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AMD,「ATI Mobility Radeon HD 4000」シリーズを正式発表
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印刷2009/01/09 20:54

リリース

AMD,「ATI Mobility Radeon HD 4000」シリーズを正式発表

ATI Mobility Radeon HD 4000
配信元 日本AMD 配信日 2009/01/09

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

AMD、ノートPC向けの
「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4000シリーズ」グラフィックスを発表
従来世代製品の2倍のゲーム性能を発揮(※1)

−製品の品質、安定性、および長寿命性におけるリーダーである
AMDにふさわしい次世代ノート PC向けグラフィックス・プロセッサ−


日本AMD株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長: 吉沢 俊介、米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、会長兼CEO:ダーク・マイヤー、以下AMD)は本日、ノートPC向け次世代グラフィックス・プロセッサである「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4000シリーズ」グラフィックスを発表し、ゲームやマルチメディアの分野をリードするテクノロジーの利用対象をデスクトップPCからノートPCの世界に拡大しました。この充実した機能を備えるグラフィックス・プロセッサはモバイルゲームの分野に革命を引き起こし、また最新のMicrosoft DirectX(R) 10.1対応ゲームの対応、ホームシアター水準に達するHDマルチメディア・エクスペリエンス、および各種省電力機能によるバッテリー駆動時間の長寿命化をはじめとする最先端技術により、ユーザーが職場、家庭、また遊びの場においてノートPCを最大限有効活用できるよう、支援します。

「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4800シリーズ」グラフィックスは、最大1テラフロップの処理能力を達成する「ATI CrossFireX(TM)テクノロジー」によってHDゲームの性能に関する根本的な変革をもたらしました。(※2)「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4600シリーズ」では性能とエネルギー効率との間で優れたバランスを実現しています。薄型軽量ノートPCに最適化された「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4300シリーズ」と「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4500シリーズ」では、外出しがちなユーザーのために極めて長いバッテリー駆動時間を達成しています。

ASUS社のAlvin Chou氏(Notebook Business Unit、Senior Product Manager)は、次のように述べています。「ASUSは、卓越したマルチメディア・エクスペリエンスをお客様に提供することのできる、最高のモバイル・コンピューティング・ソリューションを提供するために努力を続けています。『ATI Mobility Radeon(TM) HD 4650グラフィックス』を搭載したASUS N51TpとN81Vp、および『ATI Mobility Radeon(TM) HD 4570グラフィックス』を搭載したF81SeのノートPCを世界で最初に提供できることを喜ばしく思っています」

MSI社のEric Kuo氏(Sales Director)は、次のように述べています。「『ATI Mobility Radeon HD 4600シリーズ』グラフィックスを搭載したMSI EX625ノートPC、および『ATI Mobility Radeon HD 4800シリーズ』グラフィックスを搭載したGT725ノートPCは、モバイル・プラットフォームによるゲームとマルチメディア・グラフィックスの頂点を極めました。AMDは、グラフィックスの分野においても、モバイル・プラットフォームとして前例のない処理能力と性能を実現する卓越した成功を収めました」

■HDゲームの革命
すべての「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」グラフィックスは、人気の高い「ATI Radeon(TM) HD 4800シリーズ」のアーキテクチャに基づく強力な3Dエンジンを備え、従来の「ATI Mobility Radeon(TM) HD 3000シリーズ」と比較してそれぞれの同等レベルの消費電力において最大で2倍のゲーム性能を達成しています。(※1)「ATI Mobility Radeon HD 4800シリーズ」グラフィックスはGDDR3やGDDR4メモリー・テクノロジーの2倍のメモリー帯域幅を持つGDDR5を業界で初めてサポートし、ゲームの操作感や性能を驚くほど向上させています。また全ての「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」製品でMicrosoft DirectX 10.1をサポートし、比類ない水準の現実感を実現する、明確かつ精描性の高い画像と極めて優れた視覚効果を提供する次世代ゲームにも対応しています。熱狂的なゲームユーザーはAMDの従来のディスクリート・モバイル・グラフィックス・プロセッサの最大1.8倍の性能を発揮する「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4870グラフィックス・プロセッサ」を使ってゲーム性能の限界をさらに押し広げ(※3)、また「ATI CrossFireXテクノロジー」によって、2台の「ATI Mobility Radeon(TM) グラフィックス・プロセッサ」の性能を組み合わせ、要求水準の高い今日の3Dゲームのいずれにおいても妥協のない画像品質を実現することができます。

