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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介
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印刷2007/12/05 12:26

連載

連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介

画像集#010のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。22回めとなる今回紹介するのは,PlayStation Portable(以下,PSP)用SFアクション「Aliens vs. Predator: Requiem」(以下,Requiem)だ。

 なお,Requiemは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
 編集部で試した限りでは,本作は国内版のPSPでも動作したが,4Gamer編集部およびソニー・コンピュータエンタテインメントでは国内版PSPでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。

映画「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」を
ベースとする,PSP専用三人称視点アクションゲーム


画像集#001のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介
 Aliens vs. Predatorといえば,Monolith Productionsが開発したSF FPS,Aliens vs. Predatorシリーズを思い出す人も多いだろう。
 Requiemは,同シリーズと直接的な繋がりはないものの,同じSierra Entertainmentが販売している作品で,日本では12月28日に公開される映画「AVP2 エイリアンズ VS. プレデター」(原題 Aliens vs. Predator: Requiem)をベースとしている。
 なお本作はPSP専用に開発されており,今のところPC版の発売についてはアナウンスされていない。

 本作の舞台背景は,アメリカのコロラド州に,エイリアンによって占拠されたプレデターの宇宙船が不時着するというもの。プレイヤーはプレデターとなり,エイリアンの増殖を食い止めなければならない。

 PC用のAliens vs. PredatorシリーズはFPSだが,このRequiemは三人称視点のアクションゲームとなっている。
 グラフィックスのクオリティは,PSP用ゲームではトップクラスといっていい。テクスチャが非常に緻密に描かれているのに加え,光と影の用い方が巧みで,独特の雰囲気が表現されている。
 表示モードとして,通常モードのほかに「Alien Vision」「Thermo Vision」「Tech Vision」が用意されており,状況に応じて切り替えながら探索する。とくにAlien Visionは,暗い場所でもエイリアンの位置や動きをはっきり捉えられるモードで,ゲーム全般で有効だ。通常モードも綺麗だが,そのほかのモードもよく雰囲気が出ており,格好いい。

画像集#007のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介 画像集#008のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介
(画像下段左から)Tech Vision,Alien Vision
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画像集#009のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介
 L/Rボタンを押すことで左右を見回せ,△ボタンで一人称視点に変更できるが,一人称視点モードのときは上下左右を見回せるだけで,移動はできない。
 三人称視点モードのときは照準が表示されず,遠距離攻撃の狙いを定めるのは困難なので,もっと一人称視点モードを活用できるよう,せめて左右移動だけでもできれば嬉しいのだが,この点はやや残念。とはいえ,これはもしかすると,エイリアンとプレデターが至近距離で肉弾戦を展開する様子を見てほしいと,開発者が意図したものなのかもしれない。
 実際,エイリアンとの戦いはかなりドキドキさせられる。エイリアン達は,突然思いもかけないところから現れ,強烈な攻撃を繰り出してくるので,油断しているとあっという間にやられてしまう。可能な限り,Alien Visionを駆使して遠くにいるうちに倒すのがベストだろう(なかなかそうもいかないが……)。

 ちなみに,原作同様プレデターは姿を消すことが可能だが,エイリアンには感づかれやすい。エイリアンを倒すことは人間のためにもなるのに,事情を知らない人間達は,プレデターの姿を見つけると攻撃してくるので,周囲に人間がいるときは姿を隠そう。

 Requiemでは,何らかのアクションが行える場所はマークで示されるほか,SELECTボタンでマップ画面に切り替え,周囲の様子や,エイリアン/人間の位置を確認できるので,それほど悩むことなく先に進めるだろう。
 一つめのレベルをクリアするとストーリーが三つに分岐し,終盤で再び一つに収束する。とはいえそれぞれのストーリーが独立しているわけではなく,一つのレベルをクリアするごとに,どのレベルに進むかを選択できる。
 本作には,計15のレベルが収録されており,ストーリーの展開によって,さまざまな武器を獲得できるので,遊び応えはなかなかのものだ。

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Requiemの見どころはココ!


画像集#006のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第22回はPSP用SFアクション「Aliens vs. Predator:Requiem」を紹介
 とにもかくにも,まずはそのグラフィックスに注目してほしい。個人的な話だが,期待以上の美しさに,つくづくPSPを持っていてよかったと嬉しくなった。おそらくPSP専用ゲームとして,相当なこだわりを持って開発されたのではないかと思う。
 また,BGMや効果音もなかなかの出来なので,ぜひヘッドホンを着けてプレイしてほしい。

 ゲーム自体は親切設計だが,戦闘自体の難度は高め。持ち運ぶときだけでなく,家にいるときもじっくり取り組める作品だ。
 12月28日に公開される映画と併せて楽しんではいかがだろうか。

Aliens vs. Predator: Requiem


対応機種:PlayStation Portable
メーカー:Sierra Entertainment
発売日:2007年11月13日
価格:39.99ドル
公式サイト:http://www.avppsp.com/

  • 関連タイトル:

    Aliens vs. Predator: Requiem

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