連載
大網亜矢乃の構成要素:第1回「映画と目玉とグラビアと」
エキサイトのMMORPG「アルティメット学園『乱』」のイメージガール(2006年8月末で任期満了)として,4Gamerにも何度か登場してもらったことのあるグラビアタレントの大網亜矢乃さんが連載を開始。第1回は,大網さんが子供の頃に見た映画が,グラビアの仕事に与えた影響について。ゲームとの関連性? えーと……,本文中に出てくる洋画はコンシューマゲーム機でリリースされましたよね。
グラビアはもちろん,漫才をやったり,バラエティ,フットサル,ドラマなど,色々やらせてもらっています。全国には1万人ものタレントがいると言われていますが,そこから頭一つ抜けられるように,日々奮闘中です(^O^)
文章を書くというのは,実は初めてのことなんですが,とてもワクワクしています。なんだか裸を見られている様です(>_<)
よろしくお願いします!!!
鯉のいるリビングは,ヨーロピアン家具でまとめてあるので,なんだか日本かぶれの外国人の家のようです。
以前は,何匹かの金魚を飼っていたこともあります。でも金魚達は,威勢が良すぎたたのか身投げなのかは分からないのですが水槽から飛び出してしまったり,父がいないときに誰も面倒を見なかったために餓死したりして,全滅してしまいました。金魚はすぐ死ぬから,鯉を飼うことにしたそうです。
私はアレルギーを持っていて,犬や猫と長い時間一緒に遊ぶことができませんでした。だから可愛いと思っても,1メートルほど離れた場所からじっと見るくせがついています。人間に対してもそうかもしれません。
私にとって,スクリーンを通じて違う世界を覗くことができる映画は,水槽の中や1メートル先にいる生き物を見る感覚に近いのかもしれません。一週間,映画を見ないでいると発作が出るほど,なくてはならない存在で,ペットやパートナーのようなものです。だからきっと,映画を見ているときの私の顔は,グラビアのときより,ずっといい表情をしていると思います。
そんな私が初めて見た邦画は,確か「男はつらいよ」でした。
寅さんを見ながら,おばあちゃんの家にいるような,なんだか不思議な気持ちになったことを覚えています。
そういえば,なぜか母からは「尊敬している人は誰ですか?」と聞かれたら,「『寅さん』って答えなさい」と言われて育ってきましたが,聞かれたためしはありません。
洋画で初めて見たのは,忘れもしない「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」です。目玉のスープが料理として出てくるシーンが,幼い頃の私にはかなり衝撃的でした。怖さを感じるというよりも,強烈な記憶としてかなり脳に染みついてしまい,小中高と美術の自由課題は常に目玉モチーフで提出したものです。中学校の卒業アルバムに至っては,クラスメイト達が「思い出をありがとう!」なんてメッセージを寄せているコーナーに,「目玉かゆ〜い」なんて書いてしまったほどに……。
そういえば,私は「アダムスファミリー」も大好きなのですが,よく「アダムスごっこ〜」とか言って意味もなく人を驚かしていました。
そのせいかどうかは分からないのですが,先日,事務所の先輩であるコバエミ(小林恵美)さんに,
「アミコ(私のあだ名です)のグラビアってちょっとほかの人と違うっていうか……ホラーっぽくていいよね」
と,褒めてもらえました(……たぶん)。
ひょっとしたら,私がこれまでに影響を受けてきたものが,知らず知らずのうちにグラビアにも反映されているのかもしれません。子供から大人になるまでの間に触れるものは,とても重要だということなんでしょうね。皆さんも子供の頃に遊んだゲームの影響が,どこかに残っていたりしませんか?
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