プレイレポート
ディーヴァの戦いは“神話”の領域へ到達。「AION」大型アップデート“Episode 3.5 第五龍帝の最期”先行プレイレポート
プレイヤーならご存じのとおり,AIONのアップデートは,そのコンテンツ規模に応じてEpisodeの数字の刻みが異なっている。いわゆる大型アップデートは“0.5”刻みというのが通例で,今回のEpisode 3.5は,前回のEpisode 3.0(2012年4月実装)から約半年ぶりに実施されるものだ。
Episode 3.5では,これまで龍界にて繰り広げられてきた一連のストーリーがクライマックスを迎え,ディーヴァ達は“神話が現実になる瞬間”を目の当たりにすることになる。そのほかにも大小さまざまなアップデートがあり,プレイヤーなら決して見逃せない内容である。
今回4Gamerは,10月23日のアップデート実施に先駆け,テストサーバーでの先行プレイをしつつ,同社のMCタナベ氏にアレコレと話を聞いてきたので,その内容をさっそく紹介していこう。
「The Tower of AION」公式サイト
“神話が現実となる”瞬間を見届けよ
「龍帝の安息所」(入場レベル条件:Lv60,最大12名)
Episode 3.5では,対ティアマト戦における専用のインスタンスエリア「龍帝の安息所」が実装される。ここは広域エリア“ティアマランタ”の遥か上空に浮かんでおり,“ティアマランタの目”の中央部に設けられた直通ゲートから移動する。
龍帝の安息所の内部には円形の広間があり,その一番奥にティアマトが鎮座している。第五龍帝たるティアマトは,アトレイアにおける正真正銘の“神”であり,壮絶な戦いが繰り広げられることは必至だ。
ちなみに,AIONの国内サービスがスタートしてから3年ちょっとが経過したが,ディーヴァが神と戦うのはこれが初めてのこと。AIONの対ボス戦といえば,多種多様なギミックや演出の数々が大きな見どころだが,ティアマト戦におけるそれは,サービス開始以来ひたすらプレイを続けているような筆者から見ても,ちょっとスケールが違う印象である。
こちらの記事で,対ティアマト戦のテストプレイの様子を動画で紹介しているので,興味を持った人はチェックしてみるといいだろう(若干のネタバレを含むので注意)。
最大12名で挑戦するこのインスタンスは,現段階のハイエンドコンテンツといえる内容だが,それだけに,ティアマトを討伐できたときの報酬も素晴らしい。ドロップアイテム(得られるアイテムはランダム)が入っている箱を討伐メンバーの全員が入手できるのだが,その最大の目玉といえるのは,“龍帝ティアマトの*****”と名付けられた武器シリーズ。これらは“ミシックグレード”として初めて登場する品で,従来のバサルティ武器などといったヒーローグレードと比較しても,2〜3ランクは上の逸品だ。
果たして,我々ディーヴァはどれだけの経験を積めばティアマトを倒せるのか。そもそも倒せるのかどうかも定かではないが,キャラクターレベルさえ満たしていれば,特別な入場条件はないので,とりあえず一度見学してみることをお勧めする。きっと多くのプレイヤーが度肝を抜かれることだろう。
「ティアマト城塞」(入場レベル条件:Lv60,最大6名)
カルンが率いる煉族の軍勢と共に侵攻するというバックグラウンドストーリーで,ディーヴァ達はエリアの入口付近でいくつかのクエストを受けたのち,3本に分かれたルートをそれぞれ攻略していく。
ルートごとにストーリーやクエストが用意されているのだが,そこに,これまでにディーヴァが戦ってきたネームドモンスターが,さまざまな形で関わっているのが大きな見どころだ。たとえば西方面のルートは,龍族の戦艦“ドレドギオン”がテーマになっており,サドハやチャントラといった館長クラスのモンスターが次々と登場する。
一方,東方面のルートは“アラカ”にちなんでおり,スラマやムルガンらが登場するのだが,実は彼らは敵ではない。ちょっと意外なストーリーが展開するので,詳しくは実際に見てのお楽しみ。
そして北方面は,“暗黒のポエタ”系列のルートで,アヌハルトやタハバタらが出現。暗黒のポエタとは異なり“現代のアトレイア”で遭遇するタハバタは,人型の姿である点にも注目してほしい。
難度に関してだが,各ルートの攻略に関しては(上述したティアマト戦と異なり),ベテランのプレイヤーが力を合わせれば,何とかクリアできそうな雰囲気だった。ちなみに従来の“PvEレーション”は,Episode 3.5でも継続されるとのこと。レントゥス基地やパシュマンディル寺院のように,次から次へとネームドモンスターとのバトルが発生し,お宝ゲットのチャンスが訪れるというわけだ。
