紹介記事
「ナイトメアマギカ」が実装される「ドラゴンネストR」の最新アップデートの内容を紹介。3月開催予定のドラゴン討伐世界大会の情報も公開
今回は,ナイトメアマギカの性能を中心に,1月のアップデートの詳細を公開していく……のだが,その前にドラゴンネストRプレイヤーにとって,ビックニュースが舞い込んできたので,さっそく紹介しよう。
ドラゴンネスト初のドラゴン討伐世界大会開催
ドラゴンネストRでは初となる“PvE”の世界大会が,2017年の上半期に実施されることが決定した。
キーワードは「誰もが参加可能であり,公平かつ安定したグローバル競争Modの樹立」とのことで,以前行ったPvPの世界大会とは違ったグローバルオンライン競争コンテンツの提案がテーマとなる。
具体的には,3月中旬ごろ予定のアップデート「ヘイズルーンドラゴンネスト」を参加地域(現在,韓国/中国/日本/台湾の4地域の予定)が同時に実装し,どこが最初に討伐するかを競うというものだ。
これまで新要素と言えば,韓国が先行して実装し,そこから1か月ほど遅れてほかの地域に実装される形だった。そのため韓国以外の地域は,情報を得てから攻略できていたのだが,韓国と同時に実装されることで,本当の意味で手探りで攻略していく必要が出てくる。日本国内でも新規ドラゴンネストの討伐をめぐって「DN-1グランプリ」というイベントが行われていたが,これに近い大会を,世界規模で行うというわけだ。
詳しい大会のレギュレーションは後日に発表されると思うので,腕に自身のあるプレイヤーは公式サイトをチェックしよう。
変身でスキル性能が変化する「ナイトメアマギカ」
「ナイトメアマギカ」は,「ソーサレス」の外伝キャラクターとなる。外伝キャラクターは,闇か光のどちらかに属する設定となっているが,ナイトメアマギカは“闇”サイドのソーサレスクラスで,正義を偽善だと考え,結果のみを重視して行動するという設定だ。そのため,強力な力を得るためには手段を選ばず,禁忌をされる魔法を用いて悪夢の中の存在と契約を交わし,悪夢の力を行使する“ナイトメアマギカ”の力を手に入れている。
転職ラインは,これまでの外伝キャラクターと同様で,キャラクター作成でナイトメアマギカを選択すると,「マギカ」に転職した状態となり,レベル50の覚醒クエストを経てナイトメアマギカになれる。
覚醒前のマギカの状態では,ソーサレス系列ということもあり,中〜遠距離の魔法攻撃スキルがメインとなる。パーティでの役割としては闇属性のダメージディーラーになるだろう。
○マギカの主要スキル
・メアズウェイブ
指先から悪夢の堕光を放ち,素早く攻撃する。「契約強化」状態(バブルシステムの一種)の場合,連携攻撃の基点となる技。
・デスサイズ
悪夢の鎌で攻撃する。入力方向に瞬間移動した後,出現時に攻撃する。
・コンコードウィル
頭上に[悪夢の響玉]を召喚する。響玉はメインスキル(メアズウェイブ/シャドーエンゲージ/ボイドコイル/ブラックストライク/ライトニングオブデス)に反応し,闇の弾丸を発射する。
・ハイドシャドー
一定時間,悪夢の空間とリンクし,自らの存在を希薄にすることで,敵からの攻撃を受けない。
レベル50でナイトメアマギカに覚醒し,「クラスマスタリーI」を習得すると,パッシブスキル(シャーディインパクト/ルールオブカース/タービュランス)が敵に命中するたびに,契約強化が最大10個まで獲得できる。この契約強化を所持した状態でメアズウェイブ発動後に通常攻撃ボタンを押すと,契約強化を消費して,ボイドコイルとシャドーエンゲージを連続で発動可能だ。
また,メアズウェイブを基点とした連携は攻撃力が高いだけでなく,変身に必要な“逢魔契印”(バブルシステムの一種)も溜まるので利用価値は高いだろう。
ナイトメアマギカに覚醒(変身)すると,中〜遠距離向けだったスキルの性能が一変し,近接向けの攻撃になるのが最大の特徴だ。例えば,マギカのメインスキルであるメアズウェイブも,鎌を目の前で回転させるといった近接スキルのような攻撃になる。
また,ほかの外伝キャラクターが変身状態を維持することが可能だったのに対して,ナイトメアマギカは一定時間が経過すると変身が解除されてしまう。普段はマギカのまま遠距離で攻撃を行い,攻め込むチャンスがあったら変身して大ダメージを与え,離脱して再びマギカに戻るといった戦闘スタイルになりそうだ。
