ムービー
粉っぽいエイリアンを次々に粉砕する,「Dark Void」のPhysX効果がよく分かるムービーを掲載
三人称視点のアクションゲーム,「Dark Void」PC版のムービーをNVIDIAが公開したので,4Gamerに掲載した。NVIDIAというところからも分かるように,これはゲームの紹介というより,Dark Voidでフィーチャされている物理エンジン「NVIDIA PhysX」を使えばゲームがこんなに! というプロモーションムービーだ。
Dark Voidは,北米のデベロッパであるAirtight Gamesが開発したタイトルで,あちらではCapcomの北米法人がパブリッシングを担当している。日本でのリリースについては,現在のところ公式な発表はないが,英語版については「Steam」などのデジタル配信システムからの購入も可能になっているので,入手性は良好だ。
ちなみに,Airtight Gamesは,解散したMicrosoft Game Studiosのファーストパーティ,FASA Studiosのメンバーが2004年に設立したスタジオ。巨大ロボが戦うMechCommander/Mechwarriorシリーズが代表作だが,Xbox向けのフライトアクション「Crimson Skies: High Road to Revenge」も制作しており,“飛びもの”にも強い印象がある。
さて,掲載したムービーは二本あり,一つはプロモーションムービー,もう一つはPhysXを効かせた場合と,そうでない場合の比較映像が見られるものだ。百聞は一見になんとやらだが,軽く説明すると,まずは敵を撃ったときのパーティクル効果。オフでは何も起きないが,PhysXの設定を“ON”にすることで,敵エイリアンであるWatchersがキラキラ光る,なんだかよく分からないものをまき散らしつつやられていくのが確認できる。
パーティクルの数は,NVIDIAのレビューガイドによれば常時3万程度とのことだが,ずいぶん粉っぽいエイリアンだと思う。
ジェットパックの噴煙もPhysXの効果によって,より本物っぽくなる。もっとも,本物のジェットパックの噴煙というのは見たことがないので,あくまで“っぽく”なのだが,煙を演出するパーティクルは約10万で,主人公のWillが前進すれば後方へ流れ,ホバリングしているときは,ジェットの熱によってゆらゆらと立ち上っていくという,芸の細かいところも表現されているのだ。見てみよう。
Dark Voidは欧米ですでに発売済み。ジェットパックによる高低差をものともしないスピーディなアクションが注目されるタイトルでもあり,近々紹介記事なども掲載する予定なので,ムービーを見て「やっぱり時代はPhysXだよなあ」と思った人は,お楽しみに。
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