連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第165回「チャンピオンになりました」
えー,先生はこの度……こらこら大久保,先生が口を開く前から冷やかすんじゃない! 言いづらくなっちゃうだろ? な。
では,あらためまして。えー,私,男色ディーノは先日の後楽園ホール大会でベルトを獲ってしまいました。
ここでいうベルトとは,ズボンがずり下がるのを防ぐためのベルトではなく,タイトルマッチに勝ったその団体内で一番ステキな人が巻くことができるという,あのチャンピオンベルトのことね。いうなれば,自分の会社の中で一番の営業成績を残したわけですね。ホストでいうとNo.1になった感じ。
そうはいっても,私がベルトを獲ったからといって世の中の何が変わるわけでもなく。この連載の原稿料が上がるわけでもなく,締め切りが延びるわけでもなく。ただ,強いて特典があるとすれば,担当さんにいまだ払えていないPlayStation Vita代金が若干うやむやになったかな,と。いまだ無銭プレイ中(編注:原稿到着後に「そこで跳んでみろよ」方式で徴収しました)。
さて,なんでベルトを獲った話をしたかというと,ちょっとだけ自慢したかったのと,これを機にゲーム系エゴをプロレスに持ち込もうかなと思ったからなのね。
というのも,私の所属するDDTプロレスは,なんと今年8月18日(土)に日本武道館で興行を行うの。で,その日まで私がベルトを持ってようもんなら世界初! ゲイレスラーが日本武道館で行われるプロレス興行のメインに立つ! という大惨事が起こってしまうわけ。なので,日本の武道とはなんたるかを満天下に示すべく,あと半年頑張るとするわ。
で,私にはちっちゃい夢がいくつかあって。
その一つめはビッグマッチのメインイベントが始まる前,控室に誰かが私を呼びにきた時に「くっ! ガッツが足りない!」か「へんじがない。ただの しかばねの ようだ……」か「ふんぎりがつかんな」のどれかを言って,その試合をボイコットすること。
そしてもう一つは,ビッグマッチメインでの入場曲をコーエーの「三國志」シリーズのオープニング曲をイントロとして流すことなの。「ちゃーちゃーっちゃちゃちゃちゃちゃちゃーちゃー ちゃちゃちゃーちゃーちゃちゃちゃちゃちゃー」ってやつ。あれ,三國シストだったら超テンション上がるじゃない。どっちでもいいから,どっちかはやろうと思うわ。その際は見にきてね。
でも,チェックしている人以外にとってはパッと見の印象ってけっこう重要で,仮に前情報で間違ったイメージを抱いていた場合,意外と間違ったイメージのままスルーしちゃうってことは多々あると思うの。だから,もし「○○トン」と同じようなものという印象を持っている人がいるとするならば,そんな人達には全力で,まったくもって別物であるということをアピールしたいわ。
だって,「どうせ,ナゾ系の二番煎じだろ?」と思われて敬遠するにはあまりにも惜しい。キャラクターとストーリーとがリズムゲイムとうまくマッチしていてちゃんと面白いんだから。騙されたと思ってプレイしてみなさいな。
あっちはナゾを解くアドベンチャーで,こっちはリズムゲイム。言うなれば,音ゲイ。音楽のゲイム。覚え方としては「○○トン」の○○部分に「エリック・クラプ」って文字を入れて覚えたほうがいいくらい。スローハンドと呼ばれた天才ギタリストね。それぐらい違うから。
あと,ゲイム内に収録されているリズムゲイムの種類が多いのがいい。もしゲイム内のリズムゲイムが数種類しかなかったら,コツをつかんだ瞬間,ゲイム自体がストーリーの邪魔になりかねないわ。
でもこのゲイムの場合,ストーリーに合ったリズムゲイムがその都度用意されているの。例えば,ある場所に忍び込む場合は,忍び込むためのリズムゲイムで遊ぶことになる。だから,リズムゲイムがストーリーの邪魔になることはほとんどない。
とにかく,タッチスクリーンを利用したものからジャイロセンサーを利用したもの,Aボタンと十字キーだけを使うといったシンプルなものまで,たくさんのリズムゲイムが収録されているわけね。そういうボリューム的な意味では「○○トン」の○○部分に「キング・ザ・100」を入れればいいわ。マリポーサチームの副将で,ミート君に不戦勝してテリーマンと引き分けるという,負けなしの好成績を残した超人ね。
はい,リズム怪盗Rに話を戻すと,サクサクと進められるテンポの良さもいいわ。そしてそのテンポの良さとの相性が抜群の,いかにもゲイムっぽいストーリーも。もちろんいい意味で,よ。
主人公や敵の設定もそうなんだけど,ゲイムをプレイしてるって気になれる,いい感じで先の見えない味わい深いストーリーね。こればっかりは実際にプレイして味わってみてって言うしかないんだけど。
味わい深いという意味では「○○トン」の○○に「リプ」を入れてみればいいわ。紅茶の銘柄ね。英国紳士が愛するという……あ! ……えー要するに! ディープなゲイムを求めている人には向かないかもしれないけども,それでも広い範囲の人が楽しめるものになってると思うわ。そういう広い層の人達が楽しいと思えるって意味では,あのアドベンチャーゲイムと比べても引けを取らないと私は思ってる。なので,ゲイムっぽいゲイムがプレイしたい人は是非プレイしてみてほしい。ほんとシャレ抜きで。
というわけで,「なんとかトン」って言いたいだけだろ! と勘違いされてもおかしくない今回の連載でございましたが,本当にオススメなんで是非。
それはそうトン,最近またしても興味深いゲイムが多数出て困っている今日この頃。ニンテンドー3DSの「バイオハザード リベレーションズ」もそうだし,同じく3DSの「ラビリンスの彼方」もそうだし,PlayStation 3版を買ってみた「The Elder Scrolls V: Skyrim」もまだプレイしてないし,Xbox 360の「トロピコ4 日本語版」も私を待っているわ。
1月が終わった時点で仕事もゲイムも充実してるなんて,今の私には一体,何が起こっているのかしら。このままもう今年が終わってもいい気分。しかし,それでも来週はやって来る。来週のこの連載までにトンな辛いことが私を待ってるんでしょう。
そんなポジティブなんだかネガティブなんだかわからないテンションで今週は終わればいいトン。……もう用法まで見失っトン……オチとしても大したこトンないし……いいんだ私なんかが充実してるなんてトンでもない……私スランプかもしれない……また来週……。
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「真かまいたちの夜 11人目の訪問者(サスペクト)」
PlayStation Vita:「パワースマッシュ4」
ニンテンドー3DS:「リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産」
Wii:「いただきストリートWii」
Xbox 360:「迷宮クロスブラッド リローデッド」
|
- 関連タイトル:
リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産
- この記事のURL:
キーワード
(c)SEGA.