プレイレポート
「モンスターハンター フロンティアZ」10周年アップデートで実装される「狩煉道」を先行体験。ハンターの狩猟スキルが真に問われるコンテンツ
それに先がけて,実装予定の新コンテンツ「狩煉道」(しゅれんどう)のメディア向け先行体験会が開催されたので,その模様をお伝えしよう。
「MHF-Z」10周年記念大型アップデート
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10周年記念大型アップデートの
主要コンテンツをおさらい
体験会の冒頭,アップデート内容があらためて紹介された。
まずは,10周年記念モンスターの「灼零龍 エルゼリオン」。“炎”と“氷”という相反する力を身体にまとった未知の古龍種だ。エルゼリオンの素材から生産できる防具「エルゼGXシリーズ」は新スキル「幕無」が発動するのだが,7月5日に実装されたあと,7月12日に上方修正が加えられるとのこと。
一方,エルゼリオンの素材から生産できる武器には,火と氷を併せ持つ複属性「灼零」が付与される。会場では,灼零の属性割合が「火:125% + 氷:125%」であることが明かされた。
辿異種モンスターは「ミドガロン」「ルコディオラ」「ガノトトス」が登場。それぞれ順次実装されるという。
また,美容室には「性別変更機能」が用意される。この機能を利用するには,イメチェンポイントが3ポイント必要となり,性別に加えて,フェイスやボイス,インナーを選び直せる。
さらに,穿龍棍の入手条件が緩和されて,7月5日以降はG級昇格後,すぐに生産可能となる。つまり,歌姫のコンテンツを進めなくてもいいというわけだ。
これにより,穿龍棍は「多く遊んでいるハンターのモチベーション維持」というこれまでの位置付けから,「より広い層のハンターが触れられる武器種」となるだろう。
どこまでモンスターを倒し続けられるか
真に狩猟スキルが問われる「狩煉道」
ここからが本題。いよいよ狩煉道のインプレッションをお届けしよう。
ついにファイナルを迎えた定期開催イベント「天廊遠征録」に代わるものとして,新たに登場する常設コンテンツ,それが狩煉道だ。そのコンセプトは「モンスターを狩り続け,ハンターの限界に挑む,終わりなき狩りの道」であり,アイテムの持ち込みやNPCの同行が不可,ブースト効果や「魂の再燃」の効果もなし。ハンター自身の狩猟スキルだけが頼りとなるのだ。
なお,参加可能ランクはGR1以上,1人から4人まで参加可能となっている。
狩煉道クエストはステージ制になっている。各ステージに登場するモンスターの討伐に成功すると次に進めるという,最高到達度にチャレンジするコンテンツだ。
ステージの開始前,ベースキャンプではターゲットとなる2体のモンスターがランダムで提示される。モンスターの討伐に成功したときに獲得できる「狩煉道ポイント」(狩P)は,基本的に強いモンスターほど多いので,パーティでは「討伐時の獲得狩Pを重視するか。討伐しやすさを重視するか」を相談することになるだろう。
前述のとおり,狩煉道クエストはアイテムの持ち込みが不可。そのため,天廊遠征録と同様,専用通貨「Gm」(ジェム)を使って,ベースキャンプのNPCから必要なアイテムを購入することになる。Gmは狩煉道クエストの開始時に,1人につき2000与えられるほか,ステージをクリアすると報酬として手に入る。もちろん,狩Pと同じく基本的に強いモンスターほど獲得Gmは多くなるので,ここもターゲットを選択するときの条件になるはずだ。
さらに,狩煉道クエストは通常のクエストと異なり,ダウン回数がハンターそれぞれにカウントされる。ハンターは3回のダウンを喫した時点で,復活ができなくなりロビーへと戻される。そして,パーティ全員がロビーに戻されるまでクエストは続くというわけだ。
なお,ロビーに戻ってから再び狩煉道クエストを始めると,第1ステージからスタートとなる。
また,各ステージの制限時間は50分。これにはベースキャンプでの準備が含まれており,モンスターの討伐に成功するとリセットされる。
そのほか,狩PやGm以外のクエスト報酬が発生しない,素材の剥ぎ取りが存在しないといった点も通常のクエストと異なる。
狩煉道クエストを繰り返しプレイしていると,「狩煉道ランク」が上がり,「狩煉道スキルポイント」(狩SP)が獲得できる。狩SPとは,攻撃力や防御力,属性耐性などを上昇させる「狩煉道スキル」の習得に必要となるものだ。
なお,天廊遠征録にも類似のスキルシステムが存在したが,狩煉道のコンセプトや内容に合わせて新たに設計されたとのこと。
ステージの報酬として獲得した狩Pは,狩煉道を終えた後で採集素材やレアなモンスター素材などと交換できる。ただし,それぞれのアイテムには交換条件として「必要GR」と「最高進度」(ステージの最高到達数)が設定されており,いくら狩Pを持っていても交換できないケースもある。こうしたさまざまな条件が設定されていることもあり,交換可能なアイテムは従来のコンテンツよりも豪華になっているという。
また,アイテムの中には交換回数の上限が設定されているものがある。これらは定期メンテナンス時に交換回数がリセットされるようだ。
さらに,特定モンスターの討伐数が交換条件となる「超特殊アイテム」も存在する。この討伐数は累計ではなく,定期メンテナンス時にリセットされるとのこと。
狩煉道クエストの累計進度が一定に達すると,「緊急討伐依頼」の受注権利が発生する。緊急討伐依頼は狩煉道クエストの最中ではなく,ロビーであらためて受注する形式で,NPCの同行や素材剥ぎ取りが可能。クエスト報酬も存在する。
ただし,緊急討伐依頼は討伐の成功,失敗を問わず,クエストに出発した時点で受注権利を失う。つまり,再び緊急討伐依頼を受注するためには,また累計進度を一定まで到達させる必要がある。
以上の情報から,狩煉道とは「天廊遠征録のルールを通常クエスト寄りにして,難度を高めたG級ハンター向けコンテンツ」と理解した人もいるだろう。その印象は決して間違いではないが,実際に体験してみると「アイテムやGmのリソース管理,パーティ内の武器種や属性の選択と組み合わせといった戦略的な部分が重要」であることに気づく。また,体験会の限られた時間では効果を実感することはできなかったが,狩煉道スキルの選択も攻略の大きなポイントとなりそうだ。
というのも,狩煉道クエストではモンスターがランダムに選出されるため,どちらを選んでも厳しいケースに遭遇する。こうした局面にも対応できるように,つねに万全の準備が求められるのだ。
すなわち,狩煉道とは想定し得るあらゆる状況への対応,先のリスクを見据えた選択とリソース管理,そしてハンター自身の狩猟スキル。そのいずれかが欠けても攻略が困難になるコンテンツと言えるかもしれない。「我こそは」というG級ハンターは,ぜひ「終わりなき狩りの道」にチャレンジしてほしい。
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