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「GeForce 384.76 Driver」公開。Release 384世代初の公式最新版は「LawBreakers」のオープンβへ最適化
Release 384世代の幕開けを告げるWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版は,「LawBreakers」のオープンβ版と,VRコンテンツ「Spider-Man: Homecoming VR Experience」への最適化を果たした,いわゆる「Game Ready」ドライバとしての登場となる。
入手したい人は,GeForce Experienceか,下に示したリンクを使ってもらえれば幸いだ。
→64bit版Windows 10用GeForce 384.76 Driver(433MB)
→32bit版Windows 10用GeForce 384.76 Driver(340MB)
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 384.76 Driver(394MB)
→32bit版Windows 8.x・7用GeForce 384.76 Driver(323MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 384.76 Driver(433MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 384.76 Driver(340MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 384.76 Driver(394MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7用GeForce 384.76 Driver(323MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
今回もアップデート内容の翻訳を試みて本稿の最後にまとめたが,新しいドライバリリース世代のスタートにしては大人しい内容になっている。「バグフィックスがメイン」と紹介してさえいいくらいだ。
ただ,NVIDIAコントロールパネルにデバッグモードを有効化するためのオプションが加わったのは,少し興味深い。ひょっとすると今後,読者手元の環境でトラブルが発生したときに,問題の切り分けに役立つ可能性もあるだろう。
というわけで,基本的にはLawBreakersのオープンβテストへ参加する気満々の人向けと言っていいものの,そのほかのアップデート内容に気になるところがあるなら,自己責任で導入する価値もあるとまとめておきたい。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 384.76 Driverの対応製品
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ(※統合ソフトウェアとしては初めてGeForce GT 1030に対応)
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ
●GeForce 384.76 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 382.33 Driver)
- GeForce Experience:3.6.0.81(←3.6.0.74)
- HD Audio Driver:1.3.34.27
- PhysX System Software: 9.17.0527 (←9.17.0329)
- Vulkan RT:記載なし
- CUDA:8.0
- nView:148.47
●GeForce 384.76 Driverにおける最適化
- 「Rise Up」と呼ばれる「LawBreakers」のオープンβ版およびVRコンテンツ「Spider-Man: Homecoming VR Experience」に最適化
●GeForce 384.76 Driverの新要素
・NVIDIAコントロールパネルの拡張
- ヘルプメニューにデバッグオプションを追加。本オプションを有効化すると,すべてのオーバークロックおよび消費電力設定が無効になる
・SLIの拡張
- 「FIFA 17」用SLIプロファイルの追加または更新
●GeForce 384.76 Driverで解決した問題
- NVIDIAコントロールパネルの「Stereoscopic 3D Compatibility」ページ上で「Command & Conquer Tiberium Alliances」のタイトル名が誤記になっていた問題
- 3D Visionを有効化するとCPUボトルネックが発生する問題
- GeForce GTX 1080・1070・1060シリーズ搭載環境で新しい「Prey」をプレイすると,ゲーム中に大規模なスタッター(stutter,カク付き)が発生する問題
- GameStreamdでDirectX 12世代のゲームタイトルをストリーミングすると,画面のキャプチャを行えない問題
- 「Firefall」を実行できない問題
- GeForce GTX 970のSLIシステムに「Norton 360」が導入されている場合,Norton 360を無効化もしくはセーフモードにしないとSLIを有効化できない問題
- 「DOOM」をVulkanモードで実行するとグリッチ(glitch,不具合)が発生する問題(※glitchの詳細は明らかになっていない。原文は「[Doom 2016][Vulkan API]: Glitches occur when using the Vulkan API.)
- SLI構成時に「No Man's Sky」を実行するとテクスチャの表示がおかしくなる問題
- Vsyncを無効化すると,ストアアプリ“Windows Store Video app”を用いたビデオ再生がつっかかる問題(“Windows Store Video app”が何のことを指すのかは分からない。「映画&テレビ」か? 原文は「 [Windows Store video app]: Video playback is choppy with V-Sync OFF. 」)
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
LawBreakers
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