プレイレポート
このスピード感はクセになるかも。フリーランニングを題材としたオンラインアクション「フリージャック」(FREEJACK)体験会レポート
今回はメディア向けの体験会において,キャラクターの作成から多人数でのレースまで,本作のエッセンスをひととおり味わうことができた。ここではそこで分かったことをまとめていこう。
「フリージャック」公式サイト
■町を自在に駆け巡ろう。「フリージャック」は“フリーランニング”の楽しさをゲームに仕立て上げたレーシングアクション
フリージャックは生身の男女が都市の至るところを駆け抜けるアクションゲームだ。最新のスポーツである“パルクール(フリーランニング)”の楽しさが取り入れられた作品であり,プレイヤーは架空都市“New Jack City”に集うフリーランナーとなって,日常的な風景をぐんぐん突っ走ってゴールを目指す。その印象は,アクション映画で良く見られる,追って走っての追跡シーンをイメージしてもらえれば近いかもしれない。
フリージャックのレースは都市が舞台。見慣れた風景もコースになる |
最大8人までの同時プレイが可能。激しいデッドヒートを繰り広げられる |
■バラエティ豊かなアバターアイテムに注目。好きな能力を付与できるので,「みんな同じ格好」にはならない
キャラクターメイキングでは,顔や髪型,肌の色などを自由に変更できる。本作の特徴の一つは,このキャラクターを着飾るための“アバターアイテム”が非常に充実しているところ。体験会でも現実のファッション同様に,インナーにアウター,パンツ,シューズ,アクセサリーなどを使った,さまざまなコーディネイトが楽しめた。全体的な傾向としては,ピップホップを意識したアイテムが多く取り揃えられている。
これらのアバターアイテムには「高いところから飛び降りても体勢を崩さない」「相手の妨害に強くなる」など自分の好きな能力を付与することが可能だ。アイテムに付与する能力はある程度自分で設定できるので,「ゲームを有利にするためにみんなが似たような服装になってしまう」ということは起こらないはずだ。
正式サービスまでに500種類以上ものアバターアイテムが実装予定となっているとのことで,フリージャックではファッションセンスも重要なキーワードの一つとなりそうだ。
さまざまなアイテムを組み合わせて自分だけのコーディネイトが楽しめる |
同じ女性キャラクターをベースにしても,これだけのバリエーションが生まれる。まさに自分だけのキャラクターを作れるのだ |
■レースの舞台は町の中や屋根の上。道なき道をぐんぐん進んでいこう
また,選択可能な道筋が一つではなく,さまざまなルートが用意されているところも本作の個性的なポイントだ。例えば本作では,同一のステージ内に“遠回りにはなるがスムーズに走れるコース”や“距離こそ短いがうまく駆け抜けるには運とテクニックが必要なコース”など,いくつものルートが用意されている。堅実なルートを行くか? リスキーだが見返りの大きなコースを選ぶか? この辺りの駆け引きも,本作のレースを盛り上げる重要な要素となっている。
■障害物を華麗にクリアしていくことで,気分はどんどんハイになる
フリージャックでは,カーソルキーを使ってプレイヤーキャラクターを走らせる。障害物のクリアはスペースキーで行う。プレイの鍵となるのはスペースキーを押すタイミングだ。障害物へと向かっていき,それが迫ってきたところでタイミング良くスペースキーを押せば,華麗なモーションでそれを乗り越えられる。タイミングがずれてしまった場合は,転んでスピードがダウンしてしまうのだ。実際にプレイした感じでは,障害物にさしかかるよりも少し前でスペースキーを押すつもりで挑むと,うまく乗り越えられるようだった。
華麗に障害物を飛び越える! フリージャックならではの爽快なアクションだ |
また高所から飛び降りる際もスペースキーは重要だ。何もしないでいると地面に叩きつけられてしまうが,身体が地面につく瞬間にスペースキーを押せば,受け身を取って素早く次の行動に移れる。
障害物を巧みに越えられれば,リターンも大きい。本作では,障害物を連続でスムーズにパスできれば“コンボ”が成立する。コンボが決まると,一定時間「スピードが上がる」「激突しても体力が減らなくなる」といった有用な効果が得られるのだ。
