ニュース
「BFV」でDLSS,「Metro Exodus」でレイトレ&DLSSに対応する「GeForce 418.91 Driver」――BFVではレイトレ有効時の性能が40%向上へ
Release 418世代のWHQL
NVIDIAによると,BFVにおいてリアルタイムレイトレーシングを有効化したときの性能は,DLSSの併用によって最大40%向上するという。
なおDLSSは,解像度3840
注意が必要という意味では,Release 418世代からの特徴として以下の2点も挙げておきたい。このあたりはRelease 418世代のWHQL版ドライバ第1弾である「GeForce 418.81 Driver」の紹介記事も参照してもらえれば幸いだ。
- ノートPC向けのGeForce 418.91 DriverがGeForce RTX 20シリーズに対応していない
- ほとんどのユーザーに向けたStandard版ドライバと,現時点では特定のノートPCユーザー向けとなるDCH版ドライバの2展開になっている
というわけで入手したい人は,下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してもらえればと思う。
→64bit版Windows 10用GeForce 418.91 Driver(553.04MB)
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 418.91 Driver(507.09MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 418.91 Driver(548MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 418.91 Driver(503.26MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
今回もNVIDIA公式情報ページの情報と英文リリースノートの要点和訳を試みたうえで本稿の最後にまとめているが,2タイトルにおける新機能のサポートを除くと,基本的には小規模のアップデートと述べてしまってよさそうである。GeForce RTX 20搭載環境でBattlefield Vをプレイしている人と,これからGeForce RTX 20搭載環境でMetro Exodusをプレイするつもりの人には意味のあるアップデートと言え,またRelease 415世代以降のドライバを導入済みの人にとっても自己責任で試す価値のあるリリースと紹介できるのではなかろうか。
ただし,「Apex Legends」でアプリケーションがクラッシュする問題など,既知の問題としていくつか気になる項目も出てきていたりするのも確かだ。GeForce GTX 10シリーズ以前のGPUを使っているなら,公式掲示板をチェックしつつ,少し様子を見てみるのもアリだと思われる。
## 以下,NVIDIAによる公式紹介記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 418.91 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜600シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ(※Windows 10のみ)
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜600Mシリーズ
●GeForce 418.91 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 418.81 Driver)
- GeForce Experience:3.17.0.126(←3.16.0.140)
- HD Audio Driver:1.3.38.13
- PhysX System Software:9.18.0907
- Vulkan RT:記載なし
- CUDA:10.0
- NView:149.34
●GeForce 418.91 Driverにおけるゲーム最適化
(※比較対象はGeForce 418.71 Driver)
- 「Battlefield V」および「Metro Exodus」でDLSSとレイトレーシングを利用する環境へ向けた最適化
●GeForce 418.91 Driverの新要素
- リリースノートに記載なし
●GeForce 418.91 Driverで解決した問題
- NVIDIAコントロールパネルから異方性フィルタリングを手動適用すると,「Battlefield 1」で地表に線が表示される問題
- GeForce RTX 20シリーズ搭載環境でNVIDIAコントロールパネルの「ディスプレイ」−「デスクトップカラー設定の調整」にある「デジタルバイブランス」の設定を変更すると,Windowsのイベントログに「Event ID 14」エラーが出現する問題
●GeForce 418.91 Driverにおける既知の不具合(※抜粋)
- G-SYNC対応ディスプレイとG-SYNC Compatible Monitorsプログラム準拠の(Adaptive-Sync/FreeSync対応)ディスプレイを接続して,G-SYNCを有効化したうえでクローンモード表示を行うと,G-SYNC対応ディスプレイの画面がまたたく
- 「Apex Legends」で「DXGI_ERROR_DEVICE_HUNG」エラーが発生し,ゲームがクラッシュすることがある
- 「Hitman 2」でゲーム画面にモザイク状の表示異常が発生する
- NVIDIA製レイトレーシングエンジンであるOptiXでIrayのGPUアクセラレーションがクラッシュしてCPU処理になる
- HDRを有効にしていると「二ノ国II レヴァナントキングダム」が起動時にクラッシュする
- 「ARK: Survival Evolved」をプレイしていると複数のエラーやBSoDが発生することがある
- 「Batman: Arkham Origins」でPhysX Particlesベースとなる霧の描画がおかしくなる
- 「Mozilla Firefox」Webブラウザで特定のリンクにマウスカーソルを重ねるとカーソルの表示が少しおかしくなる
- 4K解像度でデスクトップ表示を行っているとDynamic Super Resolutionの設定を行えない
- マルチディスプレイ構成時,ランダムに画面がちらつく
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
Battlefield V
- 関連タイトル:
Metro Exodus
- この記事のURL:
キーワード
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation
(C)2018 Electronic Arts Inc.
(C)2017 Koch Media GmbH and published by Deep Silver. Developed by 4A Games. 4A Games Limited and their respective logo are trademarks of 4A Games Limited. Metro Exodus is inspired by the internationally best-selling novels METRO 2033 and METRO 2035 by Dmitry Glukhovsky. All other trademarks, logos and copyrights are property of their respective owners.