お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[韓国ゲーム事情#670]Goormが新作&Sonnoriとの提携を発表
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2007/02/26 19:04

ニュース

[韓国ゲーム事情#670]Goormが新作&Sonnoriとの提携を発表

Kimの韓国最新PCゲーム事情#670

Goorm,新作4本およびゲームポータル「Goorm.com」へのSonnoriの参入を発表(2007/2/26)

Text by Kim Dong Wook特派員

 先日「こちら」の記事で紹介した,韓国の新興ゲームデベロッパ/パブリッシャGoorm Interactiveは,ソウルのCOEX Intercontinental Hotelで2月23日に発表会を開き,同社が準備を進めている新作ラインナップなどを発表した。

 この発表会では,「Let's Fly with Goorm 2007」という2007年のスローガンや,mGameの元代表取締役であるPark Young Soo氏が,同社の共同代表取締役に就任したこと,そしてゲームポータル「Goorm.com」を運営することが明らかにされた。
 また,「熱血江湖オンライン」開発チームの元コアメンバーが設立したKkuReoGi Softおよび,ゲームデベロッパ Sonnoriとの間でパートナーシップ契約を結んだことも発表されている。

 Goorm.comの特徴は,トップページに多数のコンテンツを陳列して提供する大部分のゲームポータルと異なり,コンテンツをテーマ別に提供する方式を採用していることだというのが,Goormの説明だ。
 同社はまた,今後この方式がトレンドとなり,2008年頃には,プレイヤー,デベロッパー,パブリッシャの3者すべてにとって有益な構造に進化するとしたが,具体的な説明は行われなかった。

 それでは,発表会で公開されたタイトルを紹介しよう。
 1本めは,「KERORO Online」。これは,日本のアニメーション「ケロロ軍曹」をベースとするオンラインゲームで,韓国最大のCATV事業者であるOn Mediaが日本からライセンスを獲得し,開発を進めている。
 シンプルな操作性がウリの格闘アクションで,8人までのプレイヤーが対戦に参加可能。キャラクターの認知度の高さを生かし,“ポストGetAmped”を狙いたいとのことだ。
 発表会で公開されたムービーを4GamerにUpしたので,本作に関心のある人や,ケロロ軍曹のファンはぜひ見てみよう。

 →ダウンロードは「こちら」(1分1秒,WMV)
 ダウンロードファイル詳細:9.83MB(10,311,972バイト)



 2本めに公開された「ブリストル探検隊」は,ロバート・ルイス・スチーブンソンの冒険小説「宝島」をモチーフとするMMORPG(関連記事)。
 本作については,Dong Woo Animationと,韓国の国営放送局KBSと共同で,アニメーション番組を制作中であることが明らかにされている。
 こちらもまた,発表会で上映されたプレイムービーを,4GamerにUpした。「ノマリオ」と呼ばれるロボットに乗り込んだプレイヤーキャラクターと,敵キャラクターが戦いを繰り広げる様子や,さまざまなトラップが用意されたダンジョンを探索するシーンが収録されている。

 →ダウンロードは「こちら」(1分12秒,WMV)
 ダウンロードファイル詳細:11.5MB(12,139,138バイト)



 続いて,KkuReoGi Softが開発中で,Goorm.comでサービス予定となっているMMORPG「WE Online -The Crash of Civilization-」が公開された。
 同社は,パッケージ製品のDroiyanシリーズや「熱血江湖」,そして熱血江湖オンラインなどを手がけたクリエイターPark Ji Hoon氏が,熱血江湖オンライン開発チームの元コアメンバーと共に設立したデベロッパだ。
 今回の発表会で同氏は,本作について次のように述べている。

「WEは,“West”と“East”の頭文字を組み合わせたものです。私達は,熱血江湖オンラインの開発を通して東洋の多様な文化を学んできました。今度は,東洋と西洋の対立をコンセプトとするMMORPGを作ってみたいと考えています」

 最後に紹介された「Astonishia Story Online」は,Sonnoriが開発中のMMORPG。これは,1994年に韓国初のPC用ゲームパッケージとして発売され,以来,さまざまなプラットフォーム用にリリースされているRPGの人気作「Astonishia Story」のオンライン版。同社の代表取締役社長を務めるLee Won Sool氏自らプロデュースを担当,同シリーズのイメージを損なわずに,MMORPGで主流となっている各要素を盛り込んでいくとのことだ。
 発表会では,本作のティザームービーが上映された。これも4GamerにUpしたので,本作に注目している人は見ておくといいだろう。ただしこのムービーは,これまでのAstonishia Storyシリーズのゲーム画面で構成されており,Astonishia Story Onlineのプレイシーンなどは収録されていない。

 →ダウンロードは「こちら」(59秒,WMV)
 ダウンロードファイル詳細:8.68MB(9,108,395バイト)



(左から)KkuReoGi Soft代表取締役 Park Ji Hoon氏,Goorm Interactive共同代表取締役 Park Young Soo氏,Goorm Interactive共同代表取締役 Park Jae Duk氏,Sonnori代表取締役社長 Lee Won Sool氏
 なお,Sonnoriの名前は,4Gamerにも時折登場しているので,聞いたことのある人もいるだろう。
 Sonnoriといえば,2007年に設立12年めを迎える韓国の老舗デベロッパで,“ラグナロクオンラインの父”であるKim Hakkyu氏「Arcturus」(邦題 アークトゥルス)を共同開発するなどの経歴を持っている。

 また同社は,Gravityがサービスしているゲームポータル「Stylia」のコンテンツを開発していることでも知られている。
 Styliaは,“新感覚ゲームポータル”として2005年にサービスが開始されたものの,予想されていたほどの売り上げはなく,不調が続いているようだ。
 今回の発表会でLee Won Sool氏は,詳細こそ明かさなかったものの,Gravityとの間で,Styliaのサービス中止に関する協議を進めていると述べていた。

 なおGoorm Interactiveは,3月以降,サービス提供の準備を本格的に進めていく予定。また,今回発表した4タイトルのほかに5タイトルの開発を計画しているとのことだ。

  • 関連タイトル:

    KERORO Fighter

  • 関連タイトル:

    ブリストル探検隊

  • 関連タイトル:

    WE Online -The Crash of Civilization-

  • 関連タイトル:

    Astonishia Story Online

  • この記事のURL:
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月25日〜12月26日