連載
インディーズゲームの小部屋:Room#116「機装猟兵ガンハウンド」
公式サイトにも「R35世代を直撃!!」とあるように,本作のサウンドには,MSX時代から「ガリウスの迷宮」や「悪魔城ドラキュラ」など,多くのコナミサウンドを手がけてきた山下絹代氏,キャラクターデザインには,アーケードゲーム雑誌で人気を博した漫画家・雑君保プ氏を起用するなど,そのスジ(どのスジ?)にはたまらない人選も本作の見どころの一つ。萌え要素など,一切ナシだ。
ガンハウンドにはメイン武器のマシンガンと,サブ攻撃のパンチに加え,対空攻撃用の2種類の武装があり,これらを随時切り替えながらミッションをこなしていく。このうち射撃武器は,ぐるっと360度,好きな方向を攻撃でき,“射撃角度ホールド”ボタンを押し続けることで,射撃角度を固定したままの移動ができる。さらに,移動では歩きのほかにジャンプやブースト,ダッシュも可能なので,操作はかなり忙しい。キーボードでのプレイも不可能ではないが,使用するキーが多いので,ゲームパッドでのプレイを強くオススメする。
プレイヤーが編入された“パープル小隊”は三人一組のチームで,作戦中に僚機からの通信が入ったり,ときには戦闘に参加してくれたりと,雰囲気を盛り上げてくれる。ただし,味方の攻撃はあまり当てにならないので,最後はやっぱり自分でなんとかするしかない。本作には難度設定はないものの,累積得点に応じて階級が上がり,新しい武器が支給されるので,あきらめずにトライすればクリアが見えてくるかもしれない。
4Gamerでは,本作のステージ1を無敵状態でプレイできる体験版を掲載しているので,硬派なメカアクションが好きな人は,まずはそちらをお試しあれ。製品版は,パッケージ版が6090円,ダウンロード版が4800円(共に税込)にて,イーフロンティアより12月18日に発売予定だ。
というわけで,2009年の「インディーズゲームの小部屋」も今回が最後。年明けは,この時期にコミケ合わせで発表される新作の中から紹介しちゃおうかなと思っているので,2010年も本連載をよろしくお願いいたします。それでは皆さん,よい年末年始を。今年も一年,乗り切ったぞー!
■「機装猟兵ガンハウンド」公式サイト
http://gunhound.dracue.co.jp/- 関連タイトル:
機装猟兵ガンハウンド
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