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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第39回はミリタリーFPS「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のNDS版を紹介
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印刷2008/04/09 22:56

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連載「PCゲームを持ち出そう!」。第39回はミリタリーFPS「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のNDS版を紹介

画像集#001のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第39回はミリタリーFPS「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のNDS版を紹介
 PCゲームと関連のあるNintendo DS/ PlayStation Portable用タイトルを紹介していく連載「PCゲームを持ち出そう!」。39回めとなる今回紹介するのは,3月13日にアクティビジョンから発売された,ミリタリーFPS「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のニンテンドーDS版(以下,CoD4 DS)だ。

 コール オブ デューティといえば,押しも押されぬミリタリーFPSの人気シリーズであり,多くの4Gamer読者にとって馴染み深い作品の一つといっていいだろう。
 同シリーズは,3作めまでは(残念ながら第3作はPC用にはリリースされていない)第二次世界大戦をテーマとしていたが,第4作で現代戦を描いた作品へと路線を変更。臨場感の高いグラフィックスや,さまざまなハイテク兵器によるスピーディな戦闘,そして劇的なストーリー展開で,2007年最大のヒット作品の一つとなった。

 今回紹介するCoD4 DSは,シリーズ最新作「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」(以下,CoD4)のPC/Xbox 360/PS3版を,NDS向けにアレンジした作品という位置づけだ。
 PC版CoD4についてより深く知りたい人は,シリーズの歴史も詳しく網羅している4Gamerのレビュー記事を参考にしてほしい。

 なお海外では,Macintosh版のCoD4(PC版の移植作品)が5月にリリースされる予定だ。Macを使っているFPSファンにとって見逃せないタイトルだろう。

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NDSならではの要素をうまく盛り込み,
FPS初心者にも遊びやすい作品に


画像集#005のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第39回はミリタリーFPS「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のNDS版を紹介
 上で述べたように,CoD4 DSは,PC/コンシューマ機版(以下,便宜的にPC版とする)のCoD4をNDS用にアレンジした作品で,当然ながらグラフィックス,操作性などが大きく異なる。ちなみにCoD4 DSの開発は,PC版のデベロッパInfinity Wardではなく,PlayStation用ゲームなど多数のタイトルを手がけたn-Spaceという会社が担当している。

 基本的にCoD4 DSは,PC版で描かれている,アメリカ軍海兵隊およびSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)の活躍を,別の側面から描いた作品となっている。
 PC版の主人公が,主にPaul Jackson軍曹(アメリカ軍海兵隊)とJohn“Soap”MacTavish軍曹(SAS)の二人であるのに対し,CoD4 DSでは主人公が特定の兵士に固定されているわけではなく,チャプターごとに(あるいは状況に応じて)切り替わる。いずれも名もなき兵士で,いわば,戦争終結に向けてさまざまな支援ミッションをこなす“縁の下の力持ち”的な役割を担っていくわけである。

 ビジュアル面に目を向けると,まあさすがにPC版と同等のクオリティを求める人はいないと思うが,NDS用FPSとしての及第点をクリアしている。
 とくにキャラクターアニメーションはかなりがんばっているといっていい。本作にはほかの兵士達と行動を共にするシーンが多く(タクティカルな要素はほとんどないが),周囲にいるキャラクターが自然と視界に入ってくる。彼らが走ったり,銃を撃ったり,物陰に隠れたりする動きが生き生きと表現されているのだ。

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 CoD4 DSでは,当連載の第6回で紹介した「Brothers in Arms DS」と同じく,上画面にゲーム画面が表示され,下画面(タッチスクリーン)で視点の移動や武器の切り替えを行う。
 両者が異なる点は,CoD4 DSの下画面にはマップが表示されるということ。マップ上には敵の位置や目的地の方向が示される仕組みで,向きを変えると,それに合わせてマップも回転するので,自分の居場所をしっかり把握できる。FPSを遊んでいるとどうも迷子になりやすいという人にとって,嬉しいポイントだろう。

 またCoD4 DSには,爆弾を解体したり,パズルを解くことで暗証番号を入手したりするミニゲームが用意されている。とくに爆弾を解体するゲームには制限時間があり,ミスすると一巻の終わりとなるので,なかなかスリリングである。
 PC版には,対地攻撃機や爆撃機での攻撃シーン,マシンガンを備えたトラックや戦車での戦闘シーン,そして友軍機に空爆を要請するといった要素が盛り込まれており,それらはCoD4 DSにしっかり受け継がれている。

 FPSというと,まあシューティングなので当然だが,敵を倒していくことがメインとなる。CoD4 DSも同様だが,ミニゲームや対地攻撃などの要素が盛り込まれているおかげで,気持ちを切り替えながら進めていけるはずだ。

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 CoD4 DSには,NDSのワイヤレス通信機能を用いたマルチプレイモードが用意されている。プレイできるゲームモードは,「デスマッチ」「チームデスマッチ」「キャプチャー・ザ・フラッグ」の3種類で,最大参加可能人数は4人。どのモードもシンプルなルールなので,FPSでの対戦に馴染みのない人もすぐに慣れるだろう。
 本作は「DSダウンロードプレイ」に対応しているので,ソフトが1本しかなくても最大4人で対戦できる。CoD4 DSを購入したら,ぜひほかのNDSユーザーとマルチプレイの面白さを味わってほしい。

CoD4 DSの見どころはココ!


画像集#008のサムネイル/連載「PCゲームを持ち出そう!」。第39回はミリタリーFPS「コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア」のNDS版を紹介
 PC版CoD4について,シングルプレイキャンペーンが短いという声をしばしば耳にする。CoD4 DSも同様で,ミッション数は全部で12とPC版よりも少ない。
 とはいえ,世界的なヒットを飛ばしたPC版CoD4の“おいしい部分”をまとめあげてあり,ストーリー展開もなかなか起伏に富んだものとなっている。

 また,ようやく「日本語アップグレード版」が発売されたPC版に対して,CoD4 DSは,字幕はもちろんのこと,会話の音声までもが日本語化されているので,海外タイトルに抵抗を感じる人も気軽に遊べるはずだ。

 いつでもどこでもFPSをプレイしたいというゲーマーだけでなく,FPSに興味はあるが,あまりプレイしたことがないという人にもぜひ遊んでほしい作品だ。
 最後に,CoD4 DSのテレビCMを紹介しよう。特徴的なプレイシーンがテンポよくまとめられており,この記事と併せて確認すると,ゲームの雰囲気がよりしっかりとつかめるだろう。


コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア


対応機種:ニンテンドーDS
メーカー:アクティビジョン
発売日:2008年3月13日
価格:5040円(税込)
公式サイト:http://www.activision.co.jp/cod4/index.html

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  • 関連タイトル:

    Call of Duty 4: Modern Warfare(Macintosh)

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