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「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載
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印刷2008/09/29 16:25

プレイレポート

「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載

画像集#002のサムネイル/「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載
 9月3日に大型アップデート“シーズン3.5 狩人たる証”が実装された,オンラインアクション「モンスターハンター フロンティア オンライン」(以下,MHF)。今回は,シーズン3.0からシーズン3.5にかけて,実際にプレイして特筆すべき点や気になった点を中心に,そのプレイレポートをお届けしよう。今回は,9月5日〜9月25日に実施された狩人祭の結果を含めてのレポートとしたかったため,掲載が遅くなったことはご容赦いただきたい。

かなり手強いハンターランク100以上の古龍


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画像集#004のサムネイル/「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載
 シーズン3.5では,ハンターランク(HR)100以上で受けられる古龍クエストとして,キリンとクシャルダオラ,2種類の古龍が実装された。攻撃力の高さとひるみにくさという特徴が挙げられていたが,実際にプレイしてみて,そのケタ外れの強さにびっくりしたプレイヤーも多いのではないだろうか。
 筆者も実装後に様子を見てみたが,防御力450程度の防具では,どの攻撃でも体力をごっそり削られ,場合によっては体力満タン(150)の状態でも一撃で力尽きるほど。これはつらいと思ったが,体力は上位古龍と大差ないのか,下方修正前の古龍ほどクエストに時間がかかるわけなかった。個人的には,「やるかやられるか」のドキドキ感を味わえるモンスターであり,武器防具の性能がインフレ気味だったMHFにおいては,いい刺激となったように感じられる。
 ちなみに,どうしても討伐できないと悩んでいるプレイヤーにちょっとだけヒントを。先ほど「防御力450程度の防具では一撃で力尽きることもあった」と書いたが,防御力がそれより低い400程度の防具で力尽きないこともあった。違いはといえば,前者は各耐性値がほぼ一ケタ台だったのに対し,後者は水耐性と龍耐性が+10前後であった点だ。
 MHFでは,モンスターの攻撃に属性がある場合,耐性値0の状態で受けるダメージを100%とすると,耐性値の分だけダメージが軽減されるという仕組みになっている。たとえば,龍耐性+50なら,モンスターの龍属性攻撃の50%がカットされる(耐性値がマイナスの場合はダメージ量が増える)。つまり,耐性値が高ければ高いほど属性付きの攻撃によるダメージが軽減され,防御力が低くても生き残れる可能性が高くなるわけだ。

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 シーズン3.5でSP装飾品に追加された「各耐性+20」となる「耐性珠SP」をはじめ,耐性値を上げるスキルが発動する装飾品があるので,耐性値の高い防具と組み合わせて試してみるといいだろう。装飾品を使って各種耐性値を上げると,その分攻撃系のスキルが犠牲になるが,攻撃スキル満載でも一撃で力尽きるよりは,少々クリアする時間が延びても,耐性値を上げて力尽きないほうが安全ともいえる。クリアできないという人は,一度試してみてほしい。

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 なお,新変種モンスターであるドスランポス/ドスゲネポス/ドスイーオスの3種類は,ドスイーオス変種とドスランポス変種が9月17日から,ドスゲネポス変種が9月24日からようやく登場となった。アクラ・ヴァシム亜種のアクラ・ジェビアは,10月以降の配信ということでまだお目見えしていないのが残念なところ。ただ,シーズン3.5実装時に一挙に配信されて,そのあとシーズン4.0まで何もなし,というよりは,段階的に実装されることで楽しみが続くともいえる。アクラ・ジェビアはHR71以上で挑戦可能となるので,HRが71に満たないプレイヤーは,今のうちにHRを上げて配信に備えよう。