○ナイトメアマギカの主要スキル
・ナイトメアフォーゼ
変身前にメインスキルで攻撃すると逢魔契印を獲得し,一定量溜まると逢魔契印を消費して強力な攻撃を繰り出したあと,変身する。変身中は,一定時間ごとに逢魔契印を消費する。また,武器がナイトメアフォルクス(鎌)に変化し,メインスキルの効果が変化する。
・インヘイル
後方に瞬間移動する回避スキル。変身中は攻撃能力が付与され,一定時間後に爆発する鎌をその場に置いて後退する。スキル使用中や空中でも使用可能。
ナイトメアフォーゼを発動すると,突進攻撃をしつつ変身できるので,相手の隙を付いて奇襲するのに最適だ。変身するとスキルのクールタイムがリセットされるので,一気に大ダメージを与えることも可能だ。
使用する攻撃スキルは,メアズウェイブ(変身中も契約強化の効果は有効)を中心に,パッシブスキルの攻撃をはさみつつ,連続攻撃で敵にダメージを与えていく。敵の攻撃ターンになったら無理せず,インヘイルで後方に下がるのも手だ。インヘイルは強制的に変身を解除する効果があるので,マギカの得意な間合いで攻撃を継続できる。
強力な近接攻撃を有するナイトメアマギカだが,ベースのクラスがソーサレスということもあって,防御面では不安が残る。デスサイズやハイドシャドーなどの回避系のスキルをうまく活用しながら,うまく立ち回っていく必要があるだろう。
攻めるときは変身してからの接近戦でラッシュをかけ,守るときは後方に離脱して遠距離攻撃で堅実に……というように,状況に応じて戦い方を変えられるのはナイトメアマギカの強みだ。ただ,変身の前と後でスキルの動作/距離感が変わること,契約強化状態と逢魔契印の2種のバブルシステムを管理する必要があることを考えると,ある程度ドラゴンネストRのバトルに慣れていないと真価は発揮できないかもしれない。そういった意味では,上級者向けの研究しがいのあるキャラクターと言えるだろう。
なお,外伝キャラクターの作成は,3月に実施されるアップデートのメンテナンス前までの期間限定となる。
この期間は,同じ外伝キャラクターのダークアベンジャー/シルバーハンター/アークヘレティックも作成可能だ。キャンペーンとして,作成したナイトメアマギカがレベル60とレベル93に達すると,それぞれ異なるアバターパッケージがもらえるプレゼントボックスが用意されている。
ちなみに,レベル93でもらえる「ゴーシュファルクスアバター」は,ナイトメマギカ変身時のデザインとなっているので,ぜひ入手しておきたいところだ。
(レベル60)アルプトラオムアバター |
(レベル93)ゴーシュファルクスアバター |
2つのコンテンツ追加とスキル調整を含めた細かなアップデートを紹介
続いて,ナイトメアマギカ以外のアップデート内容を紹介しよう。
大きな要素としては,「リバース・シードラゴンネスト」がリニューアルされ,レベル93用のドラゴンネストとして実装される。入場人数は1〜4人となっており,週間クリア回数はノーマル/ハードコアともに3回。復活可能回数はノーマルが無制限,ハードコアが3回までとなっている。リメイクということもあり,ステージ構成は基本的に以前のものと大きくは変わらないが,レベル93用ということで敵は格段に強くなっているので注意してほしい。
気になる報酬については以下のとおりで,新規アイテムもいくつか追加になっているようだ。
○リバース・シードラゴンネストの報酬内訳
・ノーマル期待報酬
ナビリス防具(NEW)/レベル93のユニーク装備
至高のコアトル装備
能力強化紋章プレート
大地のキューブ(NEW)/ゴッデスオブアルテイアアクセサリーの強化素材
エヴォハンマーのかけら:コアトル(NEW)/エピック装備の強化素材
上級生命の清水
・ハードコア期待報酬
ナビリス武器(NEW)
至高のコアトル武器/防具
至高のコアトルアクセサリー
能力強化紋章プレート
大地のキューブ(NEW)
深緋のキューブ
エヴォハンマーのかけら:コアトル(NEW)
「イビルゲート ハードコア」というコンテンツのアップデートも導入される。過去のアップデートで「イビルゲート」という1人用のダンジョンが実装されたことがあったが,今回のハードコアのほうは1〜2人で挑戦できるレベル93用のダンジョンだ。