「協力の闘技場」(入場レベル条件:46)
ペアによるPvP戦術の追求というのは,これまでのコンテンツで有りそうでなかったもの。個人的には,AIONのクラスバランスは比較的良くまとまっていると思っているのだが,それが2名組みになるとどのように変化するのか。トッププレイヤー達のクラス選択と戦術が気になるところである。
参加チームが3つということで,1つの敵チームばかりに集中していると,もう一方にやられてしまう危険がある。逆に,積極的に漁夫の利を狙っていくのも立派な戦術といえるだろう。キャラクター単体のスペックとプレイヤーのテクニックに,2名の相性と運が程よく混ざり合った,なかなか面白そうなコンテンツだ。
「栄光の闘技場」(入場レベル条件:Lv56)
栄光の闘技場はソロで入場し,集められた計4名のディーヴァによりバトルロイヤルが行われる。MCタナベ氏によると,ここならではの報酬も用意されているそうだが,トッププレイヤーが集結するバトルそのものが,PvP派のプレイヤーにとって何よりも魅力的に映るのではないだろうか。個人的には,栄光の闘技場を“観戦”できるモードがあるといいなあと思ってしまった。
入場時のハードルが高いためマッチングが気になるところだが,このエリアは「毎週土曜日,20:00〜22:00」の間に限り開場されるため,心配は不要とのこと。必要であれば,実装後に調整を行う可能性もあるそうなので,ひとまずは参加してみるといいだろう。
インスタンスのマッチングが全ワールドを対象に
まず,Episode 3.5の実装を機に,インスタンスエリアの共通仕様が変化する。“自動パーティマッチング”が行なわれる際に,「全ワールドから」メンバーを集めるようになるのだ。
これは,AIONのほぼすべてのインスタンスが対象となっており,攻略型のダンジョンをはじめ,ドレドギオンやテンペル訓練所といったPvP競技種目,さにはEpisode 3.5で追加されるエリアも含まれている。つまり「栄光の闘技場」で1位の成績を収めたプレイヤーは「日本のNo.1 AIONプレイヤー」と胸を張れるようになるのだ。
技術的には割とすごいことが行われているのだが,プレイヤーとしては難しいことを考えなくても大丈夫。従来の“自動パーティマッチング”を行なうと,その対象範囲が“現在いるワールド”から“全ワールド”に広がるだけの話である。
この仕様変更により,とくに初〜中級レベルのインスタンスでは,かなりパーティ編成がしやすくなるだろう。たとえば,A-Station経由では行くことができなかった「ノフサナ訓練所」や「スティールクロウ号」も,ずいぶんと攻略しやすくなるのは嬉しいところだ。
地域コミュニティの活性化が期待できる“ヴィレッジ ミッション”
村を発展させていくと,噴水の周りにさまざまな施設(機能)が追加されていく。たとえばNPCショップ,家具の販売,住宅の外見変更,遺物の交換,掲示板などが利用できるようになるそうだ。一部の機能を利用できるのは“一般住宅”以上の所有者に限られるとのことで,テラスハウス住まいの一般市民としては少々残念だが,地域コミュニティの活性化が期待できそうなコンテンツである。
“次元の渦”による新たなRvR環境
広域エリアの“テオボモス”および“ブルストホーニン”に関して,敵対種族のエリアへの潜入がようやく可能となる。潜入するには“次元の渦”なるゲートを通過する必要があるのだが,渦の近くにいるキャラクターは自動的にフォースを編成し,RvRを行なう環境があっという間に整う。
両エリアの対象レベル帯を考えると,対人戦用の舞台としてはやや中途半端な感じもするのだが,RvRの環境がゲームシステム側で提供されるというのは興味深い。実装後の利用状況に注目したいところだ。
なお4Gamerでは,10月16日から10月30日定期メンテナンス前までの期間,新規ユーザー(および2012年8月1日から10月16日定期メンテナンス前までの期間,AIONのプレイ履歴がない元プレイヤー)を対象とした「読者限定60日間無料クーポン」を配布している。無料期間のみでティアマトを倒すのは,ちょっと難しいかもしれないが,AIONをお試しプレイするいい機会なので,興味を持っていそうな友人がいたら,ぜひ味方勢力の一員としてスカウトしてみよう。
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