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「エミル・クロニクル・オンライン」アップデート情報の大盤振る舞いに会場も騒然! 「ECO祭2012 えこえこらいぶ・the・せぶんす」レポート
このイベントでは,2012年のECOを振り返りつつ,今年最後のアップデートや2013年のアップデート情報を公開。また,ゲストによる生アフレコやライブ,900人以上の応募の中から厳選したコーディネイトによるファッションコンテスト「エコ・コレ2012」などが行われた。
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
イベントには,事前に募集したプレイヤーの中から抽選で,400人が招待されたほか,会場の様子はニコニコ生放送でも配信され,最終的に4万人以上のプレイヤーが視聴したとのこと。ECOの人気の高さをうかがわせた。今回は「エコ・コレ2012」の投票やじゃんけん大会などが,ニコニコ生放送で視聴しているプレイヤーも参加でき,会場に来られなかったECOファンも一緒に楽しめるものになっていた。
ステージでは,以前「ECO」とコラボレーションしたファッションブランド「h.NAOTO」の衣装に身を包んだECOの運営チーム“教授”こと寺田美絵氏と“ブリキング榊田”こと榊田 毅氏,そしてニコニコ生放送で放映されているECOの番組「えこなまっ!」のパーソナリティを務める竹内幸輔さん,原田ひとみさん,桜川めぐさんの3名の声優陣が登場。軽妙かつちょっと暴走気味なトークで会場を沸かせていた。
2013年のテーマは「つながる」
怒濤のアップデート攻勢となったECOスペシャル発表会『NEXT SAGA』
「ECO」の今後のアップデート情報が公開された「ECOスペシャル発表会『NEXT SAGA』」では,まず今年のやり残しとして「新・騎士団演習」と「無限回廊 中層」の実装が発表された。
新・騎士団演習は,PvPが苦手な人も楽しめるよう戦闘以外でも遊べる3つのモードが追加される。それぞれ「運搬演習」「リーダー戦演習」「一般演習」となっている。
運搬演習はマップ上に配置されたコンテナを,押したり引いたりして自軍に持ち帰ることが目的で,直接ほかのプレイヤーと戦う要素は一切ない。ただし,爆弾を投げつけたり,ゴミを投げたりしてコンテナの移動を邪魔したり,コンテナを奪ったりできるとのこと。
リーダー戦演習は,それぞれの軍でリーダーが一人ランダムで選出され,相手のリーダーを倒すことでポイントが入手できるというもの。リーダーになったプレイヤーキャラクターは,ステータスが大幅に強化され,さらに参加者の攻撃ダメージが大幅に減算されるため,簡単に倒せなくなっているという。
また,リーダーは「全軍突撃」というスキルが使え,そのスキルの恩恵を受けているリーダーの周囲にいる味方の攻撃は減算されないようになる。そのため,相手のリーダーを倒すためには,リーダーの周囲で戦うことが重要になるわけだ。なお,ダメージにキャップが設けられているほか,どんなに大きなダメージを受けても必ずHPが1残るので,一撃で死ぬことはないという。
寺田氏いわく,これは「ケンカ祭り」なのだとか。なるほど,確かにリーダーをみこしに見立てれば,ぶつかり合う様は喧嘩みこしを思い出してしまう。
一般演習は,従来の騎士団演習とほぼ同じものだが,新マップ「山岳演習」が加わるほか,スキルにも調整が入る。また,これまでの騎士団演習は,参加しても報酬が非常に少なかったのでこれを大幅に上方修正するという。
これら新・騎士団演習は,12月20日に実装予定だ。これまでPvPはちょっと……と敬遠していたプレイヤーは,自分の腕前に合った演習に参加しよう。
次に発表されたのは「無限回廊 中層」に関してだ。2006年に地下1〜40Fの上層部,そして今年の9月に71〜100Fの下層部が実装されたが,真ん中の部分はぽっかりと空いていた。この空いていた中層部分となる41〜70Fが,12月27日に実装されるとのこと。二次職向けのダンジョンなので,三次職を目指すプレイヤーは,年末年始にチャレンジしてみるといいだろう。
