プレイレポート
「S4 League」,新対戦モード「シージモード」先行プレイ。初心者と熟練者が一丸となって戦え,スピーディーな攻防が熱い
なお,今回新モードについてレクチャーしてくれたのは,「S4 League」プロデューサーの秋山享司氏と,「S4 League」公式デモンストレイターの覆面仮面1号さんの2人だ。どちらもかなりの手練れだった。
プロデューサーの秋山享司氏(左)と,「S4 League」公式デモンストレイターの覆面仮面1号さん(右) |
勝利に必要なポイントは,エリアの占領,アイテムの入手,敵プレイヤーのキルという3つの方法で取得できる。この点を踏まえて,詳しいルールについて紹介していこう。
シージモードで最も重要となる「拠点」は,ゲーム開始時は未制圧状態となっている。ここにキャラクターを一定時間立たせることで制圧でき,ポイントを入手できるのだ。敵の拠点も同様の方法で制圧が可能だが,敵制圧拠点を未制圧拠点にした後に拠点制圧となるため,少々時間がかかる。ただし,制圧中に拠点から出てしまうと最初からやり直しだ。例えば占領を60%まで進めていても,拠点から出てしまったら,また0%から占領しなおしとなるので注意したい。
制圧で得られるポイントは,最初の1人がキルの2.5倍となる5ポイント,そのほかにメンバーがいる場合はそれぞれ1ポイント入手できる。また,複数人で同時に制圧しようとすると,制圧完了までの時間が短縮されるので,スピード的にもポイント的にも複数人で実行するのがセオリーだ。
拠点を制圧すると,拠点の周囲に特殊なアイテムが多数ドロップされる。このアイテムは,武器の弾数やHP回復,PENがプラスされるもの,ポイントが手に入るものなど,その種類は多彩。アイテムで得られるポイントは僅かではあるが,「総ポイントに意外と影響するので,確実に取っておきたい」(覆面仮面1号さん)とのこと。制圧した拠点から一定時間ごとにアイテムがドロップされるので,敵を待ちかまえつつアイテムの確保に努めるのもアリなのだという。
もちろん,キルによるポイントゲットも重要だ。シージモードはルールの性質上,制圧拠点が戦場になりやすく初心者でも攻撃に参加しやすいと,覆面仮面1号さんは語っていた。
今回実装されるマップは,中央に大きなエリアと四方に小さなエリアが4つある「スカイライン」だ。拠点は小さなエリアに配置されているため,狭い場所で戦闘が繰り広げられるわけだ。なお,シージモードのマップは「スカイライン」のほかにあと2つあり,来年以降,順次実装予定だという。
シージモードは,個人の力量が勝敗に与える影響がほかのモードとくらべると大きくない。秋山氏も覆面仮面1号さんも口を揃えて「初心者が遊びやすいモード」といっていたとおり,「S4 League」に慣れていない人でもチームの勝利に貢献しやすいわけだ。
2人のアドバイスを総合すると,エリアから敵を落としたり,拠点から敵をはじき出したりするためにノックバック効果のあるプラズマソードやバット,自チーム拠点に現われた敵を攻撃するセントリーガンなどを装備しておけば,初心者でも勝利に貢献しやすい。
また,デスマッチやタッチダウンでは使いどころが難しいスキルも,シージモードでは使い勝手が良いものもある。いろいろと装備を替えて,試してみるのも面白そうだ。もちろん,熟練者はデスマッチのようにバリバリと敵を倒して勝利に貢献するのもありだ。
ちょっと大味なところもあるが,シージモードはプレイヤースキルに応じて戦い方を選べ,初心者から熟練者まで,誰でも楽しめるモードといえるだろう。
なお,12月19日のアップデートに合わせて1か月以上休んでいたプレイヤーや新規プレイヤーを対象にした大規模なキャンペーンが行われるという。
まったく新しい新モードの実装を予定。「S4 League」世界大会の開催も視野に
2012年7月に正式サービスがスタートし,約半年が過ぎた「S4 League」。秋山氏に現状の「S4 League」の様子と,アップデート予定について話しをうかがえたので紹介しよう。
秋山氏によると,サービス開始から月2回のアップデートを信条としているそうで,今回の「Iron Eyes」アップデートで他国のバージョンにほぼ追いつくという。開発側としても各国のバージョンの足並みが揃い次第,最終的には国際大会を開催したいと考えているそうだ。そのためにクラン機能の強化,大会モードの実装等も予定されているとのこと。
今回実装されるシージモードは,「Iron Eyes」というアップデートに含まれているが,「Iron Eyes」は12月19日で終了するわけではない。シージモード専用のマップ追加や「ターレット」「アサルトライフル」などの新規武器をはじめ,シーズンに付随するタイプの装備品などを,2013年1月に追加実装する予定とのことだ。
その先の予定としては,まずは未実装のマップやユニーク武器の追加を定期的に行なっていく。
また,現在開発中ではあるが来年度には新モードを2つほど実装する予定があるというのだから,期待が高まる。新モードの1つはPvPではなくPvEで,対象となるキャラクターを守りながら迫り来る敵を倒しまくるといった内容で,アーケードモードの3面のようなイメージになるらしい。実装日はまだ先になるとのことなので,続報を待とう。
プレイヤーランクによるチャンネル分けがあまり機能しておらず,上級者が多いFreeチャンネル以外に選択肢はないというのが現状で,秋山氏もそれを認識している。「新規の人が入りやすくするように随時調整を行なっていく」と語っていたので,期待したいところだ。
その調整の一環として,ランクの関係で使えない武器を初心者に試してもらうため,「Iron Eyes」アップデート時にお試しとして全タイプの武器を配布する予定だという。
また,武器の修理などですぐにPENが足りなくなるとの意見も多く寄せられているそうで,これについても「Iron Eyes」アップデート時に調整を入れるそうだ。
全体的なアップデートは今回の「Iron Eyes」で一通り揃ったことになるが,新モードを含めまだまだ「S4 League」は進化を続けていく。運営側としても国内で大会,そしてゆくゆくは世界大会の実施に向けて意欲が高まっているように見えた。初心者がプレイしやすい環境を整えつつ,上級者のモチベーションをアップさせる施策を用意してくれるだろう。
「S4 League」公式サイト
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