また,障害物を越えた際にタイミング良くカーソルキーの上キーを2回押すことで,着地と同時に特殊なダッシュが行える。さらにレース中はアイテムを使うことが可能だ。アイテムには,自身をパワーアップさせるもののほか,相手を妨害するものもある。
こうしたテクニックやアイテムを組み合わせることで,通常時とは比べものにならないスピードで走ることが可能になる。「並ぶベンチを続けざまに飛び越え,コンボを決めてスピードアップ」「エスカレーターの手すりをスライディングで滑り降りる」「行く手を阻む金網を華麗なトリックを決めつつ乗り越える」――こうしたテクニックがうまくハマっていくと,どんどん気分はハイになってくる! プレイから得られるこの“気持ちよさ”は,本作の大きなウリの一つだ。個人的には,スケボーで町中を走り回るゲーム「トニーホーク」シリーズで得られるものと同種の気持ちよさを,筆者はこの作品から感じとることができた。
障害物を連続で越えるとコンボが発動してスピードアップ! |
タイミングをミスするとこんな姿に。画面から痛みが伝わってきそうだ |
■コミュニティ周りの仕組みもしっかり用意。“コミュニティスクエア”で友達を作って,“マイルーム”に招待しよう
フリージャックで行えるのはレースばかりではない。ほかのプレイヤーとのコミュニケーションを含む,New Jack Cityでの生活もしっかり楽しめるのだ。
すべてのプレイヤーは,ゲームスタート時に自分の家である“マイルーム”を手に入れられる。マイルーム内部は,壁紙や家電,家具などを購入することで自由に飾り付けることが可能。もちろんほかのプレイヤーをマイルームに招くことも可能だ。
また本作においてマイルームは“レースを開始する前のロビー”としての役割も持っている。つまり,自分がホストになってレースを行う際には,毎回ほかのプレイヤーに室内を見てもらえるのだ。このフィーチャーのおかげで,部屋のコーディネイトには力が入りそうだ。
友達を作りたくなったら,“コミュニティスクエア”へと出掛けてみよう。コミュニティスクエアはNew Jack Cityの中心地で,大勢のプレイヤー達が集まれる場所だ。テラスや広場ではチャットが楽しめるほか,ここでは手すりを滑るなどのレース時と同じアクションも行えるようになっている。今後は,ここでアイテムを販売できる“露店”の機能なども実装予定であるとのことだ。
“マイルーム”に集う美女達。飾り付けのためのアイテムも豊富に揃っている |
“コミュニティスクエア”は出会いの場所。自慢のファッションを披露するのも楽しそうだ |
■派手な見た目と内容の奥深さを兼ね備えた作品。まずは“ウォーミングアップテスト”に参加してみよう
レースを楽しむゲームの中には,自動車に関する知識が必須の非常にマニアックな作品も存在する。その点,フリージャックは見た目も非常にカジュアルで,とっつきやすいタイトルだ。
本作のプレイでは,自分でコーディネイトしたキャラクターが,そのまま町の中を走り抜け,ときには転んだりもする。そのため,車がメインのレースゲームよりもキャラクターへの感情移入がしやすい感じだ。
とくにベンチを飛び越えたり,自動販売機をよじ登るようなアクションは,比較対象が身近なものであることもあってか,見ているとつい身体がムズムズしてくる(だからといって真似をしてはいけないけれども)。
題材の面白さもさることながら,連続で障害物を乗り越えるとスピードアップするなど,テクニカルな操作にちゃんと爽快感とリターンが伴っているあたりからは,しっかりと考えて作られている印象を受けた。
下水道の壁を渡るフリーランナー達。思わず真似したくなるが,危険なアクションはゲームの中だけにしておこう |
金網をよじ登る。比較的身近なアクションなので,見ていると身体がむずむずしてくる |
本作では明日(4月15日)の15:00より,オープンβテストに先駆ける形で“ウォーミングアップテスト”が実施される。このテストには,ハンビットステーション会員であれば誰でも参加可能なので,本作に興味があるという人は,まずは実際にプレイしてみよう。テストに参加すると限定アイテムがもらえ,また期間中にはいくつかのイベントも企画されている(関連記事)。アイテムなどをゲットしたプレイデータは,そのまま正式サービスに引き継がれる予定だ。
「フリージャック」公式サイト
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