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[SOE 07]「Gods&Heroes:Rome Rising」がプレイアブルで展示
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印刷2007/05/11 09:00

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[SOE 07]「Gods&Heroes:Rome Rising」がプレイアブルで展示

Gods & Heroesのゲーム展開は,通常のMMORPGよりかなり速めになりそう。帝政ローマという実際にあった時代を扱い,神話のモンスターや野生動物,そして蛮族といった要素を組み込みながらも,不自然さのないゲーム世界を作り出している
 Perpetual Entertainmentが開発中の「Gods & Heroes: Rome Rising」は,Sony Online Entertainmentが擁するラインナップの中でも,最も発売が近い作品である(2007年夏の発売が予定されている)。ローマ帝国が拡大していく時代,ギリシャの古代神Telcine達が魔界軍団を使ってローマへの侵攻を開始。加えて,カルタゴを建設するフェニキア人や,ゴール人といった周辺の民族もローマへの反逆を明らかにするというMMORPGだ。プレイヤーは,ここで神々の加護を受けながら奮闘するウォーリアーとなり,帝国防衛のための戦いを続けていくのである。

 これまでリリースされてきたGods & Heroesのスクリーンショットは,かなりクローズアップで撮影されたものが多いのだが,実際はカメラを引いたほうがプレイしやすいようで,引いた画面では,全体にどこか「Diablo」を3Dにしたような雰囲気を漂わせる。それもそのはず本作のリードデザイナーは,Blizzard North在籍中に「Diablo II」のデザインチームの陣頭指揮をとっていたStieg Hedlund(シュティーク・ヘドランド)氏なのである。
 カメラを引く理由はGods & Heroesのゲーム性にある。本作では,プレイヤーの操作するローマ軍人風のキャラクター以外に,“ミニオン”(minion)と呼ばれる部下を連れてプレイすることになる。Infantry,Skirmisher,Spellcasterの3タイプに分かれ,総勢4人の“軍隊”を形成することができるため,組織的にフォーメーションを組むといった戦略が必要になり,引いた画面のほうがプレイしやすいのだ。



プレイヤーが選択できるのは人間種のみだが,職業や好みに合わせてさまざまにキャラクタースキンを変更できる。今後,北欧やエジプトなどにもゲーム世界を拡張していく予定だ
 これらのミニオンは,ゲームで用意されたクエストをこなしていくことで仲間となる。100人以上のミニオンをストックでき,クエストに合わせて好みのキャラクターを召喚することが可能。もちろん,プレイヤーのレベルに合わせてレベルアップするうえ,特定の武器やアイテムを持たせることもできる。
 彼らは死ねばそれまでの傭兵ではなく,プレイヤーの意思で捨てない限り,戦闘で死んでも蘇生させれ,戦闘中に個別に操作することも可能といった特徴を持っている。
 プレイヤーは,2種類のチームカラーから一つを選択できる。いったん自分の配下となったミニオンは,すべて同じ色合いの衣装をまとうし,メイン画面では,自分の部下達の上にダイヤモンド型のアイコンがつくので,ほかのプレイヤーのミニオンと混同するようなことも少ないはずだ。ギルド戦などではミニオンを含めて何百ものキャラクターによる合戦が楽しめ,そうした大規模な戦闘がGods & Heroesの最もユニークなポイントになっている。



ハイレベルなモンスターは巨大なものが多い。それぞれのキャラクターがコンボ技を繰り出せるが,このスケルトン・キングはプレイヤーキャラクターをつかみ上げ,毒ガスを噴きかけて投げ捨てる
 今回明らかにされた,Gods & Heroesの個性的な要素として,ミノタウルスやスケルトン・キングといったボスキャラ系のモンスターの多くが,なんらかのコンボ技を持っている点が挙げられる。デモムービーでも,サイクロプスがプレイヤーキャラクターを持ち上げて首をひねるとか,ケンタウルスが槍の穂先で相手を空中に浮かせてから突き刺すといったコンボ技が確認できる。またプレイヤーも,経験を積んでいく過程で得られるフィーツ(特殊技能)の選択により,このようなコンボ技を身につけることになるのだ。
 また,ゲーム開始時に選んだ守護神に対し,モンスターがドロップしたアイテムなどを貢ぎ物として捧げることでゴッド・パワーが得られるのだが,そうしたゴッド・パワーはそれぞれの神に合わせたユニークで強力なものになっている。ゴッド・パワーを満タンにするには相当な貢ぎ物が必要になるらしく,簡単に繰り出せるわけではなさそうだが,天から無数の矢が落ちてくるとか,敵の足元が割れてマグマが噴出するというようなスケールの大きな攻撃で,ハイレベルなモンスターの一団も一掃できてしまう。

 コミュニティ管理にもユニークな試みが考えられており,現在「MyPep」と呼ばれているプレイヤー専用ウェブページが全員に提供される予定とのこと。ここで,自分のキャラクターを紹介したり,日記やクエストの状況を書き込んだりできるほか,ゲームと連動したアイテム管理を行ったりもできるのだそうだ。

 Gods & Heroesは,その世界観やユニークなゲームシステムなど欧米産MMORPGの中でもかなり異色のタイトルで,今年リリースされるタイトルの中でも大きな注目を浴びそうだ。(ライター:奥谷海人)

会場のデモでは,3人のプレイヤーキャラクターがそれぞれ3人ずつのミニオンを連れてダンジョンをさまよっていた。本作は,どこか「Diablo」や「Dungeon Siege」のような雰囲気のグラフィックスを持っている
  • 関連タイトル:

    Gods & Heroes: Rome Rising

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