AMDのRick Bergman(リック・バーグマン、グラフィックス製品グループ担当上級副社長兼ゼネラル・マネジャー)は、次のように述べています。「通常はハイエンドのデスクトップ型ゲームPCに限られていた本格的なゲーム・エクスペリエンスの枠をとりはらうため、特別設計された超広帯域GDDR5グラフィックス・メモリーをサポートする初めてのノートPC向けGPUとして『ATI Mobility Radeon(TM) HD 4870』を発表できることを喜ばしく思っています。この高速グラフィックス・プロセッサを1台または2台搭載したノートPCはほとんど全てのPCゲームに対応し、最大限の設定においてもスムーズに処理が実行でき楽しめるようになりました。またゲームに適したマルチメディア・ノートPCのための『ATI Mobility Radeon HD 4600』はAMDが生み出した最も強力な省電力ノートPC向けGPUであり、軽量でスマートなノートPCでの高性能ゲームが従来では見られなかった水準で実現しました」

■息を呑むHDマルチメディア・エクスペリエンス
熱心なホームシアター・ユーザーは、HD対応のパネル、ディスプレイ、あるいはテレビがあればどこでも1080p HDをフル解像度で楽しめるようになりました。AMDの第二世代UVD(動画再生支援機能:Unified Video Decoder)によってCPUは他の作業負荷から解放され、Blu-rayムービーなどCPUに大きな負荷がかかるコンテンツを再生処理している場合であってもバックグラウンドでインスタントメッセージ送信やウィルススキャンなどを中断することなく実行できます。またこれによって消費電力とそれに伴うファンの使用も軽減でき、より静かな視聴が可能になりました。また、DVDアップスケール機能によって、標準品位(SD)のコンテンツを1080p HDTV上で視聴する際の画像品質を高め、またダイナミック・コントラスト機能でシーンのコントラストと輝度を調整することにより、より鮮やかで生き生きとした画像を視聴者に提供することができます。(※4)HDビデオのヘビーユーザーのために特別設計された先進的な画像と映像の処理ディスプレイ・テクノロジーである「ATI Avivo(TM) HD」は「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」のすべてに搭載され、鮮やかな色、鮮明な画像、およびHD対応パネル、ディスプレイ、およびテレビでのBlu-rayやHDビデオ・コンテンツのスムーズな再生を実現します。(※5)また、一部の「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」グラフィックスには、モバイル・グラフィックス・プロセッサとして初めて7.1デジタル・サラウンドサウンドを持つHDMIとDisplayPort Audioを使った先進的なHDオーディオ機能が搭載され、惹き込まれるようなホームシアター並みのエクスペリエンスを生み出し
ています。(※6)

■業界をリードするエネルギー効率
AMDは最高の性能を発揮しつつエネルギー効率に優れたテクノロジーの開発に
取り組み続けており、「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」もその例外
ではありません。この新しいモバイル・グラフィックス・ラインアップはエネルギー効率に優れた第2世代の55nmプロセス技術を採用し、「ATI Mobility Radeon 4870グラフィックス」では従来世代と比較して60%以上のワット性能向上を実現しています。(※7)さらにATI PowerPlay(TM)、ATI PowerXpress(TM)、およびATI(TM) Switchable Graphics テクノロジーなどの省電力機能も搭載されています。

アクティビティ・ベースの電力管理テクノロジーであるATI PowerPlayは、アイドル時や、わずかな処理しか要求されない場合に自動的に電力を節電し、高い処理性能が必要とされる場合と、バッテリー駆動時間延長のため電力を節約しなければならない場合に合わせて電力供給状況を切り替えます。「ATI PowerXpressテクノロジー」と「ATI Switchable Graphicsテクノロジー」は「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」のディスクリート・グラフィックス・プロセッサとノートPC内蔵のグラフィックス・プロセッサをリアルタイムに、かつ再起動を必要とすることなく動的に切り替え、処理性能が必要な場合には極めて優れた性能を発揮すると共に外出時にはバッテリー駆動時間を延長することが可能となっています。

バーグマンは次のように述べています。「『ATI Mobility Radeon HD 4600シリーズ』と『ATI Mobility HD 4500シリーズ』は、優れたワット性能を誇り、これによりノートPCメーカーは薄型ノートPC設計の際に、従来製品同性能モデルと比較してはるかに充実した機能を搭載できるようになりました。またバリュー指向と超薄型ノートPC向けには、省電力性と共に、優れたモバイルHDエンターテインメントを提供します。AMDはモバイル分野のすべてのクラスにおいて、当社最大の強みとなっている業界をリードする性能とエネルギー効率を備えたディスクリート・グラフィックス・プロセッサを提供します」

「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」では、ウルトラモバイル・サブノートPCからハイエンドのゲーム専用ポータブル機器、小型デスクトップPC、またその間にあるすべての機種によるディスクリート・グラフィックスに対する要求を満たすため、電力効率と性能が最適化された、さまざまなサイズ、動作速度、性能にわたるコンフィグレーションが用意されています。

