連載
AoC暗黒大陸血まみれ紀行 / 最終回:ついにコナン王と対面,戦いはさらに続く
本ゲームは,成人指定(17+)のタイトルとなっており,流血などのゴア表現,暴力的な表現,裸体や性的テーマを含んでいます。記事中にそれらの表現を含む場合がありますので,ご注意ください。
連載記事は序盤のストーリーの流れを追っている関係で一部ネタバレ情報を含みます。ご注意ください。
いや〜,長かった。なにがって,シュワちゃんのレベル上げ。後半のコンテンツが不足気味だと話には聞いていたのだが,確かにその通りで,レベル50台の後半に入ってからクエストが少なくなっていき,レベル58あたりでグループクエストが二つほど残るだけになってしまった。
しょうがないのでレベル58からは,Eiglophian Mountainsで「○○を××体倒せ」という繰り返しもらえるクエストをこなしつつ,敵がたくさん群れている場所でひたすら倒し続けるというレベル上げを行い,ようやっとレベル60に到達できたという次第。
レベル60になると念願のプレートアーマーが装備できるようになるほか,Destiny Questでコナンと対面できる。ゲームのタイトルにもなっている人だけに,ぜひ会ってみたかったのだ。では,さっそくレベル60のDestiny Questにいってみよう,クロム!
いつものようにキンメリアのRhiderchに会いに行き,レベル60のDestiny Quest「Phoenix of the East」をもらった。Rhiderchによれば,最後のメダリオンPhoenix of the Eastは,Thunder Riverの洞窟の中にあるらしい。詳しい場所はGeneral Tatiusに聞けというので,なにはともあれThunder Riverへ向かうことに。
先日のパッチで,各国の首都にいる移動用NPCが複数の近隣地域へ移動させてくれるようになったので,今回のようにいくつものマップをまたぐ遠距離の移動はだいぶ楽になった。
Thunder Riverは,非常に風光明媚な場所だ。轟々と音を立てて大河が流れ,途中には小さな滝があったり,吊り橋が架かっていたりとまるで観光名所だが,実は島送りになるようなアキロニアの犯罪者が集まる流刑地という剣呑な場所だ。General Tatiusは,ここを統括する責任者で,Thunder Riverのことなら,なにからなにまで知っているという情報通だった。洞窟のことを訪ねると,「あんなところにはお宝などないぞ」といいつつもちゃんと場所を教えてくれた。
洞窟の中には,例によってSlave of Acheronという奴隷と,Blood RizardやAncient Ghoulなどというクリーチャーがうろついていた。レベルはシュワちゃんと同じ60だが,プレートアーマーで完全武装したシュワちゃんの敵ではない。1体ずつチマチマと倒していても時間の無駄なので,2〜3体をまとめて倒しつつ奥へと進んでいく。
この洞窟はさほど複雑な形状をしてないので迷うことはないだろうが,実は,奥に進むための道は,少し分かりづらい場所に隠されているのだ。しかもそこから先に進むには,とある場所のボスを倒して鍵を手に入れておかねばならない。ここではあえて多くを語らないが,ヒントとして「奥へと続く道は,息を止めて進まねばならない場所にある」とだけいっておこう。
洞窟の最奥部には,Phoenix of the Eastと,それを守護する洞窟のボスHar-Shebeshが待ち受けていた。Har-Shebeshの周りには,Lich Apprenticeというザコが5〜6体取り巻いているので,まずはこのザコから先に仕留めていくことにする。Lichというので,てっきり魔法を使ってくるのかと思いきや,手に持った杖で殴ってくるという直接攻撃系だったので,あっさりと倒した。シュワちゃんは剣&盾のほかに,敵を遠距離から引き寄せる(プルなどと呼ばれる戦法だ)ためのクロスボウを装備しているので,こういうときは便利だ。
残るはボスのHar-Shebeshだけとなった。ちょっと離れたところで待機してから,GuardianのスキルChargeを使って一気に懐へ飛び込んだ。戦闘が始まってみると,こいつも取巻き連中と同じで直接攻撃をメインにしてくるヤツだった。こうなれば,こっちのものだ。直接攻撃系の敵には滅法強いCounterstrikeのスキルを重ねがけしていけば,相手は勝手にヒットポイントを減らしてくれる。スタミナはポーションで補えるので,攻撃スキルも連発できる。
