「City Life Edition 2008」は，何もない土地に建物を建設し，道路を敷いて人口を増やし，町から大都市へと発展させていくという都市建設シミュレーションゲーム，「City Life」の拡張パック第二弾だ（ただし，製品版はスタンドアロンで起動できるらしい）。

　このデモ版では，Scenario Modeというシングルプレイ用キャンペーンで“Rockey Lake”というシナリオのみがプレイ可能だ。マップの東側半分近くを巨大な湖が占め，西側には南北に山脈が走るというロケーションで，湖沿いの平地を有効に活用しての町づくりが求められる。
　建物には住宅や工場，オフィス，スーパーマーケットなど数多くの種類があり，それらを過不足なくバランスよく建設していかねばならない。どれかが多すぎても少なすぎても町は発展していかないので，このあたりがプレイヤーの腕の見せどころになるだろう。町が順調に発展していくに従い，新たな建物がアンロックされて種類が増えていく。
　多くの情報が画面右下の情報ウインドウに表示され，例えば仕事が足りないとか，新しい建物がアンロックされたといったインフォメーションがリアルタイムで変わっていく。いずれも重要なので見逃さないように注意したい。
　マウスホイールを使って画面をクローズアップすると，町を歩く人々の様子が分かるまで近づける。自分の作り上げた町で，人々が生活しているのを眺めるというのは箱庭系ゲームならではの醍醐味だろう。
　チュートリアルも用意されているが，グラフィックスを見ながらテキストを読むというスタイルだ。都市建設シミュレーションをよくプレイするような人なら，いきなりゲームに突入しても問題ないだろうが，この手のゲームを初めてプレイするという人は，ややとっつきにくさを感じるかもしれない。基本はシンプルなので，いろいろ試して理想の街を作り上げよう。

　デモ版はリアル時間で30分が経過するか，人口が2万5000人を記録すると終了してしまう。ゲームを起動し直せば再びプレイできるが，セーブができないのでまた最初からやり直しとなってしまう。何度も繰り返し挑戦して，ぜひ30分以内に理想の街を作り上げ……るのは難しいかな，やっぱり。

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