新しい武器防具やL/Rシリーズ防具について


アイルー広場に調合屋を設置すれば,LV1から爆撃ビンを調合できる
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 HR100以上の古龍から入手できる素材を使った武器は,武具工房で生産できるものと,伝説の職人で生産できる特殊古龍武器に分かれる。特筆すべきは特殊古龍武器で,攻撃力が高いだけでなく,斬れ味ゲージの青/白部分が極端に長い,体力ゲージとスタミナゲージが最大の状態だと,弾かれモーションが発生しないといった特徴がある。筆者は伝説の職人がいる間に素材集めが間に合わず生産できなかったのだが,攻撃力の高さと相まって,人気の武器となりつつある。
 また,特殊古龍武器の弓は状態異常ビンの威力が通常の1.5倍,そして新しく爆撃ビンが使えるのが特徴だ。爆撃ビンは,マイトレで調合屋LV1を設置していれば調合が可能だが,古龍の汎用素材が必要なので,湯水のように使えるというわけではない感じだ。
 そのほか,SP武器や新グラフィックスの武器なども併せると,合計で209種類の武器が追加された(※SP武器はI〜VIIをそれぞれ別武器としてカウント)。中でも特殊リーチ武器は,最終段階まで強化すると,最強クラスの既存武器と同等かそれ以上の性能になるものがいくつかある。ただ,特殊リーチ武器の多くは,狩人祭に勝利しないと入手できない「祭典の思い出」が強化に必要だ。運がなく狩人祭で勝ち組になれなかったり,猟団に所属していないと生産/強化できないのが,少々残念なところだ。

生産に「祭典の証」を使う特殊リーチ武器の強化には「祭典の思い出」が必要な場合が多い。狩人祭で勝ち組にならないと強化できないので注意。また,シーズン3.5で実装された新武器は,HR100以上で手に入る汎用素材が生産に必要になるものが多い。HR99以下のプレイヤーはがんばってHRを上げよう
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 新たに追加されたLシリーズ防具/Rシリーズ防具は,既存のS/Uシリーズ上位版という位置づけだ。シーズン3.5で追加されたL/Rシリーズ防具は以下のとおり。

・ガレオスLシリーズ(剣士用)
・ギザミLシリーズ(剣士用)
・バサルLシリーズ(ガンナー用)
・フルフルLシリーズ(剣士用)
・レウスLシリーズ(剣士用)
・ゲリョスLシリーズ(ガンナー用)
・マフモフLシリーズ(剣士/ガンナー共用)
・ハンターRシリーズ(剣士用)
・リオハートRシリーズ(剣士用)
・ザザミRシリーズ(剣士用)
・ガーディアンRシリーズ(剣士/ガンナー)
・ヒーラーRシリーズ(剣士/ガンナー)

 上記シリーズのすべてを確認したわけではないのだが,L/Rシリーズの特徴は以下のような傾向にあるといえそうだ。

・防御力は元防具のLV7より高く強化でスロット数が増える場合もある
・Lシリーズ:Sシリーズのスキルのうちマイナススキルのポイントが軽減され,いずれかのスキルのプラスポイントが増える
・Rシリーズ:一部スキルを除き,スキル構成ががらりと入れ替わっている


Lシリーズはマイナススキルが減るので迷うことなく強化できるが,Rシリーズはスキル構成ががらりと変わるので,強化の悩みどころとなりそうだ
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 基本的には,SシリーズからLシリーズ,UシリーズからRシリーズに派生する。筆者が確認した限り,派生を出現させるには,元の防具をLV7まで強化する必要があるようだ。また,L/Rシリーズの派生強化には汎用素材が要求されるため,基本的にはHR100を超えないと派生強化できない。なお,男性キャラ専用のガーディアンシリーズ,女性キャラ専用のヒーラーシリーズは,派生元は剣士/ガンナー共用の防具だが,Rシリーズ派生時に剣士用とガンナー用別々の派生となり(派生後の各部位の名称も異なる),スキルも異なるので気をつけてほしい。
 なお,L/Rシリーズに強化しても,見た目は派生元の防具と変わらないのが少々残念なところ。両方とは言わないまでも,見た目や配色を変えてほしかったというプレイヤーも多いのではないだろうか。

 シーズン3.5実装前のMHFでは,「この組み合わせを作っておけば安心」という防具の組み合わせが極まった印象もあった。しかし,Lシリーズ防具は,マイナススキルが減ったことで使い勝手がさらによくなり,Rシリーズ防具は,これまでにないスキルポイントの組み合わせのものが出てきた。
 言ってみれば,L/Rシリーズ防具の実装により,性能を追求した防具の組み合わせの楽しみの幅がさらに広がったといえる。今回は12種類の追加にとどまったが,今後,定期的にL/Rシリーズ防具を追加してほしいものだ。

