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注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
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印刷2011/04/28 00:00

プレイレポート

注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた

画像集#001のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
 ハンビットユビキタスエンターテインメントは,本日(2011年4月28日)から,オンラインアクションゲーム「フリージャック」の正式サービスを開始する。正式サービス開始に先駆けて,本作では2011年4月22日よりカウントダウンテスト(オープンβテスト)が実施されている。今回,このオープンβテストに参加してきたので,本稿ではその模様をお伝えしていこう。

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画像集#028のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた

「フリージャック」公式サイト



キャラクターはとりあえず見た目で選んで大丈夫


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画像集#003のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
 本作は,キャラクター達が自分の足で街を駆け巡り,順位を競い合うというレーシングアクション。パルクール(フリーランニング)のように屋根の上を駆け抜けたり,フェンスを華麗に乗り越えたりと,普通では考えられない場所をグングン突っ走る感覚が楽しめる作品だ。

 プレイ開始時には,まず自分の分身となるフリーランナーを作成する。初期状態では「ジン」「ナディア」「グッドスピード」「ティナ」の4名が用意されている。この4体のキャラモデルはいわば素体のようなものだ。顔や髪型は自由に変更できるうえ,そのバリエーションも数多く用意されているので,本作では初めから個性的な見た目のキャラクターを作成できる。

 この4名にはそれぞれ,「ジン=ドリフトが得意」「ナディア=壁を乗り越えるスピードが速い」「グッドスピード=HPの回復が速い」「ティナ=トップスピードが高い」という特徴が設定されている。プレイスタイルにこだわりがある人は性能で選ぶのも良いが,あとからほかのキャラでプレイすることもできるので,この段階では好みや見た目で選んで構わないだろう。


基本操作を覚えたら,どんどんレースに参加しよう


 ランナーが出来上がったら,「トレーニングモード」を使って,本作の基本操作の確認をするとよい。トレーニングモードは「初級」「中級」「上級」の3段階に分かれているが,実際にプレイしてみた感じでは,「上級」はとても難しく,クリアするにはかなりの腕前が必要になるようだった。とりあえず「初級」が終われば,コースを問題なく走れるようになるので,「中級」「上級」は,実際のコースで経験を積んで,ある程度感覚がつかめてから挑むとよさそうだ。

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 そこそこ走れるようになったら,さっそく他プレイヤーとのレースに挑戦していきたい。対戦は,誰かがルームを作り,そこに参加希望者が入室していき,全員の準備が整ったらスタートという形式だ。
 画面下にある「VSモード」のボタンを押せば,その時点で存在するルームの一覧が即座に表示される。対戦には,純粋に走る速度を競う「スピード戦」と,パワーアップや罠などの各種アイテムが使える「アイテム戦」がある。
 なお,対戦では上位に入れなくてもペナルティは何もない。たとえゴールできなくても,少額のお金(JACK)や経験値はもらえるので,どんどんレースに飛び込んでいくほうがよいだろう。このカウントダウンテストでは,筆者が見たところ,どちらかに偏ることなく,常にスピード戦,アイテム戦のどちらにも同じくらいの数のルームが存在していた。両モード共に対戦相手に困るということはなさそうだ。

画像集#029のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
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「コンボ」や「ダッシュ」を駆使することで,走る気持ちよさはグングン加速していく!


画像集#006のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
画像集#007のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
 「フリージャック」は街中を駆け抜けてゴールを目指す作品だ。ただしゴールへと至る道筋は一つではなく,ステージ内にはさまざまな分岐/別ルートが用意されている。
 少し遊んでみただけで,屋根の上や脇道,手すりの上などさまざまなルートがあることに気がついた。中にはコースを大きくショートカット出来るルートも存在するが,そういうルートほど,駆け抜ける難度が高い傾向がある。難しい近道にチャレンジするか,簡単なルートを堅実に走破するか,自身の腕前と相談して決めよう。思わぬところに別ルートへの分岐があったりするので,マップは隅々まで調べてみよう。初めのうちは,ほかのプレイヤーの動きを観察するのも有効だ。

 最初は誰もが障害物をうまくクリアできずに,転倒しがちだと思うが,プレイに慣れてくると,ステージ上をハイスピードで気持ちよく駆け抜けられるようになる。このスピード感は本作の大きな魅力の一つだ。ミスをしないだけでも結構な速度が出るのだが,本作では「コンボ」や「ダッシュ」「アフターダッシュ」をキメていくことで,より速い速度で走れるようになる。

 本作では,障害物をタイミングよく連続でクリアすることで「コンボ」が繋がっていく。そして,一定数以上が繋がるとキャラクターが“MAX BOOSTER”という状態に突入する。MAX BOOSTERが発動するとキャラクターの身体は光に包まれ,基本速度が大きく向上し,さらに障害物に触れてもひるまなくなる。

画像集#004のサムネイル/注目のフリーランニングアクション「フリージャック」の魅力とは? カウントダウンテスト(オープンβテスト)で実際に遊んでみた
MAX BOOSTER
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ダッシュ

