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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第486回「“真っ当な面白さ”に対する憧れ」
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印刷2018/06/28 11:00

連載

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第486回「“真っ当な面白さ”に対する憧れ」

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著者近影
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 おかげさまで「グランクレスト戦記」の原作小説が面白い(関連記事)。そして,サッカーW杯も面白い。
 これまでの私の人生って幸いなことに,仕事でもあるプロレスでもゲイムでも,“自分からアクションを起こすこと”で充実感を得てきたわ。でもここ最近,本から世界を与えられたり,TVで起こっていることを見たりといった,いわば“受動的な趣味”でもとても充実しているの。どちらがいいとか悪いとかではないわ。楽しめている,ということが大切であって。
 とくに今回のW杯は,どの試合も面白いから困る。見始めたら眠れん。そして,日本代表に対しては「すまんかった」としか言いようがない。ここまでの1勝1分の結果もさることながら,内容が面白いことに対して。グランクレスト戦記,アニメも見よう。41歳になっても,まだまだ知らない楽しいことってあるもんだねえ。

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 そんな中,「マリオテニス エース」ですよ。ま,当然のように面白い。どこが面白いかって言うと,プレイしやすいところ。なんていうのかな。とても自然にテニスを楽しめるってところね。これって,“マリオ”がタイトルに付いている作品のほとんどがそうなんだけど,プレイ感にストレスが一切ないのよね。ここがすごい。
 ええ,この連載でもマリオ関連タイトルをプレイしたときは,毎回書いている気がするわ。でも,プレイするたびにそう思わされちゃうんだから仕方がない。動かしているだけで楽しい。これがどれだけ素晴らしいことか。
 最近,私自身がゲイムの進化に慣れすぎて,すごいことが当たり前になっている気がするのね。でも,ちゃんとすごいものをコンスタントに提供し続けてくれていることに対して,きっちり感謝しなきゃいかんわね。
 で,さらに今回の目玉は久々に復活したストーリーモード。成長,ストーリー,装備……そういうRPGの楽しい要素をうまくテニスで表現しているの。もちろん,普通のテニスゲイムとしても楽しめるんだけど,そこに上記の要素を乗せてきたっていう印象。
 新要素の「ねらいうち」も,簡単に出せる割に必殺技感があるのがいい。それでいて球の打ち分けができるという奥深さもある。これはもう,テニスゲイムの王様と言っていいでしょうね。

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 よく考えたらマリオって,普通にテニスをしたりゴルフをしたりカートに乗ったりドクターになったりしているけれど,いろんなことをサラッとやってのけているわよね。オールマイティな主人公に,ちょっととぼけた相方がいるという図式は,ガチャピン&ムックがそうであるように,きっと大衆に受け入れられやすい組み合わせなんでしょうな。
 そんなマリオが初めて登場したアーケード版「ドンキーコング」も最近,「アーケードアーカイブス ドンキーコング」関連記事)としてリリースされたのが味わい深いわね。もっとも,当初はマリオという名前すらなかったらしいんだけど。そんな彼が時を経てこんな主人公の中の主人公に育つだなんてねぇ。ただ操作しているだけでも楽しいっていうのが,その当時から失われていないことにも驚かされるわ。
 ……といったことを確認するためにも,アーケードアーカイブス ドンキーコングも一度プレイしてほしいわね。マリオテニス エースと同じくNintendo Switchで遊べるし。マリオの原点でもあり,単純にゲイムとして分かりやすく,面白いゲイムでもあるんで。どういうシチュエーションでコングにポリーンがさらわれたのかとかの背景は分かんないけど。

「アーケードアーカイブス ドンキーコング」
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 ともかく。マリオテニス エースは,無理なくプレイできるオススメゲイムであるということが言いたかったのです。プレイすればするほど,仮にステージをクリアできなくともマリオに経験値が溜まって強くなる。そして,クリアできなかったステージがクリアできたら嬉しくなる。この楽しいループ。プレイしていて損した気にならないのは素敵だと思う。そして,羨ましくなる。
 私って結局,プロレスラーとしてというか世に出る存在としてはイロモノだから,こういう“真っ当な面白さ”に対する憧れがあるのよね。こうやって圧倒的に“真っ当な面白さ”を提示されてしまったら,ちょっと落ち込んでしまうくらい。でも,落ち込んでしまうことも含めて,こういうストレートな面白さのものが好きだからしょうがない。で,自分の手法に意地張って胸張るしかない。ま,それも含めて自分でも楽しんでいるんだけども。
 これは幾度となくこの連載で言ってきている私のモットーなんだけど,人生は楽しんだもん勝ちなのよね。お金は使うためにあるもんだし,何のために使うのかと言えば楽しい時間を過ごすため。例えば家族の幸せが自分の楽しみの場合は,そこに使えばいいじゃない。生きていくのに幾ばくかのお金は必要だけれど,そこら辺の管理も含めてね。つらい時期こそお金の使い方の管理を考えたらいいと思うのです。
 ……つい話が逸れたけど,最終的に言いたいことは,マリオテニス エースをプレイしている時間はちゃんと楽しいってことですよ。まあ,それってマリオテニス エースに限らず,ゲイムをプレイしている時間はだいたいそうだけど。
 ただ,マリオはいつだって裏切らないし,こちらの期待を超えて楽しませてくれる。数あるゲイムの中でも,マリオはそう。オールマイティなの。なにせ,世界で一番親しまれているゲイムキャラだから。それって,全世界の期待を裏切らずにきたからこその称号なの。私はマリオにはなれない。でも,いくら完璧だからって,マリオを憎みたくなんてならない。マリオのゲイムって,そういうポジティブな気持ちになれるのよね。それもあって,オススメです。
 もし気分が荒れた場合はマリオテニス エースかアーケードアーカイブス ドンキーコングで気持ちをリセットしてみてはいかがでしょうか。そういうゲイムとの付き合い方もあるわよ。

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 というわけで,あと2週間あまりのW杯ライフを楽しもうと思うわ。まだ日本代表が決勝トーナメントに進出できるかどうかは分からないけど。私,どんなテンションで来週を迎えてるんでしょうね。ではまた来週さようなら。

今週のハマりゲイム
PlayStation 4:「グランクレスト戦記
Nintendo Switch:「マリオテニス エース」「アーケードアーカイブス ドンキーコング
iOS:「PUBG MOBILE

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手がプロデューサーを務めるDDTプロレスは,今週末の6月30日に京都KBSホール大会「Road to Ryogoku 2018〜ドラマティック・ドリーム・渡月橋〜」を,7月1日に名古屋市枇杷島スポーツセンター大会「Road to Ryogoku 2018〜ドラマティック・ドリーム・手羽先〜」を開催します。なお,ディーノ選手にこの2大会について聞いたところ「そんなことよりもう7月よ。今年も半分が終わってしまったわ……。でも上半期は面白いゲームが多かったし,W杯も面白いしで,いい1年だったんじゃないかしら。来年もいい年になるといいな。下半期? それはもう穏やかに過ごせればそれでいいから」とのことでした。
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