全12階のステージを進んでいき,より高い階へ到達して報酬を手に入れるのがイビルゲートの目的となる。4,7,11,12階層にはボスが待ち構えており,さらに戦闘不能からの復活が不可という厳しい条件のため,攻略は一筋縄ではいかなそうだ。
ただ,2人で挑戦している場合,片方が倒れてしまっても,ボスの階層をクリアすると復活できるルールなので,仲間の頑張りによっては2人揃って報酬を手にできる可能性はある。
報酬については,バフアイテムとなる闇の石や属性のタリスマンのほか,ゴッデスオブアルテイアアクセサリーの素材であり,以前の入手条件がかなり厳しかった翡翠のキューブを入手できる可能性があるので,攻略する価値は高いだろう。ちなみに,高級キューブ袋からは翡翠のキューブが出ることもあるようだ。
○イビルゲート ハードコア報酬内訳
・4層クリア時
下級属性タリスマンの袋(3日)
ガーネット
女神の嘆き
レベル93マジックタリスマン
・7層クリア時
下級属性タリスマンの袋(3日)
中級属性タリスマンの袋(7日)
ガーネット
女神の嘆き
パラレビス
レベル93マジックタリスマン
・11層クリア時
下級属性タリスマンの袋(3日)
中級属性タリスマンの袋(7日)
上級属性タリスマンの袋(30日)
ガーネット
女神の嘆き
パラレビス
上級生命の清水
冒険者の箱
女神の夢袋
レベル93マジックタリスマン
高級キューブ袋
深緋のキューブ
・12層クリア時
下級属性タリスマンの袋(3日)
中級属性タリスマンの袋(7日)
上級属性タリスマンの袋(30日)
ガーネット
女神の嘆き
パラレビス
上級生命の清水
冒険者の箱
女神の夢袋
レベル93マジックタリスマン
高級キューブ袋
深緋のキューブ
翡翠のキューブ
闇の石(30日)
そのほか,1月のアップデートで導入される細かい要素についてもまとめておこう。
○レベル93グロウ装備の実装
レベル93の特定のエピック装備をユニーク等級に進化させ,より強力な装備にアップグレート可能となる。このユニーク進化は,エヴォハンマーを利用する。
また,レベル90レジェント等級の「ヘイズアイスドラゴン装備」を進化させるエヴォハンマーも追加される。これを使うことで,既存のヘイズアイスドラゴンレジェンド装備をより強力にアップグレードできるようになる。素材として使うのは,リバース・シードラゴンネストの報酬のところで紹介したエヴォハンマーのかけら:コアトルだ。
○レベル93グロウゴッデスオブアルテイアアクセサリー装備の実装
セット装備生産の項目に,レベル93「グロウゴッデスオブアルテイアアクセサリー」の生産メニューが追加される。これを制作するには,レベル90の
グロウゴッデスオブアルテイアアクセサリーと,リバース・シードラゴンネストの報酬で手に入れることができる大地のキューブが必要となる。
○レベル93竜珠の強化値を+14まで解禁
今まで+12だったレベル93竜珠の強化値が,1月のアップデートから+14まで解禁さとなる。今回の竜珠強化段階では,新しい強化材料は必要ないとのこと。
○ギルドマスター委任方法変更
ギルドマスターの委任方法が“テキスト入力”方式に変更される。これまでは,ギルドメンバーリストから右クリックでメニューを出して簡単にギルドマスターを委任できていたが,誤操作の恐れがあったことから「ギルドマスター委任」と正確にテキストを入力する方式に変更されることとなった。
○ギルド加入希望者リストの実装
ギルド関連の新しい機能として,「加入希望者リスト」が実装される。これまでは,ギルドマスターが自分のギルドを登録し,その情報から自分の入りたいギルドを探す方式だった。今回実装される加入希望者リストは,今までとは逆の流れで,ギルド未加入のキャラクターが情報を提示し,それを見たギルド側が加入の申請を送る形だ。つまり,加入希望者リストとは,ギルドに入りたいキャラクターのリストというわけだ。
○ランク戦参加者のスキル構成確認機能の実装
スキルを調べる機能が拡張され,ランク戦順位にランクインしているキャラクターのスキルを調べられるようになる。PvPで最強を目指しているプレイヤーにとっては,相手を分析できる貴重な情報源となりそう。
○入場回数確認ウインドウの改修
