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「CoD MW2」の安定性を向上させた「GeForce 526.86 Driver」がリリース
NVIDIAによると,GeForceシリーズでCoD MW2プレイしていると,画面表示が崩れる問題を修正するなどで安定性の向上を図るとともに,描画性能の向上も図ったそうだ。
CoD MW2は,NVIDIA独自の超解像技術「DLSS」や,操作遅延低減技術「NVIDIA Reflex」をサポートしているが,GeForce 526.86 Driver側でも,同作への対応を行うことで,DLSS利用時における大幅なフレームレートの向上や,システム遅延の大幅な低減を実現したと,NVIDIAはアピールしている。
そのほかに,一部ユーザーの間で話題になっていたLive2DベースのVTuberアプリ「VTube Studio」がクラッシュする問題を始め,目立つ不具合の修正が行われている。また,執筆時点でSDKやリリースノートが公開されていない「CUDA 12.0」への対応が行われたようだ。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 526.86 Driver(812.22MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/194179/jp
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 526.86 Driver(812.22MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/194197/jp
●GeForce 526.86 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 4090
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 526.86 Driverが統合するソフト(※比較対象はGeForce 526.47 Driver)
- GeForce Experience:3.26.0.154(←3.26.0.131)
- HD Audio Driver:1.3.39.16
- PhysX System Software:9.21.0713
- Vulkan RT:記載なし
- NVIDIA RTX Desktop Manager:記載なし
- CUDA:12.0(←11.8)
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.962.0
●GeForce 526.86 Driverにおけるゲームへの最適化
- 記載なし
●GeForce 526.86 Driverの新要素
- CoD MW2に対応
- CUDA 12.0に対応
●GeForce 526.86 Driverで解決した問題
- CoD MW2プレイ時に,画面がランダムに点滅したり,表示が破綻したりすることのあった問題
- 「Call of Duty: Vanguard」を長時間プレイすると,ランダムにゲームがクラッシュすることのあった問題
- VTube Studioがクラッシュして,画面が真っ黒になることのあった問題
- 特定のゲームを終了後に,GPUがP0ステート(※消費電力最大の状態)で固まってしまうことのあった問題(※対象タイトル未記載だが,GeForce 526.47 Driverで報告されたGPUクロックがアイドルに戻らなくなる問題が削除されたので,それと関連しているもの思われる)
- Ubisoft製のゲームエンジン「Anvil Engine」を使うゲームで,映像の周囲が点滅することのあった問題
- GeForce RTX 4090において,8K解像度でリフレッシュレート60Hzの「AV1」フォーマット映像をデコードするときに,性能が低下することのあった問題
- 一部のPC構成において,「Forza Horizon 5」で,虹色のゴミ(アーティファクト)が表示されることのあった問題
●GeForce 526.86 Driverにおける既知の不具合
- ディスプレイのネイティブではない解像度でゲームをプレイしているとき,ゲーム内でHDR設定を切り替えると,ゲームが不安定になることがある
- Windowsのディスプレイ設定にあるHDRを有効にした状態で,DirectX 12対応タイトルを「Shadow Play」で録画すると,露出過多になることがある
- DSRやDLDSRを有効化していると,ディスプレイがスリープから復帰したときに画面が一時的にちらつくことがある
- Maxon製3D制作ソフト「Cinema 4D + Redshift3D」においてvidmemory(※ビデオメモリ)の割り当てでVideo TDRエラーが発生もしくはドライバがクラッシュすることがある
- Red Digital Cinema Camera Company製ムービー現像ソフト「RedCine-X Pro」でエフェクトを使用するとアプリがクラッシュすることがある
- GeForce RTX 30シリーズを搭載した環境で,WindowsのDesktop Window Managerサービス(dwm.exe)からGPU使用率が高すぎるという報告を受けることがある。この問題はWindowsの設定でHardware Accelerated GPU Schedulingを無効化することで回避できる
- 最新ドライバにアップデート後,3Dグラフィックスソフト「Daz Studio」でシミュレーションを実行しようとするとアプリがクラッシュすることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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