加熱した盛り上がりを見せる狩人祭だが問題点も


シーズン3.5で狩人祭専用のカウンターが設置された
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 シーズン2.5で実装された,猟団対抗イベントの狩人祭は,回を重ねるごとに盛り上がりを見せている。第4回,第5回の狩人祭では,ヒプノック希少種が先行配信されたり,勝ち組限定でエクエスシリーズ防具が生産できたりと,8月の狩人祭では勝利側のメリットが大きくなったこともあり,勝ちたいという意欲が増した部分もあるのだろう。
 ただ,最近の狩人祭では,もっとも効率よく魂を稼げる試練に皆が殺到し,結局はそのクエストを多くこなしたほうの勝ち,という傾向にあったといえる。1日で数万魂レベルの差がつくこともあり,そうなると劣勢の組は,あきらめムードが漂ってしまいがちだろう。猟団対抗韋駄天杯で魂がもらえるという逆転の要素があるにはあるが,それでも入魂祭が始まって数日で勝敗の大勢が決してしまう感があるのは否めなかった。

画像集#019のサムネイル/「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載
 シーズン3.5では,魂を得られる試練対象を紅竜組/蒼竜組いずれかで最大4個ずつ占有できる「俺たちの試練システム」,該当猟団には5万魂が付与される期間賞や部門賞といった項目が設置され,また,ターゲットが公開されないシークレット試練も導入された。
 今回の開催では,入魂数を効率よく稼げそうなクエストがいずれかの組に偏ったサーバーもあり,それぞれの組の占有試練が確定した時点で「戦いの前から勝敗は決まったか?」と心配してしまう面もあった。
 しかしながら,シークレット試練で獲得できる魂数の設定が,公開された試練の魂数よりかなり高かったため,筆者がプレイしているサーバー1においては,連日のシーソーゲームで最終日まで勝敗の行方が分からなかった。しかしサーバー2とサーバー3は,前回までの狩人祭同様,日を追うにつれて差が開き,9月16日の途中経過発表ではサーバー2で約66万差,サーバー3で約86万の差が開いており,期間賞/部門賞/猟団対抗韋駄天杯で得られる魂すべて(合計64万魂)を加算しても逆転の可能性は低い状態だった(最終的な結果はサーバー2で約75万差,サーバー3で約103万差)。

 結果としてみると,今回の狩人祭は,前回までの「もっとも効率良く魂を稼げる試練」がシークレット試練に取って代わっただけで,あまり代わり映えしなかった印象だ。シークレットとはいえ2日目までにはその存在が知れ渡り,あとは最終日まで紅竜組も蒼竜組もひたすらそのクエストで魂を稼いでいたように思う。シークレット試練は日替わりにするなど,なんらかの改善策を講じたほうがいいように感じたのは,筆者だけではないだろう。
 「俺たちの試練システム」は,シークレット試練で得られる魂が多かったこともあり,入魂対象モンスターの占有は入魂面であまり意味をなさなかったように感じられた。9月22日付けの運営レポートで,第7回以降の狩人祭における俺たちの試練システムの一時適用見送りが発表されたが,復活するときには狩人祭を盛り上げる要素となってほしいと思う。

公式サイトの「第6回狩人祭 結果」より。最終日まで接戦だったサーバー1は別として,サーバー2とサーバー3は,途中経過発表を見るたびに「これを巻き返すのはムリかも」と思ってしまった。第60回運営レポートで検討中とあるが,途中経過発表は毎日ではないほうがいいのかもしれない
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 また今回の狩人祭では,褒賞祭開始直後に,配布される祭ポイントが本来より少ないという不具合が発生し,緊急メンテナンスが実施された。不具合が発生したプレイヤーに対しては,2日後の金曜日に配布ポイントの修正が行われ,褒賞祭の期間も延長されたが,事前の検証は入念に行ってほしいところだ。
 もう一つ狩人祭で気になるのは,褒賞祭での勝ち組限定のクエストだ。勝ち組限定のクエストは,「祭典の証」というアイテムを消費してクエストを受けるシステムになっている。祭典の証は,勝ち組で25個または35個しか配布されないので,勝ち組限定のクエストを受けられる回数は制限される。
 勝ち組限定のクエストのクリア報酬でのみ得られる「祭典の思い出」を効率よく集めるため,「4人一組で4枚ずつ,クエストを4回プレイする」という募集シャウトを褒賞祭期間中はよく見かけたのだが,中には自分で祭典の証を消費せず,他プレイヤーのクエストに参加するだけのプレイヤーもいるようで,そういったプレイヤーに注意するよう,全体チャットで呼びかけている人もいた。
 このようなトラブルが発生するであろうことは容易に予測できただけに,対応策を事前に用意しなかったことには苦言を呈したい。プレイヤー間のトラブルの原因になるので,できるだけ早く対応策を講じてもらいたいと思う。

