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[E3 2008#18]約18年前にアメリカで作られた「Kings Bounty」が「King’s Bounty:The Legend」となってロシアで復活
ロシアからやってきた1CのAnatoly Subbotin氏 |
Kings BountyはアメリカのNew World Computingが開発したのだが,現在ロシアのデベロッパ1CとKatauri Interactiveとで,最新技術を用いて同作をリニューアルするというプロジェクトが進行している。新生Kings Bountyの名は,「King's Bounty: The Legend」だ。
シンボルとなるキャラクターをマップ上で移動させ,敵のシンボルキャラに接触させると,ターン制の戦闘シーンに移るという基本システムは踏襲される。だが,画面写真を見れば分かるように,細部まで描かれたグラフィックスは非常に美しく,見た目は完全に「今」のゲームだ。風に揺れる草木や流れていく雲なども緻密に作り込まれており,ゲーム性に直接関係ない要素ではあるが,ついつい見とれてしまう。
モンスターの種類は約60種類で,どのモンスターも味方にできる。ほとんどのモンスターは特殊なスキルを持っており,多種多様な攻撃ができる。だが,スキルはいつでも使えるものばかりではなく,発動させたり,効果を最大限に発揮したりするには条件が必要なものも少なくない。例えば,槍を持ったモンスターは助走をつけて攻撃すると与ダメージが増すスキルを持っているが,それは助走するスペースがないと使えないといった具合だ。モンスターの特徴を把握し,的確に指示を与えていかなければならない。詰め将棋のような頭の使い方が必要になるだろう。
本作は普通に遊んでも,クリアまでに50時間以上かかるということで,ボリュームは十分と思われる。また,基本ストーリーはKings Bountyと同様だが,クエストの内容などは異なっているので,Kings Bountyをやり込んだという人も,新鮮な気持ちでプレイできるだろう。
マイト&マジック ヒーローズシリーズが日本語化されたという過去もあるので,本作の日本語版にも期待したいところだ。
- 関連タイトル:
キングズ バウンティ ザ レジェンド 日本語版
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