正直,こいつは楽勝だった。ヒットポイントを半分程度に減らすと,手下のクリーチャーを4体ほど召喚したが,レベルが57しかないため,ほとんど脅威にはならなかった。
ボスを倒し,Phoenix of the Eastを手に入れたら,Path of Asuraで一気にキンメリアへ帰還してRhiderchのところへ。すべてのパーツが揃い,古の姿を取り戻したPhoenix Medallionの力で,失われていたシュワちゃんの最後の力が蘇ることとなった。ここでも武器の攻撃速度アップ,体力アップ,体力回復率アップの中からどれか一つを選んで褒章としてもらえるようになっている。今回,シュワちゃんは武器の攻撃速度アップをもらった(あまり変わった気はしないが……)。さて,いよいよコナンとの対面が近づいてきたぞ!
Rhiderchのところで失われた力を取り戻したシュワちゃんだったが,いまだ完全にはThoth-Amonの呪縛から逃れられていないらしい。シュワちゃんの体に刻まれたMark of Acheronの力を完全に取り除くには,Phoenix Medallionをアトランティスの神に返さねばならないというのだ。
Phoenix Medallionとは,遥かな昔にCromとYmirの二人の神が争ったとき,Cromが大空の彼方からYmirに投げつけたといわれる巨大な岩「Crom's Rock」から作られたものだった。その岩はスターメタルという鉄でできており,アトランティスの人々は,そのスターメタルからPhoenix Medallionを作り出し,彼らの神をその中に封じ込めた。なぜなら,いつの日か暗黒神Grim Grey Godが蘇るとき,このPhoenix Medallionに封じ込められた神の力でGrim Grey Godに対抗しようとしていたからだ。そしてPhoenix Medallionを,Crom's Rockへと戻したときにこそアトランティスの神が蘇るのだ。
Thoth-Amonは,その暗黒神Grim Grey Godを復活させようとしていた。今こそPhoenix MedallionをCrom's Rockへと戻し,アトランティスの神を呼び出さねばならないというのがRhiderchの話だった。アトランティスの神が復活するとき,Thoth-AmonがAcheronの魔力を使って刻み込んだ,Mark of Acheronの呪いもすべて消え去るというのだ。
Phoenix MedallionをLacheish PlainsにあるCrom's Rockへ持って行くと,そのあとでコナンとの対面となるようだ。
Lacheish Plainsへは,Rhiderchのそばにいる移動NPCのところから直接移動できるので便利だ。着いてみると,Crom's Rockというのは岩山といったほうがよいほどの,まさに天に届くほどの大岩だった。岩の麓にPhoenix Medallionを嵌める穴が開いているので,そこをクリックするとムービーが始まる。さて,ここからはThoth-Amonが出てきて,シュワちゃんがあんなことになったり,アトランティスの神が出てきたりと,なかなか劇的なシーンとなるのだが,ここではネタバレを控えておこう。ぜひ皆さんには,自分の目で確かめてもらいたい。
Phoenix MedallionをCrom's Rockに戻せば,いよいよOld Tarantiaにある城で,コナン王との対面だ。このときを夢見て頑張ってきたかと思うと,心は逸るし気は焦る。コナンの城には,Old TarantiaのNoble Districtから行けるようになっている。ここはレベル40くらいのときに,たっぷりとお世話になった懐かしい場所だ。
さあ,いよいよ城の門前に着いた。中に入ってみると,意外や意外といった感じで,市民で溢れかえっている。子供の笑い声が聞こえたりして,なんとも場違いな感じだ。広間の奥にある階段を上ると,そこは一転して兵士や偉そうな人達がたむろしている。通路を進んでいくと,立派な扉の前に衛兵が二人いて,こちらを誰何するかのように手を上げたが問題なく通過できた。
扉を開けると,そこは広い部屋だった。通路を歩いていくと,脇にかしずいている召使が次々と頭を下げてくれて気分がよい。そして,その奥には一段高くなった場所があり,あのオープニングムービーで見た玉座にコナンが腰掛けていた!