盛り上がりに欠ける(?)「VS.クエスト」
方向性に疑問も残る「通り名称号」


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 シーズン3.5では「VS.クエスト」が実装されたが,配信されているクエストの種類が少なかったり,クエスト報酬に特別なものはなかったりと,目新しさに欠けているためか,正直なところ,盛り上がりに欠けているという印象だ。現時点では,4人パーティ2組でのタイムアタックの域を出ていないので,最大8人でプレイできるという仕組みを生かした別のコンテンツもほしいところ。今後の拡張に期待したい。

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 通り名称号は,毎日MHFをプレイする意欲をかき立てる一因として効果が出ているようだ。称号を獲得して表示させているプレイヤーも数多く見かけるので,クエストをクリアして武器/防具を作るのとは違った遊び方のアプローチとしては,滑り出しは上々といったところだろう。武器種類や防御力の上限が設定されていたり,制限時間があったりと,ハードルが高いことも,プレイヤーのモチベーションを高めているように思える。
 ただ,通り名称号の達成条件の一部には疑問が残る。たとえば,通り名称号の獲得条件に「特定モンスターをログイン中に30頭狩猟する」というようなものがある。通り名称号は,正午に更新されるので,それから24時間以内に対象モンスターを30頭狩猟すれば条件達成となるわけだ。
 ただ,1クエストが5分程度で終わるとしても,30頭狩猟するには150分,2時間半以上かかる計算となる。連続ではなく間をおくにしても,24時間以内に同じモンスターを30頭も狩るというのは作業感が強く,さすがに飽きてしまうプレイヤーも少なからずいるだろう。
 しかも,通り名称号には有効期限があり,60日以内にもう一度同じ条件を達成しないと継続して利用できない。筆者も30頭狩猟の通り名称号に挑戦してみたが,称号維持のためにもう一度同じことをする気にはなれないというのが個人的な感想だ。別にその称号を獲得しなくともデメリットはないので,気に入らなければやらなければいいだけの話なのだが,せっかくの新要素だけに,もったいない気がして仕方がない。

 ちなみに,同じ猟団に所属するプレイヤーが同士が通り名称号を表示させてクエストに出かけると,特定のスキルが発動することがある。スキルの効果は公開されていないので詳細は不明だが,興味のある人はいろいろと試してみてほしい。

地味ながらかなり便利な「まとめて送る」「ボックス内調合」


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 システム面の改善で一番に挙げられるのが「まとめて送る」であるのは,多くのプレイヤーが同意する点だろう。アイテムボックス関連では,シーズン3.0でスタック数が一律「250」に変更され,ショップで買ったアイテムが直接アイテムボックスに収納されるようになった。
 シーズン3.5では,「まとめて送る」と「ボックス内調合」が実装されたが,とくに「まとめて送る」はかなり便利だ。クエスト報酬はもとより,マイガーデンや毎日プレゼントなど,報酬枠が表示されるものすべてが,アイテムボックスにまとめて送れる。個人的には,報酬枠が表示される画面で,アイテムを一つずつ選んでポーチに入れたりアイテムボックスに送ったりといった作業から開放されたのは,今回のアップデートで最も評価が高い要素に思えたほどだ。
 「ボックス内調合」は,その名のとおりアイテムボックス内で調合が行えるというもの。いちいちアイテムを取り出して調合したり,まとめて調合するときに調合屋でゼニーを支払う必要がなくなったりと,地味ながら便利な機能だ。調合の組み合わせを把握していれば,よく使う消耗品なら素材を買ってボックスで調合すればいいので,ゼニーの節約にもなる。惜しむらくは,「調合書G・錬金編」をポーチに入れるか錬金術スキルが発動していないと,アイテムボックス内での錬金調合ができないところだろうか。
 ちなみに,ポーチに所持しているアイテムの調合においても,ボタン押しっぱなしで連続調合できるので,クエスト中のボウガンの弾を調合するのがかなり楽になった。“調合撃ち”をしているガンナーの皆さんは,ぜひ活用してほしい。

