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ノートPC向けRTX 4090/4080に対応した「GeForce 528.49 Driver」が登場
GeForce RTX 40 Series Laptop GPUは,NVIDIAが2023年1月に発表したGPUで,GeForce RTX 4090 Laptop GPUを筆頭に,GeForce RTX 4080/4070/4060/4050という計5製品をラインナップする。2月8日には,GeForce RTX 4090/4080を搭載したゲーマー向けノートPCの販売が始まり(関連記事),これに合わせてGeForce 528.49 Driverが提供されたわけだ。
なお,残るGeForce RTX 4070/4060/4050の3製品を搭載したノートPCは,2月22日の発売を予定するという。
そのほかにも,GeForce 528.49 Driverでは,ローグライクFPS「PERISH」や,第二次世界大戦を舞台にしたRTS「Company of Heroes 3」といった新作タイトルに対応する。
NVIDIAによると,PERISHは,「GeForce RTX 40」シリーズで利用できる超解像技術の最新版「DLSS 3」に対応するそうだ。なお,GeForce RTX 40以外のGeForce RTXシリーズでは,1世代前のバージョンである「DLSS 2」が利用できるという。
さらにPERISHは,NVIDIA独自の内部遅延低減技術「Reflex」にも対応しているとのこと。GeForce RTX 40シリーズのユーザであれば,高品質のグラフィックスと低遅延を両立できると,NVIDIAはアピールしている。
一方,Company of Heroes 3に対しては,2月23日のリリースに向けて最適化が行われているとのことだ。
また,GeForce 528.49 Driverは,「Hello Neighbor 2」や,「World of Warcraft」といった既存タイトルで行われたアップデートにも対応する。
Hello Neighbor 2は,DLSS 2に加えて,NVIDIAが開発したレイトレーシングベースの大域照明(Global Illumination,GI)技術である「RTX Global Illumination」(RTXGI)が,一方のWorld of Warcraftは,Reflexが利用できるそうだ。
ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 528.49 Driver(814.59MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/199857/jp
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 528.49 Driver(814.59MB)
https://www.nvidia.co.jp/download/driverResults.aspx/199889/jp
●GeForce 528.49 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 40シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 528.49 Driverが統合するソフト
- GeForce Experience:3.26.0.160
- HD Audio Driver:1.3.39.16
- PhysX System Software:9.21.0713
- NVIDIA RTX Desktop Manager:記載なし
- CUDA:12.0
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.963.0
●GeForce 528.49 Driverの新要素
- GeForce RTX 4090 Laptop GPU,およびGeForce RTX 4080 Laptop GPUに対応
- PERISH,Company of Heroes 3に対応
- G-SYNC Compatible Displaysに10機種のディスプレイを追加。G-SYNC Compatible Displaysについては公式ページを参照
- GeForce Experienceの最適化に5タイトルを追加
●GeForce 528.49 Driverで解決した問題
- GeForce 528.02 Driverにおいて,Adobe製アセット管理ソフト「Bridge」の安定性に関する問題
- 「HITMAN 3」において,IntelプラットフォームにおけるResizeable BARプロファイルを無効化(※有効にすると問題が生じるからか?)
- 「Discord」のアップデートによって,GPUメモリクロックがP2ステート(※性能と消費電力をバランスさせる電力モード)に低下してしまうことのあった問題
●GeForce 528.49 Driverにおける既知の不具合
- ディスプレイのネイティブではない解像度でゲームをプレイしているとき,ゲーム内でHDR設定を切り替えると,ゲームが不安定になることがある
- DSRやDLDSRを有効化していると,ディスプレイがスリープから復帰したときに画面が一時的にちらつくことがある
- 「Halo Wars 2」において,ゲーム内にある木の葉が普通より大きくなり,また常にちらつくことがある
- Steam版「Forza Horizon 4」を15〜30分ほどプレイすると,ゲームが固まることがある
- GeForce RTX 4090を使用して「Watch Dogs 2」をプレイ中に空を見上げると,表示が点滅することがある
- Windowsにおけるシステム遅延計測ツール「LatencyMon」で,DPC Latencyが増加しているようにみえることがある。DPCとは,Deferred Procedure Callの略で,Windowsにおけるタスクと割り込み処理の優先度を調整する仕組みのひとつ。DPCの遅延が大きくなると,リアルタイム処理に支障をきたして,たとえば音が途切れたり,フレームがカクついたりという問題が起きる
- Adobe製映像編集ソフト「After Effects」,および「Media Encoder」において,ProRes RAW形式のファイル利用時に生じる問題
- Adobe製動画編集ソフト「Premiere Pro」が不安定になることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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