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温度調整できるチェアやAIを利用したゲームコーチングサービスなどRazerがコンセプト製品を発表
コンセプト製品で注目したいのは,ゲーマー向けチェアの「Project Arielle」だ。既存製品の「Razer Fujin Pro」をベースとし,背もたれ部分に温度調整機能を備えたのが見どころだ。本体に空冷ファンとPTC(Positive Temperature Coefficient)素子を利用したヒーターを内蔵しており,冷却と加熱のどちらにも対応するという。Razerによると,冷却時は体感温度を2〜5℃低下,加熱時は最大30℃の温風で温めるそうだ。
また,コンセプト製品として,AIを利用したコーチングサービス「Project AVA」も公開した。Project AVAは,プロゲームチームに所属するゲーマーやコーチのノウハウをもとに,プレイ中のゲームに対するアドバイスを行うという。さらにボス戦やクエストの攻略情報といったデータにもシームレスに参照できる仕組みも盛り込むとのこと。
このほかにもPCのハードウェア情報を認識して,プレイするゲームに併せたグラフィックス設定などを自動で行う機能も用意するそうだ。
RazerのWebサイト(関連リンク)では,Project AVAのベータテストへの事前登録者を募集しているので,気になるゲーマーはチェックしてみるといいだろう。
今後発売予定の製品では,携帯型ゲームPC向けのドッキングステーション「Razer Handheld Dock Chroma」が発表となった。
Razer Handheld Dock Chromaは,スタンド形状で携帯型ゲームPCを立てかけて設置できるドッキングステーションだ。搭載インタフェースとして,USB Type-CポートとUSB Type-Aポート×3(いずれもバージョン未公開),HDMI 2.0出力×1,有線LANポートを備える。
また,LEDイルミネーション機能搭載のディスプレイスタンド「Razer Monitor Stand Chroma」も登場した。最大20kgまでの重さに対応したスタンドで,デスク周りを整理できる。本体にUSB 3.2 Type-C×1,USB 3.2 Type-A×2,HDMI 2.0出力×1といったインタフェースを備え,USBハブとしても利用できるという。
さらにLEDイルミネーション機能を搭載した照明器具の「Razer Aether Standing Light Bars」がラインナップに加わった。本体に30個ものLEDライトを内蔵しており,前面照射で手元を明るく,背面照射で壁や周囲を照らす。
ゲーマー向けチェアの新製品「Razer Iskur V2 X」も発表となった。2024年に登場した「Razer Iskur V2」と同じ,高密度クッションやランバーサポート機能を備えつつ,価格を抑えたという。こちらは2025年2月中旬ごろの国内発売を予定する。
ソフトウェアで注目したのは,「Razer PC Remote Play」だ。これは,スマートフォンなどのモバイル機器で,母艦となるPCからゲームをストリーミングでプレイできるというもの。Razerのスマートフォン向けゲームパッド「Razer Kishi Ultra」や「Razer Kishi V2」と組み合わせて利用するそうだ。すでにiOS向けとAndroid向けの両方にRazer PC Remote Playのベータ版を提供している。
Razer日本語公式Webサイト
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