リリース
「GeForce 591.44 Driver」の登場で,予告どおりGeForce GTX 10/900/750世代GPUの新作ゲーム対応が終わる
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以前にNVIDIAが明らかにしていたとおり,Release 590世代からは,GeForce GTX 900/750シリーズのMaxwell世代GPUと,GeForce GTX 10シリーズのPascal世代GPUが,新作ゲームのサポート対象から外れた。
GeForce 591.44 Driverのリリースノート(※リンク先はPDF)にある対応GPUリストからも,Pascal世代と以前のGPUがバッサリと消えている。
ただ,これらレガシー扱いのGPUも,新作ゲームへの対応が終了しただけだ。NVIDIAは,セキュリティアップデートを2028年10月まで提供する予定である。
おそらく,年に数回といった頻度になると思われるが,PascalおよびMaxwell世代のGPUを利用し続けているゲーマーは,NVIDIA Appの通知を確認して,必ずドライバをアップデートしておくよう心がけよう。
GeForce 591.44 Driverにおけるゲームへの対応
さて,GeForce 591.44 Driverにおけるゲームへの対応は,「Battlefield 6」のシーズン1「Winter Offensive」と,「Call of Duty: Black Ops 7」が挙げられている。
まずBattlefield 6だが,ゲーム発売時から,マルチフレーム生成を含む「DLSS」のフレーム生成技術や,内部遅延低減技術「NVIDIA Reflex」には対応していた(関連記事)。
シーズン1のアップデートでも,その点は変わらない。NVIDIAは改めて,GeForce 591.44 Driverにより,デスクトップ版GeForce RTX 50シリーズでは,DLSS 4使用時で最大3.8倍のフレームレートが得られるとアピールしている。
また,Call of Duty: Black Ops 7への対応だが,NVIDIAによると,GeForce 591.44 Driverでは,本作における「Ray Construction」(レイの再構成)のリアリティを向上させたとのこと。
Call of Duty: Black Ops 7をプレイしているGeForce RTXユーザーは,推奨のドライバアップデートであるそうなので,インストールしておくといいだろう。
ゲーム関連ではほかに,32bit版「PhysX」のハードウェアアクセラレーションが復活したこともトピックだ。
32bit版PhysXは,「CUDA」の32bit版がサポート終了したのと前後して,アクセラレーションが利用できなくなっていた。この問題に対しては,オールドゲームのファンから強い不満が以前から寄せられていたのだが,GeForce 591.44 Driverでようやく復活したわけだ。
オールドゲームで問題を抱えていたゲーマーは,試してみるといいだろう。
GeForce Driverを入手したい人は,以下に示したリンクか,NVIDIA Appアップデート機能を利用してほしい。
→Windows 11,64bit版Windows 10用GeForce 591.44 Driver(919.57 MB)
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/258915/
→ノートPC向けのWindows 11,64bit版Windows 10用GeForce 591.44 Driver(919.57 MB)
https://www.nvidia.com/ja-jp/drivers/details/258947/
●GeForce 591.44 Driverの対応製品
○デスクトップPC向けGPU
- GeForce RTX 50シリーズ
- GeForce RTX 40シリーズ
- GeForce RTX 30シリーズ
- GeForce RTX 20シリーズ
- GeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- GeForce RTX 50シリーズ
- GeForce RTX 40シリーズ
- GeForce RTX 30シリーズ
- GeForce RTX 20シリーズ
- GeForce GTX 16シリーズ
- GeForce MX 450シリーズ
●GeForce 591.44 Driverが統合するソフト(※比較対象はGeForce 581.80 Driver)
- HD Audio Driver:1.4.5.6(←1.4.5.0)
- PhysX System Software:9.23.1019
- CUDA:13.1(←13.0)
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.969.0(←8.1.968.0)
●GeForce 591.44 Driverの新要素
- Battlefield 6のシーズン1「Winter Offensive」のアップデートに対応
- Call of Duty: Black Ops 7の対応を強化
- 32bit版PhysXアクセラレーションに再対応
●GeForce 591.44 Driverで解決した問題
- Battlefield 6が不安定だった問題
- 「Counter-Strike 2」において,ゲームの解像度がディスプレイのネイティブ解像度より低いときに,文字が歪んで表示されることのあった問題
- 一部のシステム構成で,ドライバアップデート後に「龍が如く8」の光源がちらつくことのあった問題
- 一部のシステム構成で,ドライバアップデート後に「龍が如く外伝」の表示が破綻することのあった問題
- Release 570台以降のドライバで,「黒神話:悟空」の描画性能が低下していた問題
- GeForce RTX 50シリーズのGPUで,「モンスターハンターワールド:アイスボーン」における一部のパーティクルエフェクトが表示されないことのあった問題
- 「Call of Duty: Black Ops 3」プレイ中,画面が徐々に暗くなることのあった問題
- 「Madden 26」の動作が不安定だった問題
- Release 580代のドライバを利用しているとき,Windows 11の2025年10月版セキュリティ累積アップデート「KB5066835」を適用後に,一部のゲームの性能が低下することのあった問題
- 「The Witcher 3: Wild Hunt」において,主人公の剣の描画がランダムに壊れることのあった問題
- 「Adobe Premiere Pro」において,ハードウェアエンコードを使用して動画をエクスポートしている最中にフリーズすることのあった問題
- Sophos Home製アンチウィルスソフト使用時に,不安定になることのあった問題
- Chromium系Webブラウザで動画視聴中に,緑色の線が入ることのあった問題
●GeForce 591.44 Driverにおける既知の不具合
- NVIDIAコントロールパネルのデスクトップメニューで,「通知トレイアイコンの表示」を非表示にできないことがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
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