■前例のない性能
「ATI Mobility Radeon HD 4000シリーズ」グラフィックスの性能は防衛分野のアプリケーションでも役立っています。

Mercury Computer Systems社のScott Thieret氏(GPU Computing、Technology Director)は、次のように述べています。「当社のConverged Sensor Network Architectureにおける最重要なコンポーネントのひとつとして、エンベデッドシステム環境としてセンサーのより近くに大きなコンピューティング能力を持つことが必要とされています。この目的にはGPUテクノロジーを利用することが最適であることが立証されています。AMDとの関係を通じ、当社は最先端のGPUテクノロジーをエンベデッドシステム環境において活用しました。当社のSensor Stream Computing Platformに搭載されている2台の『ATI Mobility Radeon HD 4870』は、1枚の6U VXSカードにおいて1テラフロップの浮動小数点性能を達成しています。このエンベデッドシステムでの前例のないコンピューティング密度により、サイズ、消費電力、および重量に関する厳しい制約を克服しなければならない軍事および民間のお客様において、ストリーム・コンピューティングに関する困難な課題を解決することができました」

「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4000シリーズ」グラフィックス搭載のノートPCは、ASUSやMSIなどその他の主要PCメーカーから2009年第1四半期中に出荷が予定されています。

※1 「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4870 グラフィックス」および「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4850 グラフィックス」は800ストリーム処理単位を達成しています。これに対し「ATI Mobility Radeon(TM) HD 3800シリーズ」では320ストリーム処理単位です。

「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4670 グラフィックス」(680e/800m,GDDR3, 512MB) 対「ATI Mobility Radeon(TM) HD 3670 グラフィックス」(680e/800m, DDR3, 256MB):「Pumaプラットフォーム」、「Turion(TM) Ultra」 2.4 GHz、2GBのDDR2-800、Vista SP1 32-ビットにおいて3DMark Vantage (P)スコアを測定しています。

「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4750 グラフィックス」(680e/800m, GDDR3, 256MB)は「ATI Mobility Radeon(TM) HD 3470 グラフィックス」(680e/800m, DDR3, 256MB)と比較して3倍のワット性能を持ちます。「Pumaプラットフォーム」、「Turion(TM) Ultra」 2.4 GHz、2GBのDDR2-800、Vista SP1 32-ビットにおいて3DMark Vantage (P)スコアを測定しています。

「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4330 グラフィックス」はワットあたり100.132*。これに対し、「ATI Mobility Radeon HD 3410 グラフィックス」はワットあたり26.7*です。*3dMark Vantage(P)スコアを使用。

※2 単精度性能において1テラフロップを超えるには2台の「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4870 グラフィックス」または「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4850グラフィックス」がATI CrossFireX(TM)と共に必要です。メモリの設計企画に基づく理論的帯域幅によればGDDR5はGDDR4の3倍となっています。

※3 「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4870 グラフィックス」(680e/700m GDDR5, 1GB)は「ATI Mobility Radeon(TM) HD 3870 グラフィックス」(660e/850m GDDR3, 512MB)よりも最大1.8倍高速です。性能測定は「Pumaリファレンス・プラットフォーム」(780 mobile)、2.4GHz 「Turion(TM) Ultra CPU」, 2GB DDR-2 RAM、Windows Vista Ultimate 32-ビットSP1、ATI Driver: 8.53 RC3にて行われました。

※4 「ATI Mobility Radeon(TM)HD 4800シリーズ」は、デュアルリンクのモニター上においてACモードのみの1080pディスプレイの2倍近い解像度に相当する2560x1600にまでアップスケールが可能です。

※5 ATI Avivo(TM) HDは特定の「ATI Mobility Radeon(TM) HD グラフィックス」が提供する幅広い機能を含むテクノロジー・プラットフォームです。製品によってはすべての機能を備えていない場合があり、またATI Avivo(TM) HD機能の一部については他の対応製品が必要とされることがあります。

※6 DisplayPort Audio機能は現在「ATI Mobility Radeon HD 4300 グラフィックス」、「ATI Mobility Radeon HD 4500 グラフィックス」 および「ATI Mobility Radeon HD 4600シリーズ」に搭載されています。

※7 「ATI Mobility Radeon(TM) HD 4870 グラフィックス」(550e/700m, GDDR3, 1GB)のワット性能は「ATI Mobility Radeon(TM) HD 3870 グラフィックス」と比較して60%以上改善されています。「Pumaプラットフォーム」、「Turion(TM) Ultra」 2.4 GHz、2GBのDDR2-800、Windows Vista SP1 32-ビットにおいて3DMark Vantage (P)スコアを測定しています。
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