インタビュー
サービス開始から7周年を迎えるMMORPG「ECO」。7thアニバーサリードラマCDに出演する声優陣に収録の感想やマル秘エピソードを聞いてきた
今年でサービス開始から7周年の節目を迎えることもあって,8月8日には,ブロッコリーから「エミル・クロニクル・オンライン 7thアニバーサリードラマCD」と題した,限定アイテム付きのドラマCDが発売される予定だ(関連記事)。
今回は,このドラマCDに出演している声優の竹内幸輔さん(ソイト役),原田ひとみさん(絵理役,アイリス役),植田佳奈さん(ちなつ役),桜川めぐさん(テティル役)に,収録を終えた感想や,自身のECOに関する思い出などを語ってもらった。ファン必見の内容になっているので,ECOプレイヤーはぜひ確認してほしい。
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
――収録を終えての感想をお聞かせください。
竹内幸輔さん(以下,竹内さん):
今まではカエルの役とか,ちょっとおかしな感じの役が多かったのですけど,今回初めてソイト君のようなイケメンを演じることができました(笑)。自分でもどっぷりプレイしているECOの中で,「このかっこいいキャラクターをいつかやりたいな」と思っていたので,非常に満足しております。
原田ひとみさん(原田さん):
今回は二役なので,私と私が戦っているような状況でした(笑)。DEMは機械的な娘だと思っていましたが,自分なりに少し表情を付けさせていただいたりしました。あと,絵理ちゃんは隠れ美少女って感じの設定なので,私自身,とても楽しんで演じることができました。
植田佳奈さん(以下,植田さん):
最初にドラマCDのお話を伺ったときに,ひとみちゃん(原田さん)がECO立ち上げのときに言っていた「僕が君の盾になる,そして君が僕の……。」という(ECOのキャッチ)フレーズを思い出しました。ECOに関わるのは久しぶりだったので,収録中はとても懐かしい感覚の中で演じさせていただきました。
桜川めぐさん(以下,桜川さん):
ティタのイメージソングを歌わせていただいていたので,ECOとは深い縁があります。ティタの存在が今の私にもつながっているので,またこうやってECOと関わることができて,とても嬉しいですね。
――ドラマCDの聞きどころを教えてください。
竹内さん:
僕が演じたソイト君って,普段はワガママなところもある子供っぽいキャラクターなんですよ。でも(耶乙女)ちなつちゃんの,「こうしてほしい!」っていうような願望をソイト君はちゃんと叶えてあげるんです。いきなりカッコいいキャラクターになったりもするので,そういう部分は非常に演じ甲斐がありました。ファンの皆さんには,ソイト君の二面性にも注目してほしいです。
原田さん:
聴きどころは自分のキャラクターと喋れるところですね。プレイヤーさんも自分のキャラクターと喋ってみたいという願望はあると思うんですけど,それが叶ってしまうんですよ。
植田さん:
普段から見知ってるキャラクターが動くという部分ですね。あと,SEやBGMもECOのものが使われているので,ファンの方にはすごく馴染みのあるものになっています。実際にECOをプレイされている方ならさらに楽しめると思います。
桜川さん:
私が演じたテティルちゃんって,まだまだ頼りなさげな部分が多いんです。でも,自分なりに一生懸命頑張るシーンがたくさんあるので,皆さんにはぜひそこに注目してほしいです。
あと,絵理ちゃんがパンツを見られるってシーンとか,女子更衣室でおっぱいがポーンってなるシーンとかもあって,「おお〜リアルだな〜!」って思いましたね(笑)。
竹内さん:
女子更衣室で女の子が雑談をしているシーンがあるんですけど,その内容が非常に生々しかったですね(笑)。ですので,プレイヤーさんもぜひ耳をそばだてていただければと(笑)。
――1番気になったキャラクターは誰ですか?
竹内さん:
やっぱアイリスですかね。たぶん,ただの悪役じゃないような気がするんですけど……。あとライトノベル版の主人公も気になりますね。主人公の声のお仕事こないかなって思ってます(笑)。
原田さん:
このドラマCDではアイリスと絵理ちゃんが戦うので,どんな風に演技を変えようかと,すごく悩みました。でも,収録ではかなり自由に演じさせていただけたので,すごくやりやすかったです。「アイリスはこうなんです!」って感じじゃなくて,あくまで,ドラマCDのアイリスを演じさせていただきました。
個人的に気になるところは,やっぱりティエルちゃんですね。プライベートで遊んでいるキャラクターがティエルちゃんと名前が似ているので,すごく不思議な感覚でした(笑)。
植田さん:
気になるキャラクターはソイトかなぁ。エミル君と一緒で,勇者っぽい感じがすごくいいと思います。あと正当派な雰囲気も好きですね。
桜川さん:
私はちなつちゃんです。絵理ちゃんは,ちなつちゃんの後輩なのに,ちなつちゃんが絵理ちゃんのこと「お姉様」って言ってるから,「ん?」って感じになっちゃったんですよ。こんなぶっ飛びキャラクターがいても面白いなって思いながら,収録を見させていただきました。
――今回のドラマCDは7周年を記念して制作されたものなのですが,皆さんのECOの思い出をお聞かせください。
竹内さん:
ECOに関わって5年くらい経つんですけど,一度ECOの課金額が100万円を超えてしまったことがありました(笑)。でもそれくらいドップリハマってしまって。
ECOの中の友達も凄く多いので,ECOの友達とキャンプやお花見に行ったりしました。あと,ECOで出来た友達の結婚式で司会をやったりもしました。僕が知ってるだけで,ECOがきっかけで結婚したカップルって4組くらいいるんですよ。このハートフルな世界だからこそ,恋愛感情のようなものも芽生えるのかなと。なので,僕も……結婚したいです(笑)!