 「ダッシュ」は“SPゲージ”を消費することで数秒間加速できるというものだ。SPゲージは障害物をうまく越えるたびに蓄まっていく。もちろん加速をすればコーナリングは難しくなるので,基本的には,直線に出たときに使用するとよいようだ。

 とくに筆者が興味深いと感じたのが「アフターダッシュ」の仕組み。障害物を乗り越えた直後などにタイミング良く「↑」キーを押すと,特別なダッシュが発動するのだ。アフターダッシュは,ほんの一瞬の小技だが,それが積み重なると結構な差になってくる。今回のプレイで最も大きな達成感が得られたのは,この「アフターダッシュ」のテクニックでギリギリのデッドヒートを制したときだった。

 プレイに慣れてきて,これらのテクニックを意識的に利用できるようになると,レースから得られる面白さはグンとアップする。コースをとりあえず走り抜けられるようになったら,こういったテクニックの使用にも挑戦してみよう。


見た目も性能も犠牲にしない。フリージャックでは思いどおりのコーディネイトが可能


アビリティカード
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 フリージャックではレースに参加すると,経験値のほか,“お金(JACK)”と“エンブレム”が入手できる。JACKは洋服やアクセサリーなど,いわゆる“アバターアイテム”を買うのに利用できる。エンブレムは,キャラクターの能力をアップさせる“アビリティーカード”を購入するために必要だ。

 本作では,キャラクターの見た目に影響するアバターアイテムに,アビリティーカードを使って能力を付与できる。アバターアイテム自体には能力値上昇効果などはないので,自分の好きな装いを保ちつつ,長所を伸ばしたり短所を補ったりできるのだ。
 ただ,アクセサリーのみは効果が初めから付与されており,アビリティーカードによる強化ができないので注意しよう。


町中も地下も屋根の上も。フリージャックでは町のいたるところが戦いのステージになる


 フリージャックには,対戦の舞台として,多彩なステージが用意されている。
ここでは,その中からいくつかをピックアップして紹介していこう。

・空港ロビーを走れ!「Arrival」
 空港ロビー内を走るステージ。前半は連続で並べられたベンチの処理が鍵だ。ベンチが少ない場所を選んで抜けていくのもいいが,わざと多い場所を選び,連続でクリアすることで「コンボ成立→ブースト発動」を狙うという手もある。エスカレーターのところでは,よく見ると「上り」と「下り」があることに気付く。実はこちらに向かって動いているものに乗ってしまうと,スピードがダウンしてしまう。本作のコースは,こんな細かなところまで作り込まれているのだ。
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・下水道もレースコースに!「Sewer Tour」
 下水道も勝負の舞台にしてしまうのがフリーランナー達。素直に進むルート以外には,通気口を抜けるショートカットや,頭上に設えられた金網でできた細い足場を通るルートが用意されている。丸いトンネルの底部を水が流れているところでは,スペースキーで軽くジャンプすることでスライディング状態になれるので積極的に利用しよう。終盤にはエレベーターを避けながらワイヤーを登っていくという,アクション映画のようなシチュエーションがある。上から来るエレベーターに邪魔されそうになったら,横っ飛びで別のワイヤーに飛び移ろう。
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・風を感じる港町「Sunny Harbor」
 風光明媚な港町。行き交う人々や車の間を縫って走るコースだ。当然,人や車に接触するとスピードが落ちてしまうので気をつけたい。ただし止まっている車の上は乗り越えられるので覚えておこう。随所に置かれたカフェテーブルは,できれば位置を覚えておいて確実にかわしたい。階段の手すりはスライディングで滑り降りすることが可能だ。
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・高低差の激しい「Schoner Abend」
 ヨーロッパを思わせる古風な町の,屋根の上を走っていくコース。地面から屋根までと,高低差が激しいステージだ。高所から飛び降りる場合には,着地時にタイミング良くスペースキーを押すことで,転倒によるスピードダウンを回避できる。高い壁は,手前に設置されているジャンプ台を使うことで乗り越えられる。飛び出す方向を誤るとコースアウトとなってしまうので注意したい。
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予想以上の細かい作り込みが好印象。今後にも期待したい作品


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 今回,カウントダウンテストをひととおり遊んでみたが,本作は,事前に想像していた以上に,アクションゲームとしてしっかり作り込まれた作品であると感じた。

 コンボや各種のダッシュなど,プレイヤーのスキルを生かせるポイントが多数用意されており,ゲームが少し分かってくると,自然とチャレンジ精神がかき立てられるようになっている。しかし操作自体は複雑ではなくシンプルなものなので,誰でもやり込めば,イメージどおりのランニングができるようになっていく。その辺りのバランスと作り込みがなかなか良い。

 本作で可能な,壁を軽やかに乗り越えたり,手すりを華麗に滑り降りたりといった動作からは,フィジカルな気持ちよさをイメージしやすい。そのため,車でコースを走るレーシングゲームと比べると,“プレイの楽しさ”に到達できるまでにかかる時間が短く,本作はカジュアルなプレイヤーにも受け入れられそうだ。

 今後はコースの追加をはじめとしたさまざまなアップデートが予定されているという。ゲームの魅力を引き出す運営を期待したいところだ。

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