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HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト
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印刷2015/05/07 07:00

テストレポート

HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト

総試用時間:12時間
短評(2)短評(3)

HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 Solid-State Drive SHPM2280P2H/480G
メーカー:Kingston Technology
問い合わせ先:00531-88-0018(平日9:00〜19:00)
実勢価格:6万円前後(※2015年5月7日現在)
画像集 No.002のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト
 Kingston Technologyが発売したSSD「HyperX Predator Solid-State Drive」は,M.2 2280 D2仕様のSSD本体,そして,本体に「HHHL adapter」(HHHL:Half-Height, Half-Length)と呼ばれるM.2−PCI Express 2.0 x4変換インタフェースカードが付属したモデルで展開される,PCI Express(以下,PCIe)Gen.2 x4接続仕様のSSDだ。容量は480GBと240GBの2ラインナップである。

 採用するSSDコントローラはMarvell Technology製の「88SS9293」。内部に論理層としてAHCIが組み込まれており,PCから一般的なATAドライブとして認識されるため,特別なドライバソフトウェアやUEFI側の対応なしに,OSのブートドライブとして利用可能だ。

画像集 No.003のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト
今回入手したのは,HHHL adapterが付属する容量480GBモデル「SHPM2280P2H/480G」。製品ボックスにはLow Profile用のカードエッジベゼルも付属する
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HHHL adapterからはビス1本でM.2モジュール(=SSD本体)を取り外せる。「M.2 2280 D2」と呼ばれるフォームファクタで,基板長は80mmだ
製品情報シールの貼られた側からシールを剥がしたところ(左)と,その裏側(右)。Kingstonロゴがあるチップ「D2516EC4BXGG」は4GbitのDDR3L SDRAMなので,キャッシュ用だろう。合計容量は1GBということになる。フラッシュメモリチップは東芝の「TH58TE69DDKBA8H」だった。本チップの詳細は不明だが,両面合計8枚だったので,1枚あたりの容量は64GBのはずだ
画像集 No.005のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト 画像集 No.006のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト

 そのほか主なスペックは表1を確認してほしい。

※TBW:Total Bytes Written(SSDが寿命を迎えるまでにどれだけの容量を書き込めるか),DWPD:Drive Writes Per Day(1日あたり,ドライブの内容をどれだけ書き換えられるか)
画像集 No.007のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト

 今回は,表2に示した構成のデスクトップPCにSHPM2280P2H/480Gを接続し,PC総合ベンチマークである「PCMark 8」(Version 2.4.304)のStorage testを実行してみることにした。接続方法としては,CPU直下のPCIe 3.0 x16スロットと,PCHにつながるPCIe 2.0 x4スロット,そしてマザーボード「MAXIMUS VII GENE」に標準で用意され,PCHにPCIe 2.0 x2でつながるM.2スロットの3とおりを試している。

画像集 No.008のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト

 グラフ1で帯域幅を比較すると,PCIe 3.0 x16接続時と比べて,PCH経由のPCIe 2.0 x4接続時は約97%,同M.2接続時は約87%のスコアとなった。PCIe 2.0 x2で接続すると,性能面でペナルティを受けるため,仕様どおりのx4接続を行わねばならないというのがよく分かる。

画像集 No.009のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト

 なお,グラフ2,3は,Storageの総合スコアと,Storageに含まれる「ゲームのアクセスパターンを模したテスト」の結果だ。PCMark 8のストレージテストでは,ストレージにアクセスする時間より,アプリケーションそのものの動作時間のほうが割合としては遙かに大きくなるため,転送速度はこれらのスコアに反映されにくい。

画像集 No.010のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト
画像集 No.011のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Predator M.2 PCIe G2 x4 SSD」(1):まずはPCMark 8のストレージテスト

KingstonのHyperX Predator Solid-State Drive製品情報ページ


※HW短評に関する注意
  • HW短評(ハードウェア短評)は,各執筆者が,テスト経過時点でのインプレッションをまとめたものです。最終的な評価の掲載を目的とするわけではないため,次回以降のHW短評,もしくは別途掲載されるレビュー記事などとは異なる評価が掲載されることもあります
  • HW短評について,お気づきの点や,「こんな追加テストをしてほしい」という要望があれば,問い合わせフォームの「記事について(掲載情報の間違いや修正依頼など)」からお伝えいただければ幸いです。ただし,ご要望にお応えできない場合もありますので,この点はご容赦ください
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