原田さん:
それが言いたかっただけでしょう(笑)。私もECOに関しては,思い出がありすぎるくらいです。まだ声優としての仕事を本格的にやっていないとき,初めてナレーションをやらせてもらったのがECOだったんですよ。
なので7周年って聞いて,いろいろな思い出が走馬燈のように過ぎりました。まさかECOにこれだけ長いあいだ関わらせていただけるとは思っていなかったので,非常に感慨深いです。
植田さん:
最初はECOのインターネットテレビをやらせてもらってたのですけど,7年前にインターネットテレビをやるって,業界的にもすごく画期的だったんですよね。インターネットテレビのハシリだったのも関係してるかもしれませんが,当時は台本もほぼなくて,タイムキーパーも本人達がやってたんですよ(笑)。
なので,みんなで手探りしながら作っていったイメージがすごくあります。今でこそニコ生とかで出させていただいてますけど,実は当時の経験がすごく基礎になっているので,ECOには本当に感謝しています。
桜川さん:
ECO内の母の日イベントで,お母さんとケンカしたキャラクターが,母の日にカーネーションを渡して仲直りするっていうお話があったんですけど,それを見たとき,すごく感動しちゃったんですよ。
それで私,人生で初めて母にカーネーションを送ったんです。そしたら母から電話が来て,「母ちゃんは感動した!」ってすごく喜んでくれて,思わず泣きそうになりました。結果,桜川家までハートフルになれたので,ECOにはありがとうございましたって言いたいですね。
――ご自身と,演じているキャラクターで似ているところはありますか?
竹内さん:
僕,お母さんがなんでもやってくれるタイプなんで,すごくダメな子なんです(笑)。だけどすごく格好良く見られたいんですよね。見栄っ張りだし,女の子が多いところではいい声出しちゃうとか(笑)。
でも実はソイト君もそういうところがあるので,「俺,こういうところあるよな」って,すごく共感しました。
原田さん:
絵理ちゃんは,昔の自分に似てる気がしましたね。私自身すごく人見知りで,(植田)佳奈さんの後ろでチラチラやってたりしていた時期もあったので,そういう部分は絵理ちゃんと被るなって。
あと絵理ちゃんって,中身はすごく変態で,内心ハアハアしてるタイプですよね(笑)。なので,覚醒前の原田って感じがしました。あとアイリスに関しても,ドSなところが私と似てる感じがするので,すごく親近感が湧きました。
植田さん:
ちなつちゃんは自分の欲望にすごく忠実で,とってもテンションの高い娘なんですよ。私自身はそんなにテンションの高いほうではないです。でも,お仕事の現場やプライベートでお姉様達に遊んでもらうことが多いので,そのあたりは似ているかもしれないです。
桜川さん:
先ほどお話ししたティタちゃんとテティルちゃんって,すごく似てるんですよね。なぜ私がロングヘアにしているかというと,ティタになりたいからなんですよ! 最終的には,ティタの天使の姿になりたいと思っています(笑)。あと,正義感が強い……かどうかは別として,空回りしますし,騙されやすいところが似てるかなと思います。……今後は騙されないように頑張ります!
――それでは最後に,ファンの皆様へメッセージをお願いします。
竹内さん:
いつもECOで遊んでいただいてありがとうございます。最近はジニアだけじゃなくて,クローバーもフリージアもルピナスも,全部のワールドに友達ができました。僕,友達が多い人ってむちゃくちゃ格好良いと思うんですよ。なので,これからもECO内でいろいろな人と仲良くなって,みんなに好かれるいい男になっていきたいと思います。
原田さん:
私も内緒のキャラクターで遊んでいたりするので,きっと知らないうちに皆さんと会話したり,冒険したりしていると思います。これからもずっとECOは続けていくつもりですので,皆さんよろしくお願いします!
植田さん:
「ゲーマー植田佳奈」を作ったのはガンホーさんなんじゃないかと思うくらい,ECOは私の人生に影響を与えた作品です。久しぶりにECOの世界に帰ってきて,昔のアカウントにログインしようかなと思いました。その際は,ぜひ仲良くしていただけたら嬉しいです。これからもECOをよろしくお願いします。
桜川さん:
ECOは1年くらいプレイしてるんですけど,皆さんに比べたらまだまだのひよっこプレイヤーです。実はまだ話しかけてもらったことが1回もないので,見つけた際にはぜひ話しかけていただきたいですね。きっと,見つけた瞬間「桜川めぐだ!」って分かると思います(笑)
――本日は,ありがとうございました。
ECOファンにはお馴染み,現役プレイヤーでもある竹内さん,原田さん,桜川さんの3人。そして,2005年に開始されたインターネット放送番組「ECO放送局」(番組は2008に年終了)で,パーソナリティの一人を務めていた植田さん。そんなECOに縁が深い4人の出演するドラマCDが発売されるとあって,その中身が気になるところだ。果たして,どんな内容になっているのか,ファンは注目しておこう。
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
- 関連タイトル:
エミル・クロニクル・オンライン
- 関連タイトル:
エミル・クロニクル・オンライン Light
- この記事のURL:
キーワード
(C) BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc.
(C) BROCCOLI/GungHo Online Entertainment,Inc./HEADLOCK Inc.