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「AM3時代」開幕。AMD,AM3パッケージのPhenom II X4/X3を発表
- Phenom II X4 910/2.6GHz
- Phenom II X4 810/2.6GHz
- Phenom II X4 805/2.5GHz
- Phenom II X3 720 Black Edition/2.8GHz
- Phenom II X3 710/2.6GHz
計5製品を追加した。
いずれも45nm SOIプロセスで製造されるのは既存のAM2+版Phenom II X4と同じ。ただし,動作クロックが低かったり,CPUコア数が少なかったりすることもあり,TDPは95Wとなった。AMDによる公称動作電圧(※Nominal Voltage,直訳すると「名目上の電圧」)は最大1.425Vで,こちらも引き下げられている。
なお,Phenom II X4 910とPhenom II X4 805については,AMDの日本法人である日本AMDいわく,「国内で店頭販売する予定はない」。メーカー製PCに組み込まれた状態でしか入手できないモデルということになる。
AM3(左)とAM2+(右)。ピン配列は微妙に異なる |
Socket AM3。AM2+(やAM2)パッケージのCPUは物理的に差せない |
その点,当時より技術の進歩があったのか,AMDの方針が互換性重視にシフトしたのかは分からないものの,新プラットフォームでDDR2&DDR3両対応を果たし,従来製品との互換性が確保されたのは大いに歓迎できるだろう。なぜピン数が減っているのかだが,これはマザーボードベンダー筋の情報によると,Socket AM3搭載マザーボードにAM2+パッケージのCPUを誤って装着できないようにするためだそうだ。
では,下位モデルから登場したAM3プラットフォームは,果たしてどれだけのポテンシャルを持っているのか。今回4Gamerでは,Phenom X4 810とPhenom X3 720 Black Editionを入手し,レビューを行っているので,コストパフォーマンスを重視する諸兄諸姉は,ぜひ併せてチェックしてほしい。
→Phenom X4 810&Phenom X3 720 Black Editionレビュー
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