕がないわけですか。

箕川氏:
 はい。なので,開発元にキャラスロットを増やしてくれという要望は出していて,検討していただいています。

4Gamer:
 新しいキャラが増えるのは嬉しいですが,確かにキャラスロットの残りが心配ですね。ほかにやりたいことや,開発元に投げている要望はありますか。

画像集 No.009のサムネイル画像 / 2015年は激動の年――「Soul of the Ultimate Nation」2015年上半期のロードマップについて,日本運営プロデューサーに聞いてみた
箕川氏:
 既存のコンテンツであまりプレイされていないものの仕様変更や,コンテンツのテコ入れ,ゲーム内のシステムイベントの提案,アイテムなどについての要望を上げています。プレイヤーさんの意見を元に,運営で揉んだものを投げているのですが,割と首を縦に振ってくれているんですよ。

4Gamer:
 すると,あとは開発元の作業量の問題といったところですか。

箕川氏:
 そのとおりですが,夏のアップデートのボリュームは相当ですので,そこに要望の内容を無理に入れてくれとは言えません。7周年イベントも,運営だけでなく開発元を巻き込んでいますし。

4Gamer:
 そうなんですか?

箕川氏:
 開発元に依頼すると,規模が大きいイベントができるというメリットがあるんですよ。それも含めて,7周年と夏のアップデート,そしてそれ以降も期待してほしいです。

4Gamer:
 分かりました。今回のアップデート情報のほかに,プレイヤーに伝えておきたいことはありますか?

箕川氏:
 そうですね……アンケートを採ると「バグの修正が遅い」というご意見が結構あります。僕らもそれは認識していて,優先度を付けて修正を依頼しています。

4Gamer:
 クライアント落ちはかなり改善されたと聞いてますが。

箕川氏:
 はい。そこは1年前からの案件ですね。かなり改善されたと思いますが,まだ完全に直ったわけではないので,これからも修正を進めていきます。そのほかにもクエストの進行バグやACシステムの不具合などもあるので,早めに直していきたいと思っていきます。ご意見や不具合などがありましたら,連絡帳などでどんどん送っていただければと思います。

4Gamer:
 では,最後に今回のアップデートからSUN7周年,そして夏の大型アップデートに期待しているプレイヤーに向けてメッセージをお願いします。

箕川氏:
 冬と春のアップデート,そしてその先の夏の大型アップデートに向けて,開発元も運営チームも力を入れて作業を進めています。そのほかにも,7周年イベントなど施策を考えており,2014年の成功を踏襲する形で,より良いものを作っていきたいと考えています。
 同時に,これからもプレイヤーさんとの距離を縮めながら,皆さんが楽しめる環境を作っていきたいと思います。夏のアップデートでSUNは大きく変化すると思いますが,アップデート以外の楽しみもいろいろと考えていますので,2015年のSUNにも期待してください。

4Gamer:
 本日はありがとうございました。

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