イベント
「鉄道ゼミナール −大手私鉄編−」,音楽CD「鉄道ゼミナール 音楽編」と同時に本日発売
本作は,2008年3月27日に発売された「鉄道ゼミナール −JR編−」の続編にあたるクイズゲーム&データベース集で,ゲームソフトとしては初となる,全国の大手私鉄全16社(東武鉄道/西武鉄道/京成電鉄/京王電鉄/小田急電鉄/東京急行電鉄/京浜急行電鉄/東京地下鉄/相模鉄道/名古屋鉄道/近畿日本鉄道/南海電気鉄道/京阪電気鉄道/阪急電鉄/阪神電気鉄道/西日本鉄道)許諾のタイトルだ。本作の発売記念イベントが,東京は秋葉原,アソビットゲームシティのイベントホールで行われたので,その模様をお届けしよう。
イベントでは,本作の監修と音楽制作を担当した音楽館 代表取締役の向谷実氏,同じく音楽制作を担当したSUPER BELL”Z,そして元鉄道アイドルの豊岡真澄さんがゲストとして登場,本作の見どころを約1時間に渡ってたっぷりと紹介した。なお,「こちら」の記事でお伝えしたように,本作および同日発売の音楽CD「鉄道ゼミナール 音楽編」を購入した人向けのイベントも開催された。
ちなみに本作における全国の大手私鉄が“16社”という点にはきちんと根拠があり,日本民営鉄道協会の公式サイトで「大手16社紹介」として挙げられている会社が対象となっている。また,ゲーム内での並びも,日本民営鉄道協会での並び順に準じているそうだ。
本作には,全国の大手私鉄車両に関するデータを収めた“車両ガイド”や,自身の鉄道知識を診断できる“鉄道検定”,そして,各社を代表する車両の3Dモデルをコレクションできる“ミニトレ”などといったモードが収録されている。また,各私鉄の現役車両すべてが収録されている「車両図鑑」,車両の形式/色/車両タイプから希望の車両を探せる「車両検索」,「鉄道用語辞典」などのデータベースが収録されている。
向谷氏は“車両ガイド”を例に挙げ,鉄道会社にも写真がないような車両バリエーションまで網羅した充実度をアピール。たとえば,近畿日本鉄道の6400系の6422系や6432系といった派生系列,京王電鉄の1000系のカラーバリエーションなどが別車両として登録されている。向谷氏は,スタッフが写真を撮りに行って丸一日帰ってこないこともあり,開発の日数とコストが見合っていないんじゃないかと思ったと語っていたほどだ。
鉄道検定では,最大3000問の鉄道問題が出題される「サバイバル検定」が特徴。向谷氏は,ニンテンドーDSのバッテリーが切れるまでに3000問解けるかどうか,任天堂さんも注目しているのではとコメントし,会場の笑いを誘っていた。
ちなみに,3000問のサバイバル検定では,本作に収録されている問題の約8割が出題される計算となり,(途中でライフが回復することもあるが)5回間違うと途中で検定終了となってしまう。かなりの鉄道知識と根気がないと,クリアするのは至難の業といえるだろう。
そして新要素として,「鉄道ゼミナール」モードを進めていくことでコレクションできる,全国私鉄各社を代表する3Dモデル“ミニトレ”が紹介された。
ミニトレは自分で作成したゲーム内のジオラマ上を走らせることも可能で,車両やジオラマの建物といったパーツは,鉄道ゼミナールをプレイしたり,データベースを閲覧することで追加されていく。
そのほか,本作についての詳細は,「こちら」の記事で紹介しているので,詳しく知りたい人は併せてチェックしてほしい。
本作は,向谷氏をして「まだ自分はアマチュアだと思った」と言わしめるほどの内容の濃さになっている。鉄道ファンなら,一度は手に取る価値のあるソフトといえそうだ。また,本作と同時発売となった音楽CD「鉄道ゼミナール 音楽編」には,未発表曲2曲が収録されている。「PORT TOWN」「Terminal」の2曲は,カシオペアのメンバーによりPC用ソフト「Train Simulator」向けに制作された楽曲を再アレンジしたものとなっているので,音楽ファンも注目だ。
- 関連タイトル:
鉄道ゼミナール −大手私鉄編−
- この記事のURL:
(C)TAITO CORP.2008 東武鉄道株式会社・西武鉄道株式会社・小田急電鉄株式会社・東京急行電鉄株式会社・東京地下鉄株式会社・名古屋鉄道株式会社・南海電気鉄道株式会社・阪急電鉄株式会社・西日本鉄道株式会社 商品化許諾済京成電鉄株式会社・京王電鉄株式会社・京浜急行電鉄株式会社・相模鉄道株式会社・近畿日本鉄道株式会社・京阪電気鉄道株式会社・阪神電気鉄道株式会社 許諾済 (c)中部国際空港株式会社