さらに三次職クロニクルジョブのスキル調整も発表された。年を越して2013年1月15日から22日の期間,Anemoneワールドが開放され,主に三次職クロニクルジョブの改修を目的としてのテストが行われる。このテストには,ECOのアカウントを持っていれば誰でも参加できるとのことだ。
続いて,2013年のアップデート情報が公開された。2013年のテーマは「つながる」。このテーマを軸に,4つの施策が発表された。
1つめは「デュアルジョブ」。これは三次職クロニクルジョブのさらに上の位置づけとなるものであり,従来のメインジョブに加えて,違う系統の職業をデュアルジョブとして選択し,それを育成することでメインジョブ以外のスキルが使用できるようになる。
ただし,デュアルジョブに選択した職業のスキルをすべて使えるようにするわけではなく,そこは調整される予定だという。また,デュアルジョブの職服も着られるようになればとも考えているとのこと。
では,そこまで強力になったキャラクターで何をするかというと,先程も話しに出た「無限回廊」の拡張につながるわけだ。現在の無限回廊は100Fまでだが,デュアルジョブ向けに101F以降が開放され,その先はランダムでダンジョンが生成される,その名のとおり「無限回廊」になるという。まだ構想段階ではあるが,公式サイトにワールドごとに潜った階層をランキングで表示できたらとも語っていた。
また,デュアルジョブ実装と同時にDEMの独自進化として,DEMICのチップを重ね置きできるよう拡張していく予定もあるという。なお,現状ではチップの入れ替えボタンを押すと初期化されてしまうが,そうならないよう仕様を変更するプランもあるとのことだ。また,DEMの現在のプレイスタイル合うよう,半年ぐらいの期間をかけてチュートリアルを改良する予定もあるという。
2つめは「騎士団演習のワールド対抗戦」。Anemoneワールドが開放されていたとき,プレイヤーが自発的に行っていたものを見て,「やろう!」と企画を進めているものだという。先程発表した「新・騎士団演習」と絡めて実施していきたいと意気を上げていた。
3つめは「心憑依(仮)」で,過去にも発表していたものだが,ようやく公開できる段階にきたのだという。これは,現在のキャラクターや武器のレベルによるハードルが高い憑依システムを,簡単に利用できるようにするもので,プレイヤーは憑依屋に「ココロ」を預けて,ほかのプレイヤーが憑依屋で必要なココロを選んで借りる形になる。レベル差や職業差はあまり付けず,基礎能力アップの効果程度に収め,初心者から上級者まで誰でも借りられるとのこと。もちろん,従来の憑依システムも残り,重複して利用することも可能だ。
また,過去からのやり残しとして「SAGA18 カーマインブリック」の2013年実装も発表された。さらにお顔スイッチャー/EXモーションの追加やクエストの改修,飛空城の内装変更,ブラウザ/スマートフォンでのデータ連動が予定されているという。
お顔スイッチャー/EXモーションの追加は,年4回を予定しており,積極的に実装していきたいとのこと。また,ブラウザ/スマートフォンでのデータ連動では,構想段階ではあるが専用ペットの育成などを行えるようにしたいと話していた。
4つめは「みんつく」が発表された。ネコマタ服のみんつくはすでに第1弾の募集が始まっており,これを毎月行っていく予定だ。このネコマタ服は,ゲーム内のイベントで入手できるようになるとのこと。
そして寺田氏が「もってきちゃいました」とばかりに,2013年に登場するアルマ・モンスターを紹介。同時に2013年の通年イベントとして「イリスと記憶の書架」を発表した。新しいクエストカウンターに持ち込まれる,まるでおとぎ話のようなクエストをクリアしていくことで,白いシルエットの人物の正体が明かされていくという。1話クリアするごとにイリスカードが手に入り,すべてクリアするとヒミツの特典がもらえるという。
最後に会場で石田燿子さんが歌う7thアニバーサリーソングCDと,ECOオフィシャルデザインワークスの発売が告知され,それぞれの特典アイテムであるペットアイテム,「タイニー・アルマ」と「ダンプティー・アルマ」が発表された。
石田さんと桜川さんのミニライブに会場は大興奮! 900名から選出された「エコ・コレ2012」最優秀賞の発表も!
