［G-Star 2011］アクション性の高さならこれが一番？　MMORPG「Red Blood Online」がG-Star 2011にプレイアブル出展

　Gorilla Banana Studioが開発中の新作MMORPG「Red Blood Online」が，G-Star 2011のBigSpoonブースで大々的にプレイアブル出展されていた。韓国では2011年10月13日から16日までの期間で，第1次CBTが行われたばかりなのだが，注目度の高さは一向に衰えていないようだ。


　本作は，1990年代に韓国で出版されたSFコミック「Red Blood」を原作とする作品。核戦争によって崩壊した地球を離れた人類が，宇宙戦争などを経て荒廃した地球に戻り，文明を再建するまでの過程が描かれている。ゲームでは，復興を遂げつつある4つの種族が激しく対立している。もちろんモンスターもウジャウジャと登場し，バトルのネタには困らない状況だ。


　そんな原作譲りの壮大かつダイナミックなストーリー展開をいっそう盛り上げてくれるのは，アクション性の高いノンターゲッティングバトルである。5年も前から開発されている作品ということで，グラフィックス面での驚きはさすがに感じなかったが，ガードアクションやジャンプなども任意に出せる戦闘システムは確かに面白い。キャラクターが育ち，さまざまなスキルを自由に組み合わせて戦えるようになれば，カジュアルなアクションゲームよりも確実にアクションゲームらしいバトルが楽しめるだろう。
　今回，本作に登場するWarrior，Knight，Elementalistという3つの職業の，特徴的なスキルが収められたムービーを入手したので，「こちら」の映像と合わせてチェックしてみよう。





　筆者も実際に試遊させてもらったのだが，いくらアクション要素が高いとはいえ，キャラクターの成長要素/カスタマイズ性の奥深さは，まぎれもなくMMORPGのそれであり，わずかな試遊時間では基本的なアクション要素を確認するのがやっとだった。本作にはノンターゲッティングバトルだけでなく，ソーシャルネットワーキング要素（関連記事）といったウリもあるのだが，そちらを含めたプレイフィールを確認するには，OBTなど比較的じっくり遊べる機会を待つほかないだろう。いちオンラインゲームファンとしては，Red Blood Onlineの日本上陸に期待したいところだ。