イベント
「プロ野球 ファミスタ オンライン 2010」公式大会が開催。アナウンサーの熱い実況が響く中,9月12日に西武ドームで対戦するファイナリストが決定
ファミスタ オンラインは,バンダイナムコゲームスの野球ゲーム「ファミスタ」シリーズをベースにしたオンラインゲームだ。カード化された選手のデータを集めてみたり,選手の能力を強化したりといったほかに,相手の妨害ができる「アシストカード」など,お助けアイテムも用意されており,手軽に楽しく遊べる野球ゲームとなっている。
「プロ野球 ファミスタ オンライン 2010」公式サイト
本大会は,シード権を獲得していたプレイヤーや,事前に招待されていたプレイヤーのほか,当日行われたオープニングマッチでの成績上位者も加わり,合計20名のプレイヤーの中から,ファイナリストの2名を決めるオフラインイベント。全試合を見事に勝ち抜いてファイナリストとなった2名は,9月12日に西武ドームで行われる決勝戦への出場権が得られ,日本一のファミスタプレイヤーという栄冠を手に入れるため,雌雄を決することになる。
決勝大会はトーナメント方式による勝ち抜き戦で,主なルールとして「試合は6回イニングまで行われ,延長は準決勝のみの適用となる」「10点以上の差がついた場合はコールドゲーム」「選手カードは2010年版のみ使用可能で,デッキWP(ウェイトポイント)は700以内に収める」といったのものが適用される。
会場に設けられた試遊台 |
20名のプレイヤーが熱戦を展開 |
ファミスタ オンラインの公式大会は今回で4回目となるのだが,大会では,ゲームプレイを見ながら実況するというスタイルが定着している。この実況を行うのは,前大会に引き続き文化放送のアナウンサーである斉藤一美氏だ。
斉藤アナは「文化放送ライオンズナイター」というプロ野球ナイトゲームの中継番組でも実況を担当しており,まさにその道のプロ。例えば,西部ライオンズの中村剛也選手が,ゲーム内で満塁ホームランを打てば,「おかわり君(中村選手のニックネーム)はグランドスラムを9本打ってますね」と,実際の成績を引き合いに出して話したり,「この選手,こんなに足速かったっけ?」と比較してみたりと,豊富な野球知識を織り交ぜた的確なコメントで,来場者を楽しませていた。とにかくハイテンションな実況で,ことあるごとに会場内には,斉藤アナの絶叫が響き渡っていた。この実況も大会の目玉といったところだ。
一方,大会の解説は,バンダイナムコゲームスの三小田晋久プロデューサーが務めている。プレイヤーが使用したアシストカードについて,「このカードにはこんな効果があるんですよ」と,ゲームのシステムや,どんなカードの使用頻度が高いかなど,実況とは違った形で大会を演出。
実際の試合ではそれほど活躍していない選手が登場し,斉藤アナからすぐに言葉が出てこないときなどは,「この選手は〜〜のチームにいますね」と,ゲーム側の知識を素早くフォローしているのが印象的だった。
しかし,決勝大会にエントリーしてきただけあり,どのプレイヤーも相当な実力の持ち主だ。試合では,ワンサイドゲームになることはそれほどなく,一点を争うシーソーゲームになるなど好ゲームが多く,会場からは歓声がたびたび沸きあがっていた。
さて,この大会を見ていると,やはりアシストカードの存在が大きいように感じられる。攻撃側はここぞという場面で,そのイニング中,全打者が“絶好調”になる「ラッキー7」カードを使って,大量得点を狙うことが多かった。もちろん,守備側もその辺りはしっかりと対策を取っており,強烈な向かい風が吹く「強風↓」で打者を押さえ込みにいく。
これらのアシストカードを使うタイミングの読み合いは面白く,どのタイミングでカードを切ろうかというプレイヤー同士の心理戦は,まさに実戦さながらだ。このスリリングな試合展開に,実況も熱を帯びていた。
読者モデルで結成されたグループ“ファミス隊”が初お披露目
ここでちょっと大会を離れ,ファミスタ オンラインを応援するために結成された,「ファミス隊」について紹介しよう。
ファミス隊は神尾美沙さん,佐々木美穂さん,大井智保子さんの3人。いずれも,女性ファッション誌で活躍する読者モデルで結成されたグループだ。その名のとおり,ファミスタ オンラインを応援するのが目的で,今回の決勝大会が初お披露目となる。
会場内では試合を観戦しているお客さんにインタビューをしたり,プレゼントを配ったりと,ファンとの交流を積極的に図っていた。今後もさまざまな場で活躍が見られると思うので,こちらの動きにも期待したいところだ。
スペシャルゲストとして,小早川毅彦さんとギャオス内藤さんが登場
そして小早川さんと内藤さんに,実際にファミスタ オンラインを1イニングだけプレイしてもらい,どっちが勝つかというスペシャルマッチも行われた。小早川さんは広島東洋カープ,内藤さんは東京ヤクルトスワローズと,自身がかつて所属したチームを使用しての対戦となったが,結果は3対0で小早川さんの勝ち。元プロ野球選手同士が野球ゲームで対戦という状況に,会場は大盛り上がりだった。
西武ドームへの切符を巡る争奪戦――ついにファイナリストが決定!
順調に進むファミスタ オンライン大会に話を戻そう,準決勝に駒を進めたのは,“pinkie.”選手,“黒光り”選手,“しゅ〜さん”選手,“かず28号”選手の4名。ここで勝てばファイナリストとなるわけだが,この二試合は,それまでの試合とは,まったく違う展開となった。
まずは,pinkie.選手と黒光り選手の対戦。互いに一進一退の攻防を見せる息詰まるゲームとなったが,pinkie.選手はアシストカード“ラッキー7”で少ないチャンスをモノにし,そのリードを守って試合を制した。最終的なスコアは3対2とわずか一点差。手に汗握る名勝負となった。多くの選手がダルビッシュ有投手をデッキに入れているのに対し,pinkie.選手は田中将大投手を使用していたのが印象的だった。
続くしゅ〜さん選手と,かず28号選手のゲームだが,こちらは対照的にワンサイドゲームとなった。
序盤からしゅ〜さん選手の打線が爆発し,毎回のように得点を重ね,勢いが止まらない。とくに5回表には一挙に9点を得るという,凄まじい攻撃力を見せ付けた。かず28号選手も反撃を試みるも打線は沈黙。最終的なスコアは12対2で,規定によりコールドゲームとなった。
なお今回の大会は,インターネットでの動画共有サービス“USTREAM”でライブ中継されており,一時,ゲーム部門で世界第二位の視聴者数を集めたということで,大会を見ていた人も多いのではないだろうか。今回の大会の模様は,スタッフによるビデオ録画も行われており,ファミスタ オンラインの公式サイトや,BS12 TwellVで9月23日の17時30分から放送される予定。興味がある人は,ぜひ視聴してみよう。
「プロ野球 ファミスタ オンライン 2010」公式サイト
- 関連タイトル:
プロ野球 ファミスタ オンライン 2013
- この記事のURL:
キーワード
(C) 2006-2013 NBGI
日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用
株式会社バンダイナムコオンライン Published by NHN Japan Corp.