会場では,そのほかにもさまざまなコーナーが設けられた。「スペシャル生アフレココーナー」では,8月にライトノベルと連動で発売されたドラマCD「ECOねくと!」のオリジナルストーリーを声優陣が熱演。さらに桜川さんは「えこなまっ!」のテーマソング「1・2・3でオンライン」を,そしてスペシャルゲストとしてECO 7thアニバーサリーソングを担当した石田燿子さんが登場し「生命の樹」を熱唱した。
また,「エコ・コレ2012」の最終結果も発表され,男性部門はエントリーNo.02のヒビトさん,女性部門はエントリーNo.04のよよぎさんが受賞。それとは別に声優陣3名が審査員特別賞としてキャラクターを選出。超豪華? なアイテムがプレゼントされ,会場が笑いに包まれていた。
賞品は,どれもこれも選んだ方にゆかりのある品々ばかり。意外にレアなものも? |
会場にはタイムアタックなどゲーム大会も開かれていた |
おでかけECOの思い出の品や,これまでのECOの歴史を振り返るブースも。年表の下にはフリースペースがあり,参加したプレイヤーが自らの思い出を書き込んでいた |
最後は恒例となったじゃんけん大会,そして全員で「君に憑依!」のかけ声でイベントは幕を閉じた。イベントの最後に出演したゲストのインタビューが行われたので,そのコメントを紹介しよう。
原田ひとみさん:
ECOも7周年に突入しました。私も声優の仕事を本格的にする前から,(ECOに)関わらせていただいています。ECO運営スタッフの愛が形になり,毎年毎年進化していて,これからも本当に楽しみです。
今年はあまりログインできる機会がなかったので,来年はもっとログインできるようにして,もっと皆さんと遊べるようになればいいなと思います。
桜川めぐさん:
私もデビュー当初からずっとECOに関わらせていただいていて,去年は「えこなまっ!」が始まり,今年は「ECO Light」応援隊長にまで任命していただいて,年々自分の中のECO愛が高まっているのを感じます。また,会場にいらっしゃった皆さんや,ゲームの中でプレイヤーさんと接することで,よりECOが大好きになっていくところがECOの魅力でもあると思います。
ダメっ娘ポジションとして皆さんに育てられた私ですが,来年は「ECO Light」応援隊長として「『ECO Light』始めました!」という声が多く聞こえるよう頑張りたいと思います。
竹内幸輔さん:
原田さんにはかないませんが,僕も今年でECOに関わって5年になります。この5年間でたくさんの友情とハートフルな思い出を得ることができました。今年もプレイヤーの方々と旅行に行ったりして,本当にECOで人生が変えられてしまったような気がします。
今年,原田さんを差し置いてようやく三次職クロニクルジョブになれました。もともと,あまりキャラクターが強くなることよりも,友人達とチャットしたり助け合ったりするのが好きなんですが,先程デュアルジョブも発表されたことですし,ちょっと強くなってみてもいいかなと思いました。
石田燿子さん:
今日は一曲入魂という感じでやらせていただきました。7thアニバーサリーという光栄な舞台で,皆さんと直にお会いすることができて嬉しかったです。ここ最近は緊張して足が震えるということはなかったのですが,ECOの世界を詞にしたこの曲が皆さんに気に入っていただけるかどうか不安なところがあり,久しぶりに足が震えてしまいました。歌い終わったあとに「気に入っていただけましたか?」と聞いたあと,皆さんからわーっと歓声が上がったのでホッとしたというか,良かったなと思いました。
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
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