プレイレポート
プレオープンサービスではどんな要素が体験できるのか? ハンゲーム新作「Legend of LUNA」先行体験レポート
「プレオープンサービス」4Gamer枠(3000名)に申し込む
分かりやすく必要十分な機能を備えた
シンプルな基本システム
なお,本作のNPCにはドワーフも存在するのだが,プレイヤーキャラクターとしての実装は未定で,要望が多ければ検討するとのことだ。
クラスは,近接攻撃/防御に特化した「ファイター」,短剣による近接攻撃と弓による遠距離攻撃を使い分けられる「ローグ」,魔法により攻撃/回復/補助全般を手がける「メイジ」の3種類。種族や性別によるクラス選択の制限は,とくに設定されていない。なお各クラスはキャラクターが成長すると、2次職への転職が可能になる。
ファイターは,主に攻撃力や体力を上げるスキルを使う。剣/斧/メイスが使え,さらに片手/両手の違いがある
短剣と弓を使うローグ。攻撃のクリティカル率を上げたり,弓の飛距離を伸ばしたりするスキルがある
メイジは魔法全般を使える。二次職以降,「攻撃」「回復」「補助」のいずれかに特化していくようだ
操作はオーソドックスなマウスオペレーションで,スロットに登録したスキルやアイテムは数字キーでショートカットできる。戦闘は基本的に敵をクリックしてターゲットし,武器またはスキルで攻撃というもの。なおTabキーでのターゲットもできるのだが,テストプレイの時点では必ずしも最寄の敵を選択する設定ではなかったようで,マウスクリックのほうが確実だった。
エフェクトは全般に派手で,攻撃している感じがよく出ており,テンポよく楽しめる。強いて指摘するなら,通常攻撃も含めてエフェクトの表現がどれも似通っているため,漠然と画面を見ているだけでは今どのスキルを使ったのか若干区別しにくいかな,と感じた。
戦闘はテンポよく進む。なおモンスターはすべてアクティブ扱いとなっているが,それぞれ索敵範囲が異なる |
フィールドやダンジョンには,クエストの討伐対象となる大型のユニークモンスターもいる。さすがに強い |
ゲーム序盤の流れは,基本的にNPCからクエストを受けて,順次クリアしていくというもの。今回,実際にレベルアップしながらゲームを進められたのは,メインストーリーに関わるクエストを受けるまでのごく短い時間だったのだが,とくに難しかったり理不尽に思ったりするところはなかった。また,内容的にはチュートリアルと呼べるほど手取り足取り操作方法や進行を説明する感はなかったが,この先ゲームが進んでも,クエストが誘導する地域にはプレイヤーに適したレベルのモンスターが配置してあるとのことで,いわゆるレベルデザインには配慮がなされているようだ。
ゲーム開始直後は,NPCのリエンからクエストを受注。なおNPCとの会話中は,本来なら画面右に2Dキャラが表示されるはずだ |
ゲーム開始地点から少し離れた「アルケル港」にいるNPC,神官ルナ。メインストーリーで重要な役割を果たす |
コミュニケーションを盛り上げる
「フェイスモーション」や「住民登録」
モーションとモーションアイコンは,スキルと同様にショートカットスロットに登録できる |
モーションアイコンは,頭上にアイコンを表示するもので全25種類。フェイスモーションは特定の文字列をコマンドとしてチャットラインに打ち込み,プレイヤーキャラクターそのものの表情を変えるもので,10数種類が用意されている。どちらもテキストだけでは伝わらないプレイヤーの細かい心境を表現できるので,コミュニケーションの手助けとなるだろう。
面白いのはモーションまたはモーションアイコンのいずれかと,フェイスモーションを組み合わせられる点。入力するタイミングに少々コツがいるのだが,うまく使いこなせればさらに複雑な感情を表現できるかもしれない。
アルケルの港には,NPCとしてファミリーや農場などの管理人が配置されている。農場の体験はだいぶ先になりそう |
プレオープンサービスでは住民登録して身分証明書を発行するところまで実装。公開する要素はまだ確定ではない |
なお,ファミリーに参加するためには,あらかじめ「住民登録」(仮)をしておく必要がある。これはプレイヤーキャラクターのプロフィールを「身分証明書」としてゲーム内に公開するもので,ファミリーを結成するとき,お互いに参照するのだ。公開する要素はいくつかあるが,中でも重要なのは「好み」。これは血液型や星座,アクセサリーなどのアイコン一覧の中から「好きなもの」を三つ,「嫌いなもの」を二つセットし,自分の好みの傾向を表現する。もちろん,これはあくまでもプレイヤー同士がお互いをよく知るためのとっかかりとなるシステムに過ぎず,実際にファミリーを結成するまでにチャットを交わすなどして交流を深めた方がいいのは,いうまでもない。プレオープンサービスでは,この住民登録まではできるようになるとのこと。
ちなみに以前の記事でも紹介している「結婚」は鋭意開発中。実装時期はもちろん,どういった仕様で具体的に何ができるかについても完全に決定はしていないそうだが,おそらく住民登録システムを利用するものと思われる。
これはレベル5になった記念としてプレゼントされたヒヨコのアバター。プレオープンサービス以降は仕様が変わるかも? |
蜘蛛の紋章が格好いい秘密結社風のアバター。他国で人気のあるアバターを無料で提供する可能性もあるとのことだ |
さて実際にLegend of LUNAをテストプレイしてみての感想は,まさにまったりとプレイするコミュニケーション重視のMMORPGだな,といったところ。取り立てて特殊なシステムを誇示するわけではないし,また対人戦に関しても先行してサービスを展開している他国とは異なり,競技性の高い一部のものを除いて実装されないとのこと。
その代わりといってはなんだが,他国では有料で提供されているアバターアイテムの一部が,ゲーム内のなんらかの手段で無料で入手できるようになるそうだ。襲いかかってくるモンスターを次々に返り討ちにし,対人戦でプレイヤー同士が切磋琢磨しあう世界を期待する層にとっては物足りない内容かもしれないが,どちらかといえばRPG要素も楽しめる着せ替えアバターチャットに近いタイプだろうか。ともあれLegend of LUNAに興味があるなら,ぜひプレオープンサービスの募集に応募してみるといいだろう。
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