パッケージ
クライシス 完全日本語版公式サイトへ
読者の評価
85
投稿数:14
レビューを投稿する
海外での評価
91
Powered by metacritic
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[GDC07#08]CryTekがゲームエンジンライセンスのビジネスに本格参入。ライセンスタイトル第1弾には日本の著名業界人も関与
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2007/03/08 16:08

ニュース

[GDC07#08]CryTekがゲームエンジンライセンスのビジネスに本格参入。ライセンスタイトル第1弾には日本の著名業界人も関与

 Electronic Artsからリリース予定のFPS「Crysis」を開発中のドイツのデベロッパであるCryTekが,同タイトル用に開発されてきた“CryENGINE 2.0”をライセンスビジネス化すると発表した。

 これまでも,CryENGINE 2.0のレンダリング技術などの一部は公開されていたが,ライセンスビジネス化の発表に伴い,2007年のGDCでは,さまざまな機能を含んだミドルウェアスイートとして,その内容が大々的に公開されることとなった。

 ミドルウェアスイートとしてのCryENGINE 2.0は,リアルタイム3Dレンダラー,独自開発の物理エンジン,キャラクターアニメーションシステム,サウンド,AI,クライアント/サーバーネットワークシステムを完全にフィーチャーしている。中でも「CryENGINE Sandbox 2」と呼ばれるゲームエディタは,樹木などのオブジェクトの配置がリアルタイムで行われ,開発者がそのままゲーム世界からの視点でチェックできるという特徴がある。



 同じFPSゲーム出身のミドルウェアとしては,Epic Gamesの“Unreal Engine 3”が先手を取っており,採用タイトルもいくつかリリースされている。これに対しCryENGINE 2.0は,物理エンジンが自社開発ということもあり,比較的安価で提供されるのではないかと予想される。

 CryENGINE 2.0のライセンス化に合わせて,初のライセンスタイトルとなる作品も発表された。それがハワイのホノルルに本拠地を置くゲームデベロッパ,Avatar Realityの最新プロジェクト(タイトル未定)である(関連記事)。
 このAvatar Realityを構成するメンバーがユニークで,Bullet Proof SoftやBlue Planet Softwareなど,1980年代から業界に関わってきたHenk B. Rogers(ヘンク・ロジャース)氏に加え,SquareUSAのSenior Vice President兼CTO,Electronic Artsで技術面や次世代機担当Vice Presidentなどを歴任してきた橋本和幸氏がマネージメントを担当する。また,役員にはNintendo of Americaの元代表取締役社長である荒川實氏,そして「テトリス」の生みの親で知られるAlexey Pajitnov(アレクセイ・パジトノフ)氏など,豪華な顔ぶれが連なっている。

 Avatar Realityの最新プロジェクトは,MMOタイプのライフシミュレーションゲームで,“Massively Multiplayer Virtual World”(MMVW)とも呼ばれており,テラフォーミングされた未来の火星を舞台に,自分のアバターを製作してソーシャルネットワークを形成するというものだ。具体的な発表は行われていないが,“ゲーム”という位置付けというよりは,「Second Life」のようなスタンスに近いと思われる。
 “MMVW”には,新世代MMOゲームともいえる斬新な感触のほかにも,高性能ゲームエンジンや著名な開発陣など,注目すべきトピックがいくつもある。今後とも注目の作品となりそうだ。(ライター:奥谷海人)

  • 関連タイトル:

    クライシス 完全日本語版

  • この記事のURL:
AD(最終更新日:2022/12/17)
Crysis 日本語版
Software
発売日:2007/11/29
価格:
amazonで買う
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:11月24日〜11月25日