連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第430回「放課後の街角で知らない人が集まってヤってる感じ」
だけど,勝ち続けられる人もなかなかいない。
負けから何を学ぶか。
勝ちから何を学ぶか。
要するに,人間は闘うことで成長するわけですね。男色ディーノです。40歳です。これを書いている5月16日の段階ではまだ39歳だけど,これが載る5月18日には40歳。ゲイレスラーでおそらく独身です。この2〜3日で何かが起こって偽装結婚してるかもしれないがな!
いやーなんだか申し訳ないなー。もし偽装結婚に成功したら,独身だという前提でせっかく書いた原稿がボツになってしまうから,差し替えになっちゃうなー。ドラマとか映画を撮ったのに,事件を起こして撮り直しみたいなアレになっちゃうなー。スタッフさんに申し訳ないなー。ウン,やっぱやめとこう。迷惑かけちゃうし。偽装結婚なんざ,私がその気になりゃいつでもできるけども,迷惑かけちゃうしね。いいよいいよ。40歳独身で。差し替え,面倒くさいでしょ? しゃあなしやで。ま,そもそも偽装でも結婚したいのかと問われるとそうでもないしね。両親からの圧が気になるくらいで。
さて,そんな40歳になった私,男色ディーノですが,高校生の頃は40歳っておっさんだなあと思っておりました。でも見た目はともかく内面的には意外とそうでもないってことが,40歳になって分かってきたわね。高校生の頃と同じくゲイムが好きだしマンガも好き。プロレスも職業にしてしまう程度には好きだし,逆にプレイする機会はなくなったけどサッカーも好き。そんなもんなんでしょうね。
酒も飲まないしタバコも吸わないし,ゴルフとかヤってないし飲み屋の姉ちゃんどころか姉ちゃん自体に興味もない。逆に心配してしまうくらい高校生の頃から好みに変化がないわ。あ,強いて言えば,たこわさとかなめろうとかカラスミとか,そういった珍味は好きになった。それぐらい。
なので,思春期に読んだ漫画のセリフがいまだに心に残っていたりするのよね。そしてそれは,幾度となく自分の考え方を支えてくれている。ゲイムもそうなんだけど漫画の何がいいって,説教くさくなく入ってくるのがいいわよね。例えば上司に「諦めたらそこで試合終了だよ」って言われても,「お前もよく諦めてるじゃねーか」みたいな反発心が芽生えてしまいがちでしょ。だけど,同じおっさんでもふくよかなカーネル・サンダース似の監督に「諦めたらそこで試合終了だよ」って言われたら,そりゃ心に響いてくるわけさ。
創作されたキャラクターには素直に耳を傾けられる。そういうのがいいわよね。二次元のキャラしか愛せない人が世の中にはいるけども,結局はそういうこと。純粋に向き合えるのよね。そこがいい。人間はホラ,見たくない部分も含めて人間だから。良くも悪くも現実として接するには,清濁併せ飲まなきゃいけない。なので,私が純粋であるがゆえに漫画やゲイムがいまだに好きなんでしょうね。と同時にいまだ独身なんでしょうね……。
これ,PlayStation 4のダウンロード専用ソフトなんだけど,これが無料でプレイできる世の中ですよ。このゲイムの何がすごいって,オンラインで3on3がプレイできるんだけど,ちゃんと3on3をヤってる感があるってこと。いや,私は3on3なんてヤったことないんだけどね。なんだろう。放課後の街角で知らない人が集まってヤってる感じ。その雰囲気が味わえる。
で,ゲイムとしてキャラクターの成長要素もある。勝っても負けても,ちょっとずつ成長している感じを実感できる。勝ったときは当然気持ちがいいし,負けたときは何が原因だったか考える余地がある。そこが面白いわよね。成長を促す有料アイテムも売られているんだけど,だからと言ってそれを買わなければ歯が立たないというほどでもない。
っていうか,基本的にはそもそもが知らない人同士が集まってのチーム戦だから,自分のキャラクターが成長していなくても,ほかの人がカバーしてくれるし,自分が点を取るんじゃなくてほかの人を生かすプレイをすればいい。自分の能力にあったプレイができるのね。いわゆる“俺TUEEEEE”みたいなプレイもできなくはないけど,別にそれが目的のゲイムでもない。
みんなが適当に集まって,バスケを通じて適当に楽しむ。そして何より,勝つためにはチームプレイが必要。ポジションによって求められる役割が違うのもいいわよね。センターにはセンターの役割があるし,フォワードにはフォワード,ガードにはガードの役割がある。さらに,キャラクターによっても得意なことが違う。
だから,このゲイムにおいて自分が強くなるのはあくまでチームプレイのためなのよね。つまり,有料アイテムを買ったところで,強くなるのはチームプレイのためっていうのが素敵。お金を使うなら使うなりに,使わないでも使わないなりに。バスケゲイムとはいえ,遊び方にこういう幅があるのは本当に素晴らしいと思う。
これはね,プレイできる環境にある人はぜひプレイしてほしい。チャット機能なんてないからヘマしたところで煽られることもないし。いい意味で一試合だけの関係でほかの人と接することができるわ。もう一度言うけど,これが無料でプレイできるなんてすごい世の中になったもんですよ。SLAM DUNKやらのバスケ漫画を読んでいるならば,怖がらずに気楽に手を出してほしいわ。だからこそのストリートバスケなんだろうし。
そんな感じで,最近はこの3on3 FreeStyleにせよ「How to Survive:ゾンビアイランド2」にせよ,ダウンロード専用タイトルが熱いって話でした。How to Survive:ゾンビアイランド2の話は一切してないけど。いや,これも面白いんですよ。プレイしていて“ゲイムをヤってますよ”って実感できる感じが。これについてはまた来週にでも紹介しましょうかね。いい感じでゲイムにおけるオンラインのルール整備ができつつあるなとか,そこら辺の話を……するかもしれないし,しないかもしれない。
では,2日後の私,よい40歳ライフを! また来週!
今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「3on3 FreeStyle」
PlayStation Vita:「追放選挙」
Nintendo Switch:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
ニンテンドー3DS:「ファイアーエムブレム Echoes もうひとりの英雄王」
iOS:「実況パワフルサッカー」
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