「ようやく会うことができたな,さあこちらへくるがよい。我が王国へ,我が街へよくぞきてくれた!」
かつては傭兵や海賊などとしてハイボリア中を旅して周っていたというが,アキロニアの王となった今,まさに王者の威厳と風格を備えていた。う〜ん,かっこいいなあ,やっぱり。
ここで,Thoth-Amonが暗黒神Grim Grey Godを復活させ,自らの帝国を興そうとしていることを報告すると,コナンからはKheshattaへ行ってKalanthesに会い,彼の指示を受けろという命を受ける。コナンへの忠誠を誓ったシュワちゃんは,いまやコナンの信頼を受けた仲間の一人となった。Thoth-Amonを倒すことは,自分を奴隷にしようとしていたヤツへの復讐でもあり,またコナンの王国を守ることにもなるのだ。そう考えると,これからの冒険にも,いっそうやる気が湧いてくるというものだ。
短いながらも感激のコナン王との会見も終わり,いよいよ次なる冒険へと旅立つときがきた。これからのDestiny Questは,キャラクターのレベルが80になった時点で再開できる。レベル80までは長い道のりとなるが,最後の戦いへの準備と思い,気長に取り組んでいくことにしよう。この先,はたしてなにが待ち受けているのかは分からないが,きっとやり遂げられるだろう。クロムに誓って,かならずやり遂げてみせるぞ!
レベル40になると馬を購入できるようになる。移動を早くするためにもあると便利な馬だが,最低でも75シルバーもするうえ,馬に乗れるようになるための教本を1ゴールドも出して購入しなければならない。先日のパッチで購入価格が劇的に引き下げられたとはいえ,あまりお金の貯まらない本作では最も高価な買い物の一つだ。馬に乗るためにも,ゲーム序盤から計画的な貯金を心がけておこう。
ゲームを長時間プレイし続けていると,ミニマップが灰色になってしまい地形などが表示されなくなってしまうことがある。残念ながら,これはいまだに残る本作のバグで,このままプレイを続けているとマップ切換時の読み込み画面でローディングが止まってしまったり,突然ゲームが終了してしまうなどの不具合に見舞われる可能性が高い。マップが灰色になったら,すぐに安全な場所に移動してゲームを終了しよう。PCの再起動までは必要ないが,ゲームを一度終了して再度起動し直せば,戦闘中にゲームがクラッシュしてしまうといった最悪の事態からは免れられる。
ここで本連載は終了となる。レベルキャップであるレベル80までまだあるが,「コナンに会う」と「プレートアーマーを着る」という当初の目標を叶えることができたので満足している。
ここまで仕事半分,遊び半分でプレイをしてきてのAoCの感想は,久しぶりに面白いMMORPGに巡り会ったなというものだ。ゲームプレイが続行不可能となるようなバグが残っているなど,正式サービスから2か月と少しが経過した今でも,まだまだ問題の多いゲームであるというのも正直なところだが,それらを差し引いても十二分以上に楽しめた。
連載も終わり,これからは純粋にゲームプレイを楽しむことができそうだ……,などと書いているうちに,もうハイボリアへ戻りたくなってきている。今度は,シュワちゃんとは対極の魔法使い系のキャラクターでも新たに作って始めてみようかな。では,これからまたハイボリアへ戻り冒険を続けることにしよう。さらばだ。クロム!
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- 関連タイトル:
Age of Conan: Unchained
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