シーズン3.5での追加要素は少ないながら
利用価値が高まったマイトレ/マイガーデン


冒険屋のレベルを上げると,「鋼龍石」などのレア素材を冒険アイルーが取ってくることがある
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 シーズン2.0で実装されたマイトレも,アップデートを重ねるたびにコンテンツが充実してきている。シーズン3.0で実装されたアイルー広場の「冒険屋」「服屋」は,とくに利用価値が高いといえるので,優先して拡張するといいだろう。なお,アイルー広場の施設を利用するには,施設とアイルー雇用枠の両方にマイトレポイントを使う必要があるので注意してほしい。
 冒険屋は,冒険アイルーがさまざまな場所に出かけ,アイテムを手に入れてくるというもの。通常のクエストで入手しづらいレア素材を拾ってくることがある。
 服屋は,アイルー広場で雇用しているアイルーに,スキルを発動させる効果がある。アイルー広場の売り上げを増やしたり,冒険アイルーの一部報酬を増やしたりする効果があるので,こちらも優先して拡張したいところだ。ちなみに,雇用したアイルーをどの施設に配属するかは自由に変更できるので,アイルーを1匹雇用すれば設置済みの施設すべてを利用できることは覚えておくといいだろう(配属をその都度変更する必要はあるが)。

落し物ネコからは,メランシリーズの生産キー素材である「誰かの王冠」がもらえる。ただし生産/強化には相当な数が必要になるので,気長に集めるのがいいだろう
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 マイガーデンには,「落し物ネコ」がシーズン3.0で実装された。探しているものを届けると,逆鱗クラスのレア素材や変種素材がもらえることもあるので,見かけたら捜し物を手伝ってあげるといいだろう。ただし,捜し物を届ける前にクエストに出かけると,落とし物ネコはいなくなってしまう。求人区などでクエストを連戦しているような場合,落し物ネコを優先するとパーティを抜けざるを得ないことがあるので,捜し物を請け負ったらログイン中は継続するなど,もう少し利用しやすいようにしてほしいと思う。

 なおシーズン3.5から,冒険アイルーからはルージュシリーズ防具のキー素材「思い出のかけら」,落とし物ネコからはメランシリーズ防具のキー素材「誰かの王冠」が入手できるようになった。

一般プレイヤーから見るとうらやましい要素が多い
公認ネットカフェでプレイしてみた


 シーズン3.0以降,公認ネットカフェプレイヤーの優遇傾向にあるMHFだが,シーズン3.5でさらにそれがパワーアップした感がある。今回は,公認ネットカフェのサービスを体験してきたので,それをレポートする。まずは,公認ネットカフェでの特典をあらためてまとめてみよう。

・ハンターライフコース+エクストラコース相当のサービスを利用できる(エクストラボックス,エクストラクエストなど)
・公認ネットカフェ専用カウンターでアイテムを格安で購入できる(エクストラショップより割安&カラ骨【小】の販売)
・公認ネットカフェ専用クエストでオリジナル武器を入手できる
・通常のクエストより報酬金が高い「お得クエスト」
・Nポイント(5分の接続で2ポイント相当)を溜めると,レア素材などのアイテムと交換可能
・猟団ポイント(RP)が溜まるのが通常の2倍の速度(15分で1RP)
・お店によっては「公認ネットカフェ猟団」に所属することも可能


公認ネットカフェ専用カウンターでは,エクストラショップと同等の品揃えだが,価格が安く設定されている。また,回復薬グレートや強走薬グレートなど,消費系アイテムを1日1回もらえる
画像集#026のサムネイル/「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載
 エクストラコースの詳細は公式サイトで確認してほしいが,エクストラクエストやエクストラショップなどを利用できる点がメリットとして目立つ。エクストラクエストは,前週に配信されたフロンティアクエストの一部が継続して配信されたり,採取専用のエクストラクエスト(通常クエストより採取できる回数が多い)が利用できるというもの。
 エクストラショップは,閃光玉など通常のショップでは売っていないアイテムや,ハチミツなど“特売日”しかショップで買えないアイテムを,常時通常ショップの半額で購入できる。
 さらに公認ネットカフェからの接続の場合,「公認ネットカフェ専用カウンター」(という名前のショップ)が利用できる。ガンナー御用達の「カラ骨【小】」を購入できる以外,品揃えはエクストラショップと同じだが,より低価格で販売されている。

