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[TGS 2007#16]アーケードと対戦可能なシューティング「パラセ・ロルンペ」がプレイアブル出展
本作は,最大8人で対戦可能な3Dシューティングで,アーケード(業務用ゲーム機)版とPC版の両プラットフォーム向けに,日本と台湾で12月25日の正式サービス開始を目標に開発が進められている。日本ではPC版のみのサービス予定だが,台湾ではPC版と同時に,同社が運営するアミューズメントセンターに,ほうきの形を模した体感型筐体が設置され,PC版とアーケード版との対戦プレイが実現される予定だ。ただし,PC版とアーケード版との対戦プレイでは,1対1の対戦のみが可能であるという。
ほうき型のアーケード筐体では,ゲーム画面はタッチパネルに表示され,画面に表示される印を指先でなぞり,トリガーを引くことによって魔法を発動させるというのが特徴的。飛行操作は,ほうき型筐体にまたがった状態で,筐体を上下左右に傾けることで行う。PC版では,左手に持ったゲームパッドなどでほうきを操作し,マウスカーソルで印をなぞる方式になるとのこと。魔法は,自然魔法,召喚魔法など5系統に分けられており,それぞれに10種類ずつの計50種類が用意される予定だ。
今回展示されていたバージョンでは,1キャラクターしかプレイできなかったが,最終的には4キャラクター,5ステージプレイできるようになるとのこと。日本市場をかなり意識しており,キャラクターイラストに日本人のイラストレーターを起用,今後実装予定のキャラクターには“忍者”もあるということだ。開発の進行度は,台湾版より日本版が先行しており,日本版から台湾版にローカライズを行っている状態だというのだから驚きだ。
正式サービス時には,基本プレイ料金無料のアイテム課金制が予定されており,さまざまな魔法やコスチューム,ほうきなどの乗り物や,それに付けるブースターなどが課金アイテムとして用意される。アーケード筐体でのプレイ時には,コインを投入するたびにもらえるポイントを貯めて,これらのアイテムと交換できる。
展示バージョンの完成度はまだ40%程度ということで,頻繁にクライアントが落ちてしまったり,(自分以外に誰もいないので)肝心の対戦プレイが体験できなかったりと,ゲームとしての実力は未知数としかいいようがない。タッチパネルを指先でなぞる方式のアーケード筐体はちょっぴり面白そうだが,現時点では台湾のみの提供予定となっているのが残念だ。
- 関連タイトル:
パラセ・ロルンペ 〜空舞魔導陣〜 プレリュード
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