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印刷2006/08/28 15:47

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[GC 2006#86]異色RTS「Heavy Duty」&海戦アクション「PT-BOAT」。Akellaブースレポート

 ロシアのデベロッパ/パブリッシャであるAkellaは,ゲームの開発/販売だけでなく,「EverQuest II」などオンラインゲームのロシア国内での運営や,アメリカ産ゲームのローカライズ/販売を行っている会社。200名以上の社員を抱える,いわゆる総合ゲーム会社なのだ。そんなAkella独自で開発を進めているゲームを2本紹介してもらったので,ここでお伝えしよう。(noguchi)


■Heavy Duty
 「Heavy Duty」は,E3 2006の取材時にも見せてもらった,アクション要素があるリアルタイムストラテジー。エイリアンに襲われている,とある惑星を守るのがプレイヤーの大きな目的だ。今回もプレイアブルバージョンを使ってデモンストレーションしてもらったのだが,前回の取材時にはなかった,飛行可能なユニットが追加されていた。
 本作は,一般的なRTSのように部隊全体をコントロールできるのは当然として,一つのユニットだけをアクションゲームの要領で,直接操作できるようになっているのが特徴。飛行ユニットを直接コントロールしてもらったが,操縦中の画面はフライトシムのような感じで,画面真ん中の照準に敵機を合わせて攻撃を行っていた。
 また,複数のユニットを同時に搭載して運べる,戦艦タイプのユニットも追加されていた。戦闘の状況に合わせて搭載するユニットを選択するといった戦略的な幅も広がったようだ。

 マップ上に配置されているオブジェクトすべてが破壊可能という点も面白い。一見なんの関係もなさそうな建物を攻撃し,その結果,道を塞いで相手の進軍を遅らせるといった戦い方も可能だ。通常のRTSとは一味違った戦術を編み出せそうである。
 なお,ヨーロッパでの発売は,2007年の春頃が予定されている。



■PT-BOAT
説明を行ってくれたAkellaのIrina Semenovaさん
 2007年夏頃にヨーロッパでの発売が予定されている「PT-BOAT」は,第二次世界大戦時の海戦にスポットを当てたアクションゲーム。プレイヤーは,ドイツまたソ連軍として戦うことになる。
 戦いの舞台は黒海,バルト海,北海の3か所で,ミッションごとに与えられる船を操縦して目的達成を目指す。船の操縦をAIに任せ,攻撃だけに集中するといった戦い方も可能だ。
 各船は,攻撃された場所により受ける影響(損害)が異なり,エンジン部分へのダメージが大きくなれば,止まってしまうこともある。単純にダメージが累積されていき,一定値に達した場合に破壊されるという計算方法ではないのだ。つまり当たりどころが悪ければ,あまり攻撃を受けていないにもかかわらず,沈むこともあるというわけ。
 また現在,ソ連軍とドイツ軍のみしか扱えないが,今後,日本軍やアメリカ軍などを追加する予定もあるとのこと。使用できる船や場所が増えれば,単純にゲームのボリュームが増すことになる。現在発表されているリリースには一切書かれていないが,大和などの参戦を期待しつつ続報を待とう。

  • 関連タイトル:

    Heavy Duty

  • 関連タイトル:

    PT-BOAT

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