 公認ネットカフェ専用クエストでは,“スティール”の名を冠した各種武器を生産するためのキー素材が入手できる(シーズン3.5以降,求人区のみで受けられるクエストに変更された)。また,シーズン3.5で追加されたお得クエストも注目だ。週替わりでHR1/31/100以上で受けられるクエストが配信されるのだが,イャンクック1頭を狩猟すれば,通常クエストよりかなり高いHRポイントとゼニーが得られるというものだ。

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画像集#029のサムネイル/「モンスターハンター フロンティア オンライン」,公認ネットカフェのサービスも体験してきたシーズン3.5のプレイレポートを掲載
 そして,既存プレイヤーにとって気になるのは,Nポイントによる交換システムだろう。Nポイントは,5分相当のログイン時間で2ポイント溜まり,そのポイントと各種アイテムを交換できるというもの。交換できるアイテムはかなり多く,「雌火竜の逆鱗」や「溶岩竜の上ビレ」といったレアアイテムもある(交換レートはそれなりに高いが)。ちなみに,公認ネットカフェからの接続でないとNポイントは溜まらないが,公認ネットカフェ以外からの接続でもNポイントとアイテムの交換は可能だ。
 なお,Nポイント交換で手に入る「ネカフェの塊N」からは,武器/防具が生産できる。200 Nポイントでネカフェの塊N1個と交換できるのだが,武器/防具の生産には,それぞれネカフェの塊Nが2個(=400 Nポイント)必要だ。武器/防具を一つ生産するのに約16時間40分の累計接続が必要という計算になるので,さすがに気合いの入ったネットカフェプレイヤー向けの特典といえる。

 公認ネットカフェの料金は,筆者がざっと調べたところ,3時間で1000円前後,6時間で1500円前後が相場といったところ。ハンターライフコースが30日で1400円(エクストラコースも含めると2000円)なので,より時間あたりのコストは割高になるのは比べるまでもないだろう。
 ただし,MHFはコンシューマ出身のアクションゲームということもあり,ゲームパッドでのプレイが向いている。MHFは,クライアントをダウンロードすれば月額料金を支払わなくても,HR2までなら無期限でプレイ可能だが,さすがにゲームパッドは自前で用意するしかない。MHFを始めてみたいけどゲームパッドを持っていないという人は,公認ネットカフェで体験してみるのもいいだろう。

 公認ネットカフェから接続するメリットは,先述した「ネカフェの塊N」から生産できる武器/防具を除けば,通常の月額課金よりも時間あたりの効率を上げられるという意味合いが強く,エクストラコースの延長線上にあるようなサービスだと感じられた。公認ネットカフェに行かなければ著しく不利になるというほどではないといえる。
 また,どうしても欲しいレア素材がある場合は,公認ネットカフェを利用するのもアリだろう。たとえば,レア素材を求めて同じクエストを連戦しても,運が悪いと数時間プレイしてもまったく出ないことがある。交換レートが最も高い72Nポイントのレア素材でも,3時間ログインすれば確実に1個手に入るわけだ(レア素材を手に入れたときの喜びは半減してしまうが)。ついでにカラ骨【小】や閃光玉など,よく使う消費系アイテムをまとめ買いすることもできる。そこに十分なメリットがあると感じられるなら,公認ネットカフェを利用してみるのもアリだろう。

 MHFは,シーズン3.0とシーズン3.5のアップデートで,特殊リーチ武器や特殊古龍武器,L/Rシリーズ防具などの実装で,個人的には少々マンネリ気味だと感じていたHR100以上の武器/防具を作る楽しみも広がった。また,システム面の使い勝手も向上し,より快適にプレイできる環境が整いつつあるように感じられる。
 ただ,「狩人祭」については,まだまだ発展途上という印象だ。現在は勝ち負けは時の運ともいえる状態で,プレイヤーの一人としては,積極的に参加したいと思える要素がもう少し欲しいと感じているので,今後の展開に期待したいところだ。
 MHFは,月額課金が切れていてもログインすることは可能なので,しばらくMHFから離れていたプレイヤーも,現在のMHFをその目で確認してみてはいかがだろうか。
  • 関連タイトル:

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