コミュニティ欄のステージのタブ名称部分に,ステージの入場回数が表示されるようになる。タブを折りたたんだ状態でも,一目で確認できるので便利だ。
変更前 |
変更後 |
○遮断者の全体チャット遮断機能実装
遮断者(ブラックリストに入ってるプレイヤー)として登録している相手の黄色い伝書鳩/青い伝書鳩チャットも遮断できるようになる。
○冒険者用かばんと倉庫収納箱の改修
アイテムモールで「冒険者用かばん」と「倉庫収納箱」を購入すると,一旦アイテムとしてインベントリに格納され,それを使用すると,かばんや倉庫が拡張できるようになる。これは,インベントリや倉庫の残りスロット数を間違えて購入してしまったときのための保険といったところで,アカウント倉庫から同アカウント内の別キャラクターへ拡張アイテムを移動させて使用することも可能となる。ほかのプレイヤーへのトレードは不可だ。
なお,イベントで配布されたものを含めて,空いている残りのスロット以上のものでも使用できるようになった。例えば拡張可能なスロットの残りが5つのときでも,10スロットの拡張アイテムが使用できる。
○連合商店のアイテムラインナップ更新
NPCに好感度アイテムを渡してポイントを得て,それを使って各種アイテムを購入できる「連合商店」のラインナップが更新される。レベル93用のアイテムも追加されるということで,使い道が広がりそうだ。
○スキルバランス調整
日本の運営サイドからの要望が色濃く反映されたスキルバランス調整が行われる。
PvEのスキルバランスについては,覚醒済みだが能力面で不満の声が大きかった「マジェスティー」のスキルが大幅に強化される。攻撃力の上昇だけでなく,再使用時間も短縮されるので,スキル回しに余裕が出てくるのではないだろうか。運営チームによるとマジェスティーの覚醒スキルも強化したいと考えていたようだが,今回のバランス調整には盛り込まれず先送りとなった。
「セイント」については,主要スキルのホーリークロスバーストが自身の周辺でも発動するようになり,覚醒前と同じ感覚で使えるように調整される。
覚醒システムが導入される前の外伝キャラクターについては,覚醒後のキャラクターに比べると能力的に劣ってしまう傾向にあった。運営チームとしては,該当する「ダークアベンジャー」と「シルバーハンター」を強化してほしいと開発陣に訴えていたという。
今回のバランス調整では,そうした運営チームの声を受けてダークアベンジャーの攻撃力が大幅に強化されることになった。なお,シルバーハンターの強化も1月に行う予定だったようだが,こちらは前倒しされて12月に調整されている。
PvPのバランスで大きな調整になるのは,マジェスティーの脱出が困難なスキル連携と,常に使用可能だった「アルケミスト」のディジーズの修正だ。ほかにもクレリック系列を中心に大幅な調整が行われているので,PvPを楽しんでいる人は,一通り調整されるスキルをチェックしておいてほしい。
以上,ドラゴンネストRの今年最初のアップデートでは,新外伝キャラクターのナイトメアマギカの追加を筆頭に,さまざまな要素の追加や既存機能の改修が行われる。
ナイトメアマギカは,変身前と変身中でスキルの性能がガラリと変わる特殊なキャラクターで,テストプレイの短い時間では真価に迫るまでには至らなかった。
敵の行動に合わせて近距離と遠距離を切り替えて戦うナイトメアマギカのスタイルは,キャラクターの操作能力だけでなく,戦術的な思考も不可欠だ。練習してうまく動かせるようになりたいと感じられる,魅力的なキャラクターに仕上がっているのではないだろうか。
最後に,今後の展開について,運営チームから話せる範囲ギリギリの内容を聞くことができたので紹介しよう。
3月は世界大会を含む新規ドラゴンネスト,4月にはアサシン関連,5月はアカデミック関連,6月は毎年恒例のアップデート……というように,今年の上半期は毎月,何らかの新しい要素が追加される見込みだ。下半期にはキャラクター関連のトピックだけでなく,今までになかった新しいコンテンツも投入予定とのことで,2017年もドラゴンネストRはプレイヤーを存分に楽しませてくれそうだ。
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